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ファラデーラボでファラデー『ロウソクの科学』は最高!!

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▼夏休みが終わる!!
いつものことながら「宿題」がいくつも残っていた。
そのうちのひとつが「キツネノカミソリ」だ。例年の定点観測地までは車で20分とかからぬところだ。
なのに「そのうち」「そのうち」と思っていたらついに昨日になってしまった。
もう花は遅かった!!
かなり入念にあたりを見回すがひとつとして咲いていなかった。
そのかわりに昨年と同じように結実しかけた花茎を何本か採取してきた。
昨年と同じように「発芽」「実生」に挑戦してみたい。
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▼午後は、ファラデーラボにおじゃました。

■ファラデーの講演「ロウソクの科学」を再演する試演
題目 「ロウソクの科学」 (※講演はすべて英語です)
    元講演 ”The Chemical History of a Candle” by Michael Faraday(1860年)
配役 講演者  マイケル・ファラデー Robin Eve*(兵庫県立大学講師)
実験助手 アンダーソン     森本雄一   (かがく教育研究所)

実に面白そうな企画だ。
ラボに着くと二人の外国の方がおられた。英語で声をかけられた。
英語はチンプンカンプンな私は、一瞬とまどってしまった。
でも顔を見るなり、ああこの方が「ファラデー!!だ」とすぐわかった。
▼講演に入るとますますその気になってきた。
衣裳も替えられ、まったくファラデーになりきられたのだ!!
となりに肖像画あった。ほんとうにそっくりそのままだった。
でもそれだけでは、かくも感動はしなかっただろう。

ファラデーがこのクリマスレクチャーをやったのは1860年、彼はもう70歳になっていた。
何度もふり返ってきた1831年から30年近く経っていたのである。

●1831年 ファラデー(英)電磁誘導電流の発見。
●1860年 ”The Chemical History of a Candle” by Michael Faraday

1867年ファラデーは亡くなっている。
 年代を追いかけてみるだけでも、ファラデーのクリマスレクチュアへ思い入れがわかってくるのである。
▼これを再演されたRobin Eveさん、森本さんの思い入れもまた並大抵のものではなかった。
それは講演が進んでくるとすぐわかった。
・Robin Eveさん自作のシナリオ(詳細な板書計画もあとで見せていただいた!!)
・自作実験装置
・やさしく問いかける語り口調
・間合い、タイミング
・キーワードの板書
・臨機応変な対応、アドリブ
等々どれひとつとっても凄い!!
まさに154年の時空超えて1860年のロンドンにタイムスリップしたような気分になった。
ほんとうにうれしい体験ができた。深謝。

さらにうれしい企画がある。
■かがくカフェ 「ロウソクのがかく」-ファラデーの実験をしてみよう-
である。
2014年9月13日(土)が楽しみだ!!。

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