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クモの糸は「リサイクル」!?

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▼2014/07/23(水)の朝。
私『おはよう!!』
貴奴『えっ、またおまえか。』
私『あれ!今朝のネットきれいやね。張り替えたんですか?』
貴奴『まあね。』
私『見たかったな。あの技を…!ところでこの糸新しく出したん?』
『前のネットの糸はどうしたん?』
貴奴『またまたアタリマエのこと聞く奴やな。そんなんいっぺんいっぺん使い捨てにしていたらどうするねん!!』
私『はあ、そりそうやね。そしたら…』
「ふしぎ!?」だ!!
▼ものを知らないことは恥ずかしいことでもあるけど、時々うれしいことでもあった。
「ふしぎ!?」をいっぱい発見し、感動できるからだ。
私はまだまだクモの糸のことをよく知らなかった。
知っている人にとってはきわめてアタリマエのようなことも。
いったん出して使ったクモの糸を貴奴等はどのように回収し、再利用しているのだろう?
その「からくり」が「ふしぎ!?」だ!!
▼ここ数日貴奴等のネットに例の「イソロウ」をみかけることが多くなった。
「シロカネイソロウグモ」だ。
節約家ということではこいつ等は究極の選択をしていた。
なにしろ他人のネットに居候をしているのだから…。
こいつの「ふしぎ!?」にもまだ確かな答えをみつけていなかった。

もうひとつこの「ふしぎ!?」に答えてくれているクモがいた。
ケホウグモの子蜘蛛たちである。
7/10に「出のう」して2週間!!まだ偶然が生み出した「観察飼育ケース」のなかにいた。
夜になると天井ちかくに「団居」し、昼間にはケース全体に広がる。
それをくりかえしていた。
 団居の糸も、拡散したときの糸もすべて子蜘蛛たちのものだった。
その量も半端なものではない。
 糸はけっして使い捨てなどしていない。
「リサイクル」だ!?
▼ひとつの「ふしぎ!?」が、次なる「ふしぎ!?」にツナガリ、またまったく別のことと思っていた「ふしぎ!?」がツナガッテイルことを発見する。
それはまるで貴奴等がつくるWebのように…。

今朝も貴奴はまだあそこに居てくれるだろうか。
「引っ越し」はしていないだろうか心配だ。
さあ 今朝もご機嫌をうかがってこよう。

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コメント

楠田先生、こんにちは。

 鈴木勝浩です。

 オニグモは、ほぼ毎日、網を張り替えますが
 夕方(夜)に網を張り、明け方、網をたたむ。

 このクモの場合、たたみながら、糸をまとめ
 食べてしまいます。

 よって、リサイクルですね。

 他のクモの場合は、観察したことはありませんが
 おそらく、頻繁に張り替えるクモの場合
 食べてしまうと思われます。

投稿: 鈴木勝浩 | 2014/07/24 06:15

鈴木 勝浩さん
コメントありがとうございます。
実際の観察に基づくコメントうれしいです。
コガネグモの場合もそうだと思います。
時間帯は少しちがうかも知れませんが、何度か張るところをみました。
いちばんの糸は残しているように思うのですが…。
引っ越すしたときにはあれもなくなっていました。
貴奴が「引っ越す」が近づいているようでちょっと心配しています。

投稿: 楠田 純一 | 2014/07/24 18:45

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