サイエンスコミュニケーター宣言(322)
▼大気は不安定であった。春の嵐をもたらしていた。
満開の桜は花吹雪に変わっていた。こんなとき思い出すのはやっぱりこれだ!!
さまざまのこと思い出す桜かな 芭蕉
芭蕉の句であること知らなければそれほど感動することもないのだろうか。
シロウトなんて所詮そんなものかも。
でもやっぱり うまい!! これぞ理想だ!!
▼サイエンスコミュニケーターとしての「展望」をつづける。
継続中の取り組みを更新していくだけでなく、一度は口にしたがまだ最初の一歩も踏み出していないものに挑戦したいな。
そのひとつが、俳句結社「寅の日」である。
別に今さらプロの俳人をめざしたりするつもりはさらさらない。そんなこと不可能であることは百も承知である。
なりたいのはアマチュア俳人だ。
▼かつて、あの梅棹忠夫は言った。
最後にもう一ど、思想はつかうべきものである。思想は論ずるためだけにあるものではない。思想は西洋かぶれのプロの思想家の独占物ではないのであって、アマチュアたる土民のだれかれの自由な使用にゆだねるべきである。プロにはまかせておけない。アマチュア思想道を確立するべきである。(「アマチュア思想家宣言」『思想の科学』1954年より)
梅棹の若き日(32歳)の「宣言」は、今なお心に響く!!
▼この「アマチュア○○○宣言」は汎用性が高い!!
どんどん使わせてもらおう。
まずは「アマチュア俳人宣言」だ。
俳句はプロの俳人だけの楽しみにしておくのはもったいない。
体系的な理論などは、プロにまかせておけばいい。
アマチュアでなければ気づくことない切り口で、自然を詠む!!自然観察を楽しむ!!
俳句結社「寅の日」の立ち上げ!!
吟行という名の「自然観察会」、それを今年度中にぜひ…
その一歩を
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
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