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サイエンスコミュニケーター宣言(337)

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▼私は、昨日の朝、このきわめてアタリマエ!!にいたく感動していた。
昨日の朝撮った2枚の月の写真がある。一枚はいつものように空にある下弦を少し過ぎた月だ。(20140522-0318)
もう一枚は水のたまった前の田んぼに映った月だ。(20140522-0322)写真はほぼ同時刻に撮った。
水鏡に映った像だから逆さまになっているのはアタリマエ!!感動したのはそこではない。
いつものように300㎜の望遠レンズを使ってピントあせわせをしたのだが、空にある月も田んぼの水面に映る月も「同じピントあわせ」だったというところだ!!
なんというアタリマエ!!
▼このアタリマエの「ふしぎ!?」を教えてくれる人がいた。
これも「富士見」の達人田代博さんだった。田代さんにはいつも「富士見」の「おすそ分け」をいただいている。
あるとき、いつもの自宅からの富士山の写真の「おすそ分け」を見せていただいた。それにプラスして家の中の鏡に映った「逆さ富士」も「おすそ分け」していただいた。そのときのピント合わせのお話も「おすそ分け」していだいた。ナルホド!!と思った。これは使えると思った。
その第一弾が、昨日の朝だったんだ。
▼このアタリマエに感動する「科学」を私は「等身大の科学」と呼びたい。
「等身大」だから、人によってそのサイズは若干ちがうかも知れない。

かつて池内了氏は「等身大の科学」についてこう言った。

 ここに、科学の有りようについてのヒントが隠れているような気がする。日常身辺の現象を新しい眼で捉え直すことである。私はそれを「等身大の科学」と呼んでいる。サイズが等身大で、研究費も等身大で、誰でもが参加できるという意味でも等身大である科学として、気象や気候、生態系、地球環境問題などを対象とするのである。これらはすべて「複雑系」であり、多数のデータを何年にも渡って集積する必要がある。また、これらに共通するのは「循環するシステム」という点であり、循環の意味をじかに経験するには好適である。(『寺田寅彦と現代~等身大の科学をもとめて~』(池内了著 みすず書房) p110より)

▼「等身大の科学」に対峙する科学とはなんだろう?
「巨大科学」(ビッグサイエンス)だろうか。もっと大きい「超巨大科学」だろうか。
「私の科学」は「等身大の科学」に近い。
さらには「高いレベルの科学」も、どちらかと言えば「等身大の科学」に近いと思う。

いや、そもそもこのように対峙的に見るのは正しいだろうか?
「巨大科学」も「等身大の科学」を内包して置かなければとんでもないことになってしまうのでは…。

「等身大の科学」とは?
もう少し考え続けてみようと思う。

今朝の田んぼの月は撮影する前に雲の中に隠れてしまった。

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