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現代理科教材発展史-「究極のクリップモーター」考(その1)

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▼昨日帰宅してから陽が落ちるまでに急いで、「自然結実」の可能性をもつヒガンバナの現状確認のため歩いてみた。観察の度に、その可能性のあるものの数は増えていた。
必ず「あるもの」だと思ってその気になって探すとけっこうみつかるものだ!!
もうその数は10個を上回るようになった。その場所は川沿いにあった。
倒れた花茎が、川面につきだしているものもある。これではせっかく結実しても、川にはまってしまう。
そんな花茎の一本を切り取ってキツネノカミソリの場合と同様にペットボトルで水栽培することにした。
これで、「自然結実」のようすをより身近にリアルタイムに観察できる!!
▼それにしても長い!!
このヒガンバナの「ふしぎ!?」を意識的に追いはじめてからの年月だ。
よく飽きないものだと自分でも呆れてしまうほどの長さだ。
同じように長く長くこだわっているものがいくつかある。
「究極のクリップモーター」もそのひとつだ。
「究極の」タイプが生まれて今年でちょうど30年になる。それを記念して
◆現代理科教材発展史「究極のクリップモーター」
もまとめだしたが、それも途中で保留状態していた。
 ちょっとした機会があるのでここまでのところをまとめてみようと思う。
▼そもそもなぜ、今や教科書、各種実験書等で定番化したこの実験にこだわるのか。
その話からはじめよう。
・定番化した実験・観察には必ずそれなりの「歴史」がある。
・そのルーツをたどることは、これからの実験開発のヒントになる。
・すぐれた実験は授業のなかで生まれ、授業実践を通して進化していくものである。
・授業の流れの必然性から生まれる。はじめに「授業」ありき!!
・そこにすぐれた教材の法則=3K1Aの法則(感動・簡単・きれい&安全)の典型がある。
▼すでに時系列にもならべていた。
もう一度引っぱり出してきてならべてみよう。

●1972年(昭和47) 『理科ノート3』(編集発行 理科教育研究会 72.7.9発刊)「簡単なモーターの作り方」(P28~29 町田 達朗)

●1975年(昭和50) 『理科教室』(vol.18 1975年4月号p34~38) 楽しい理科工作『クリップモーター』 川勝 博

●1984年(昭和59) 台なしクリップモーター(楠田)(後に『究極クリップモーター』)はじまる。

●1986年(昭和61) 物理教育国際会議(東京)で愛知物理サークルが紹介

●1988年(昭和63) 『いきいき物理わくわく実験』(愛知・岐阜物理サークル編著 新生出版 1988.5.15)「クリップモーター」(林熙・飯田)( P208~209) 

●1988年(昭和63) 科教協全国研究大会大会(北海道・札幌市)「実験・観察物づくり分科会」で「『究極のクリップモーター』づくり」を発表。『究極のクリップモーター』命名!!(1988年11月臨時増刊号『理科教室』)

●1998年(平成10) 『たのしくわかる物理実験事典』(左巻健男/滝川洋二=編著 東京書籍 1998.9.17)「究極のクリップモーター~最もシンプルなクリップモーター~」(楠田 純一 P361~363) 

●2002年(平成14) 『おもしろ実験・ものづくり事典』(左巻健男・内村浩編著 東京書籍 2002.2.28)「究極のクリップモーター~だれにでも簡単に回せるから「科学」だ~」(楠田純一 P217~219)

(つづく)

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