新・「自由研究」のすすめ試論(94)
▼「ふしぎ!?」の連発が止まらなかった。
あのゲホウグモの団居である。昨日の朝方にはより大きなかたまりになった子蜘蛛集団がいた。
集団になって何をしているんだろう?
次はこの子蜘蛛たちの大空に向けた「旅立ち」の瞬間をこの眼で見てみたいと強く思った。
▼知っている人、わかっている人からみるときわめてアタリマエのこと。
そんな小さな私の「ふしぎ!?」!!それにこだわり続けること。それが「研究」のはじまりだ。
「これからの自由研究」をどちらかという「方法論」的に考えてきたが、ここからからは「研究」のなかみ・コンテンツについて考えていきたい。
▼「研究テーマ選び」についてである。
繰り返すが、まずやるべきことは
(1) 私の「ふしぎ!?」にこだわること
他人の「ふしぎ!?」をいくら研究してみても、ほんとうの感動は生まれない。一生ものの「私の科学」も生まれてこない。これは自分以外の人の「研究」に無関心であれということではない。しかし、それはあくまで参考にしかならない。
日頃「ふしぎ!?」だと思っていることリストアップしてみよう。
自分でもびっくりするほど面白いテーマがあがってくるはずだ。
▼昨日帰宅したのは16時40分ごろだっただろうか。
その前に雷も鳴る夕立があった。
貴奴等のことが心配だった。さっそく見に行った。
それは「みごと!!」としか言いようがなかった。雨ひとつかからない南天の葉の軒下に団居は設定されていたのだ。朝方に見たときにはそれに気づかなかった。
降った雨粒が葉からしたたり落ちるのを見て「なるほど やるな!!」感心することしきりだった。
ここまでだとナルホドで終わっていた。しかし、そうはならなかった。
もう一度見ておこうと6時前に見に行った。
驚くべきことにあのみごとな団居は解体されていた!!わずかな子蜘蛛が残っているだけだった。
なんということだ。一時間少しの間に「旅立った」のだ。
残念!!
卵のう→団居→旅立ち この「ふしぎ!?」。卵のうの赤い糸の端がそれが謎解きの鍵のように見えた。
(つづく)
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