今こそヒガンバナ「葉見 花見」!! #higanbana
▼台風18号の進路が気になり出した昨日の午後。
いつもヒガンバナ散策コースを歩いてみた。確実に「花の季節」から「葉の季節」へ移行していっていた。
花茎の足元から、新鮮な葉がたくましく伸びてきていた。
これまた見頃である!!
▼私にとっては「テクサレ」のヒガンバナはたくさん里名をもっていた。
昔の人もこのヒガンバナを暮らしのなかで観察していたことの現れでもある。
里名の数では、人里の植物のなかでは断然トップである。
なかでも私 のお気に入りは「ハミズ ハナミズ」(葉見ず 花見ず)である。『日本植物方言集成』によれば、石川県(加賀)、青森(上北)、富山(東砺波)、奈良(磯城)などに残る名らしい。
みごとな観察眼に感服する。
これにならって言うならば、今だけは「ハミ ハナミ」(葉見 花見)なんだ!!
今だけは、葉は自らの花を見ることができ、遅れん坊の花は自らの葉を見ることができるのだ。
期間限定のヒガンバナの観察の時期なんだ。
▼やがて花茎は倒れ、葉ばかりの時期になるだろう。
その頃には、他の草花はすっかり枯れてしまっているだろう。
そしたら、田の畦はヒガンバナの「独り占め」だ。たっぷり光も「独り占め」して…となる。
植物「ヒガンバナ」のすごさはやっぱり一年間通して観察してみて実感できるのだ。
◆<科学読み物>ヒガンバナの一年
▼一年を通しての観察と言えば、昨日は大賀ハス定例観察日であった。
蓮根の植え替えから27週目であった。観察池の半分ぐらいの葉が枯れてしまっていた。
もう蓮根へ栄養をつくって送り込む営みはそれだけ少なくなって来ているということだろう。
ヒガンバナは今からだというのに…。
朝、風が出てきた!!
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