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本日(2014/09/04)、第75回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼「雨が近いのでは」と思った。
新しく設定した定点観測地から「雲見」をしていてそう思った。
今朝起きてみて門先の地面をみるとやはりそうだった。今も小さな雨がパラパラと…
このアタリマエ!!
雲行きがあやしくなってきて、その雲から雨が降る。
なんともアタリマエのこととして見過ごしている。
でもそんなにわかりきったアタリマエのことなんだろうか。
ずいぶん「ふしぎ!?」なことではないんだろうか。
どこかでその原初なる「ふしぎ!?」を置き去りにして来てしまったのではないだろうか。
▼寅彦はそんな「ふしぎ!?」を見逃さなかった。
そしてこう呼びかけてくれた。
『ねぇ君、不思議だと思いませんか?』と。
9月のオンライン「寅の日」では、
最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!
それを証明するような随筆を読んでみようと思う。
その第一弾はもっとも有名で多くの人が一度は読んだ記憶があるような名随筆『茶わんの湯』だ。

◆本日(2014/09/04)、第75回オンライン「寅の日」
●「茶わんの湯」(青空文庫より)

▼この名随筆は、元々は1922年(大正11年)、鈴木三重吉が主幹する童話雑誌「赤い鳥」に発表したものだそうだ。だから元々子どもたちに「科学する」ことの面白さを呼びかけたものなんだ。
 私自身も国語の教科書でこの文に出会った記憶がある。そのときの著者紹介の写真の記憶がある。
オンライン「寅の日」でも何回か読んできたが、あらためて読んでみるとやっぱり面白い!!
そして、話の展開がみごとである!!と感嘆してしまう。
出だしから

ただ一ぱいのこの湯でも、自然の現象を観察し研究することの好きな人には、なかなかおもしろい見物(みもの)です。

とついついその世界に引き込まれ行くのである。
いつしか私たちの原初の「ふしぎ!?」に答える話になっているのである。
▼一杯の「茶わんの湯」のはなしは、いつしか「大気の物理学実験室」のなかでおこなわれている地球規模の実験の数々の話になっていた。
 「観察」の秘訣も示唆してくれていた。

ちょっと見ただけではまるで関係のないような事がらが、原理の上からはお互いによく似たものに見えるという一つの例に、雷をあげてみたのです。

「ふしぎ!?」謎解きのヒントがここにあるように思った。

今朝の雨どのようにして降ってきたのだろう?
今一度考えてみようと思う。

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