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2014年全国ヒガンバナの今は!? #higanbana

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▼私のヒガンバナ定点観測地Aはちょうど毎夜ゲホウグモがネットを造る柿の木の真下にあった。
ちょっと言い訳すれば、例年であればこの場所を夏に一度草刈り等をしてヒガンバナ観察の準備をしていた。
今年は少しちがっていた。貴奴がいるあいだはこのあたりをさわりたくなかったのだ。
 それでも花芽が顔を出しているところだけでもと急遽そうじをした。慌ててやったもので花芽をひとつ刈り取ってしまった。せっかくだからとそいつを縦に切断して蕾のなかみを見た。
▼2014年、今年は雨もたっぷりで早めに気温が低下したので「開花期は早めだろう!!」と予想した。
全国各地の開花情報を受けながら、「やっぱり」と思っていた。
でもそのなかには「今年は遅いので…」という声も聞こえてきた。
私の定点観測地Aの株ではどうなんだろうと昨年と見比べてみた。
確かに「早め」ではないと思った。寧ろ「遅れている」のかも知れないとも。
実はこの株を観察しはじめてから少なくとも15~16年は経過していた。まとまった過去の記録が残っていた。

●1999年の観察記録

●2010年の観察記録

1999年にくらべると遅い。2010年に比べると早い。
ということになるだろう。
▼全国的にはどうなんだろう。
ここ数年の記録が残っているだろうあの有名なヒガンバナスポット「巾着田」を見てみた。

◆巾着田

ここには、ここ数年の「開花履歴」のページもあり、開花時期の決定にヒントになりそうな情報もある。
面白いのは同じ巾着田でも「早咲き地点」「中間」「遅咲き地点」とあることだ。
他のスポットではどうなんだろう?
▼いずれにしてもこの秋の彼岸の前後に咲くことはまちがいない。
そこで、今一度ふりだしに戻って、全国のヒガンバナ開花情報と自分の定点観察とで

「ヒガンバナ開花時期を決定しているのは何だろう!?」

を「科学」することを楽しんでみよう!!
と思う。


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