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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(9)

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▼2014/09/02 16:50 私は確かにそれを見た!!
これが「彩雲」だろうか。
 昨日は、帰宅するまでゆっくり「雲見」をする時間はなかった。帰宅するなり新しく設定した「雲見」定点観測地に立った。そして空にカメラを向けようとしたそのときだ。それより少し西側の空に色づいた「虹」のようなものを見た気がした。でも「虹」なら方向がおかしい。やっぱり「彩雲」だろうか。
 そもそもなんでこんなものが見えるんだ?
「ふしぎ!?」がどんどんふくらんで来た。
▼この夏の「自由研究」の最大の成果として確認したことがある。

最大の「ふしぎ!?」は、最も身近にある!!

である。
 私たちは「大気の物理学実験室」のなかで暮らしている。それは知っているつもりでいた。
でもほんとうにそれを理解しているだろうか?
ときどき現れてくる「ふしぎ!?」がそのことを問いかけてくる。
・あの色づく雲の高さは?
・車を走らせたらどのくらいで到着するだろうか?
・バックの青空はどこまでつづくのだろうか?
・白く輝いてみえるのはほんとうに氷の粒!?
・この「物理実験室」はどんなかたちをしているのだろう?
等々と。
 そしてあらためて思うのだ。
「「天気の変化」とはすべてこの「大気の物理学実験室」で行われている実験の結果なのである。」
と。
 まずは日々刻々と繰り返されるこの実験の数々の「観察」からはじめよう。
これはきわめてアタリマエの「科学の方法」だ。
▼Webテキスト『天気の変化』の話をつづける。
「テキストづくり」ということでは、いつも思いだし引用させてもらってきたあの言葉からはじめたい。
「テキスタイル化」だ。

  ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発 問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから 「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。(『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)

40年も、いやもっとそれ以前の言葉である。
 私には、いつでも時空を超えて新鮮に響く言葉である。
この言葉が示唆するところは深くおおきい。
▼では「発問」「資料」「実験」「読み物」…どこまで準備できただろう。
Webテキストでの「テキスタイル化」で必要なスキルとはなんだろう。
どんな手法が可能なんだろう?
Web版であることの意味は?
 道は遠い!!
 しかし、道を歩み続けること自体に意義を見出したい。 
等身大に・・・
リアルタイムに・・・


 

 

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