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『自然の観察』って!?

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▼先日、小学3年生になった孫(男)の家に遊びに行った。
3年生になってから出会うのははじめてだったので、
『3年生からいよいよ「理科」がはじまるんやな。じいちゃんに理科教科書みせてくれへんか』
と言って見せてもらった。
 見たことがあるはずだったが、あらためて驚いてしまった。
特に写真がきれいでリアルだ。植物も虫たちも種類多くリアルな写真で紹介されていた。
私自身が今まさに夢中になって観察しているもののほとんどが出ていた。
帰るときに孫に声をかけた。
『じいちゃんところへ遊びに来いや!!「理科」の教科書に出ているやつみんなおるで、また一緒に見ようや』と。
▼家に帰ってから私は一冊の本を本棚から取り出してみた。
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◆『復刊 自然の観察~昭和16年 文部省作・発行』(日置光久他編・解説 日本初等理科教育研究会 復刊企画 農山漁村文化協会(農文協) 2009.3.15

である。この本は

●1941年(昭和16) 「国民学校令」「国民学校令施行規則 低学年理科「自然の観察」新設

にともなって出された本の復刊本である。
「教科書」ではなかった。「教師用指導書」である。時代的背景も考えるときこれを手放しで礼賛するつもりなどない。
と言うよりもその時代を生きてこなかった私にはわからない。
 他の事情等もあったのかも知れないが、あえて「教科書」をつくらない。「自然の観察」に「教科書」をつくれば、「教科書」を教えることに収束してしまい、子どもたちを野外に連れ出すことをしなくなる。との趣旨から「指導書」のみの発刊としたと言う。つまり
自然こそ最高の「教科書」!!
の思念である。これには共感する。
この「指導書」のなかみにも共感し、教えられることは多い。
私自身の「自然の観察」をすすめながら読み返してみようと思う。
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▼荒れ放題にしてきた門先(庭)の掃除を少しずつやっている。
春の「自然の観察」を兼ねながら。長年動かすことのなかったプランタンを昨日動かした。
びっくりした!!
動かしたプランタンの下から何匹ものカナヘビが飛びだしてきたのだ。
カナヘビだけではなかった、ダンゴムシも、食事中のカタツムリも、カメムシ等々も。
一瞬身を引いた。そしてゆっくりと近づき観察してみた。
面白い!!
「自然の観察」には、「びっくり!!」「きれい!!」「気持ち悪!!」「こわー!!」はつきものだ。
そしてやがてそれは、「面白い!!」にかわるのだ。
▼孫たちの「自然の観察」は、もっともっと進化していくだろう。
今のリアルできれいな「教科書」を越えて、デジタル「教科書」の時代になっていくだろう。
「教科書」は一人一台のタブレットで見るようになるだろう。
野外の「自然の観察」も、携帯端末を持っていくことになるだろう。
「じいちゃん、そんなの知らんのか?これや!!」とその端末で、植物や虫の名前を教えてくる時代になるかな。
そうなってもじいちゃんは言いたい。

自然こそ最高の「教科書」!!

と。
 これからの時代の「自然の観察」も、やっぱり驚きと感動をともなうものであってほしい。
そして、そこからほんとうの私の「ふしぎ!?」が生まれることだけは知っておいてほしい。


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