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新・「自由研究」のすすめ試論(88)

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▼「足元の宇宙」を撮り続ける埴沙萠さんの植物記「絵日記」のなかに6月の小さな「オオイヌノフグリの夏花」の話が出ていた。
 ヘェー夏にオオイヌフグリとはめずらしいな!と思っていた。
 特に今年は、春先の「ホシノヒトミ」からはじめて実ができての「オオイヌノフグリ」までずっと定点観察つづけてきていただけにその記事が興味深かった。
 ところが、昨日家のまわりの草ひきをやっていたら、簡単にそれをみつけたのだ。
ごく自然にその「オオイヌノフグリの夏花」があったのだ。
私の足元にも「宇宙」が開けていたのだった!!
▼少し昔の話(16年前)になるが、ある雑誌に「これからの「自由研究」」について4つの提案をしていた。
その4つの提案とは次のようなものだ。

(1) 研究の成果をデジタル処理をしていく。

(2) インタラクティブな研究の可能性を追求する

(3) 遠隔地との共同研究を実現する。

(4) Webページ上に研究発表(情報発信)をしていく。

▼16年も前だから、時代認識に少しピンぼけのところがある。16年前に「これから」と言っているから、その「これから」は「今」だったはずだ。
 どこまで現実のものになっただろう。それを少し考えてみたい。
(1)については確かに今さらの話になっただろう。
今年あたりだと、スマホ顕微鏡写真テータなんていうのが多く出てくるかも知れない。
▼(2)~(4)についてはどうだろう。
「学び」の方法ずいぶんと変わってきている。
「自由研究」の方法も変わって行って当然である。
方法はコンテンツを変えてしまうだろう。

科学者たちの「研究」はとっくにこうしているのではないだろうか。
それを真似ることが「自由研究」の本義でないことは百も承知だ。

「自由研究」とは「科学」を他人事(ヒトゴト)から私事(ワタクシゴト)にとりもどす営みである。
私の足元にも「宇宙」がひろがっていることを実感するためのもの!!
そのためにも、今一度4つの提案の可能性を考えてみたい。


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