新・「自由研究」のすすめ試論(106)
▼一挙に涼しくなった。
でも貴奴(ゲホウグモ)は、律儀にきまった時間になるとその巧みな技を披露してくれていた。
貴奴こそは、私の「クモ学」開眼の第二の使者だった。
昨年のコガネグモの「狩り」との偶然の出会いからはじまったクモの「ふしぎ!?」物語!!
今年も出会ったコガネグモが第一の使者だとするなら、まぎもなくゲホウグモは第二の使者だった。
もうこんな偶然はどう考えても起こりそうになかった。だから観察できるあいだにとことん見ておきたかった。
ネットをつくりはじめる時間に少し強めのライトをあてて写真を撮っておこうとした。
そしたら、昼間のようなかたちになりかたまってしまった。
一時間ばかり置いて再び見に行った。見に行ったといっても玄関出ただけだ、それがなんともアリガタイ!!
きっちりとあのみごとなネットを張っていた。
▼まだまだ、私の「クモばっかり病」は終わりそうにない。
しかし、今年の試論の方はひと区切りつけようと思う。
自分自身の「自由研究」の取り組みを通して、「これから」の自由研究について提案するつもりがいつしか自分の願望をリストアップするだけになってしまっていた。
そう自覚しながらも続けよう。
(7) 研究をデジタルデータとして整理・保存しておこう!!
▼その保存の場所がいちばんの問題だ。
個人的に保存しておくことも大切だが、よりセミパブリックな場所があるといいなと思う。
そうすれば、「研究」の成果はその場限りのものだけでなく、他の人の「研究」ともツナガリ、新たな展開が期待することができるかも知れない。
(8) 私の「ふしぎ!?」物語を情報発信しよう!!
▼現段階ではここまでとしておこう。
6月に今年のこの試論のめざすこととして、16年前の提案を吟味して再提案するということをあげていた。
そこで、もういちど16年前の提案を見てみた。
(1) 研究の成果をデジタル処理をしていく。
(2) インタラクティブな研究の可能性を追求する。
(3) 遠隔地との共同研究を実現する。
(4) Webページ上に研究発表(情報発信)をしていく。
なんということだ!!
まったく同じところに帰結してしまっているではないか。
もう機は熟している!!
あとははじめるだけだ。いやもうはじまっているのかも知れない。
ゆっくり 急ごう!!
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