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ファラデーラボ「化石のかがく」放散虫は面白い!!

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▼昨日は、2月に入って最初の大賀ハス定例観察日だった。蓮根の植え替えから44週目であった。
観察池の水面にできる氷は、大気、水温の「指標計」になっていた。大気の温度、風力、水温などによってできる氷の模様、張り具合は微妙に変化しているように見えた。やはりあたたかくなってきているのだろうそんなエッジのきいた氷でなかった。ちょっとした変化をも可視化してくれていた。
「ふしぎ!?」なもんだ。
▼「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」を口癖とした寅彦をオンラインで読むオンライン「寅の日」の翌日は、私が自分で勝手にそうきめてしまっているオフライン「寅の日」だった。
 「ふしぎ!?」を追う人に直接お会いして、その人の「私の科学」を学ぶ日だった。
ファラデーラボの「かがくカフェ」に参加させてもらった。

★かがくカフェ 「化石のかがく」-放散虫から見える世界-
 2014年2月1日(土)14:00~
  講師 竹村厚司教授 (兵庫教育大学大学院)
   放散虫の研究から広がる化石の科学についてお話ししていただきます。
  その後、質疑応答、交流会をします。

 実に面白かった!!
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▼話は、「地層」「化石」の一般的な話からはじまった。
具体的なもの(化石・岩石)を見せてもらったり、触らしてもらったりしながらのお話はとてもわかりやすく、シロウトの私にはとてもありがたかった。
 実際にその「ふしぎ!?」を追う人・研究者の話というのはやっぱり面白い!!
単なる解説ではない。そこに「文脈」があった。
シロウトにはそれがたまらい魅力だ。
 いっぱい見せもらった写真も、聞かせてもらったエピソードも「物語」でツナガル!!

 後半は、放散虫が中心の話になった。
「放散虫の遺骸がたい積してチャートになる」程度の認識しかなかった放散虫!!
その放散虫がかくも「ふしぎ!?」な生きものであると知ったのは昨日最大の収穫だった。
チャートのなかの放散虫の観察からはじめて取り出した放散虫を見せてもらったりしながら貴奴らのことを知っていった。
驚くのはその美しさ!!
その多様さ!!
なんと貴奴等は「単細胞生物」であるという!!知っていたはずだかすっかり抜けていた!!
もっと驚いたのは、そのライフサイクルは今なお不明だという。
「ふしぎ!?」がいっきょに脹らんでいった。
▼生きもの「放散虫」の話から「化石ー放散虫」の話にやがてうつっていった。
これがまた面白い!!面白すぎた!!
この小さな小さな、でも恐ろしく多様で美しい姿をした放散虫が教えてくれた「動く大地の物語」!!
それが、世に言う「放散虫革命」だ。
日本列島・動く大地の物語を放散虫の化石が革命的に書き換えてしまった。
 渦中の人であり、最前線の研究者である竹村先生が語る「放散虫革命」はリアルで説得力があった。 
そしてなりよりもシロウトの私にも面白かった。
 話は当然「プレートテクトニクス」にも及んだ。

 「化石」=「アンモナイト」「恐竜」「…」だった頭は、「化石」=「放散虫」にシフトしそうだ。
頭の中で「放散虫革命」がおこったのかも知れない。 
しばらく反芻作業が必要なようだ。    深謝

 

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