サイエンスコミュニケーター宣言(324)
▼『なんだ、ここにも生えているではないか!!』
昨日、いつもの畦道を歩いてそう思った。この春、家のプランタンのなかでみつけたヒロクチゴケ(おそらく)だ。
朝日のあたったそのコケはまるで「宝石」のように輝いていた。
珍しいものとばかり思っていたら、そんなことは全然なかった。
いつも歩いている畦道のあちらこちらに蒴がのびていた。いつも踏みつけて歩いていたのだ。
少し落胆した。
そして、足元にも私のまだ知らない世界が広がっていると思うとうれしくなった。
▼その足元に広がる世界に魅了されて写真を撮り続けている人がいた。
以前テレビ番組『足元の小宇宙』でみた埴沙萠さんだ。
を見せてもらっていると(特に絵日記はおすすめだ。)、自分の足元にもこんな宇宙が拡がっているかと感動してしまう。
今年はもっともっとこの『足元の小宇宙』を楽しんでいこうと思う。
そう言えばクマムシもしばらく見ていないな。
▼かつて
・自然は最高の教科書!!
・子どもは最高の指導書!!
と言い続けてきた。
自然のことは自然に訊くのが一番だ。そのためにもっともっと自分の目で自然を観ていく必要がありそうだ。
観察したものを、そのままにせずに記録化し、Web発信にも心掛けたい。
少しでも埴沙萠さんを見習って…。
▼「自然は最高の教科書!!」をお題目のように唱えるだけでは、自然は応えてくれない。
問いかけなければ応えてはくれない。
問いかけの方法をいろいろ工夫してみたい。
ひとりで歩いてみて問いかけるのもいい。
問いかけるのを人と一緒にやるのも楽しいかも知れない。
カメラを持って「自然観察」オフなんて面白いかも …
2014年度はこの『足元の小宇宙』でどんなものに出会えるだろう。
楽しみである。
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