サイエンスコミュニケーター宣言(325)
▼離任式を終えて、その足であじさい公園の白木蓮の林に行った。
山の斜面に植林された白木蓮は圧巻である。幻想的な世界ですらある。
しばしそこに立ち過ぎし日々のあれこれを思いだしていた。
▼サイエンスコミュニケーターとしての4年目がはじまっていた。
今年度はこれまでの3年間と少し立場がちがっていた。
しかし、サイエンスコミュニケーターとしての「授業」への思いにかわりはなかった。
サイエンスコミュニケーション最前線に学校現場の理科授業がある!!
これは変わらぬ一貫した認識である。
▼私の中学現場での授業のすべてが
ここにある。
良くも悪くもすべてがここにあるのである。
ここ40年近くなにをしてきたのか、なにができなかったのか。どんな失敗を繰り返してきたのか。
「私の科学観」「私の授業観」「私の教材観」等々それら諸々がここにある。
これ以上でもこれ以下でもない。
「そのまま」がここにある。
これは言わば私の「名刺」がわりだ。
▼私の「ふしぎ!?」からはじめて卒業論文『科学技術とこれからの私』『○○の自然とこれからの私』にいたるまでの全授業の記録がここにある。
これからはこの全授業をちがった立場から再度検討していきたい。
それは、サイエンスコミュニケーターとして、もっとも中心をなす仕事となるだろう。
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