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本日(2014/02/12)、第58回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼久しぶりに青空の「雲見」をした。
なんとも青空がうれしかった。
天気は青空の占める割合でなく、雲の占める割合できまっている。
・雲量 1以下 快晴
・雲量 2~8  晴れ
・雲量 9以上 くもり
はじめてこれを知ったときふたつの違和感があった。ひとつはなんで「青空」の占める割合ではないんだろう。
雲量でも同じことなんだがなんとなく気分がちがう。
もうひとつは雲量が「8」まで「晴れ」とはという驚きである。「6」「7」まで雲量があれば雲いっぱいという気分になるのだが…
 さしずめ昨日は「晴れ」だろうか。
▼今日(2014/02/12)は、第58回オンライン「寅の日」だ。
寅彦は「雲見」が好きだっただろうか。好きなものに「宇宙見物」はあげているが「雲見」はどうだったんだろう。
たった一杯の「茶わんの湯」から大気の物理学のすべてを語ってしまうぐらいだから好きを通り越した領域にいたものと想像できる。
 今日はそんな寅彦の「感性」について読んでみる。

■第58回オンライン「寅の日」
●「詩と官能」(青空文庫より)

▼話は「不思議な幻覚」の話からはじまっていた。
自分にもそんな体験はないものかと考えてみる。たしか似たようなことはないことはない。
 しかし、寅彦のように「それはちょっと言葉で表わすことのむつかしい夢のようなものであるが、たとえば、…」と語れることはできない。寅彦はそれを語れる詩人でもあった。

 今の脳科学などではアタリマエのようなことも、寅彦にかかると新鮮なテーマの発見であった。
胃の腑(ふ)の適当な充血と消化液の分泌、それから眼底網膜に映ずる適当な光像の刺激の系列、そんなものの複合作用から生じた一種特別な刺激が大脳に伝わって、そこでこうした特殊の幻覚を起こすのではないかと想像される。「胃の腑」と「詩」との間にはまだだれも知らないような複雑微妙の多様な関係がかくされているのではないかと思われる。

▼またしても「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」と問いかけられた気分になる。
そしていつものように最後は示唆的である。
 科学的にもやはり抽象型と具象型、解析型と直観型があるが、これがやはり詩人の二つの型に対応されるべき各自に共通な因子をもっているように見える。
 詩人にも科学者にもそれぞれの型について無限に多様な優劣の段階がある。要は型の問題ではなくて、段階の問題だけであるらしい。

えっ、「段階の問題」って「段階」って何なのだろう?

寅彦の大好きな「宇宙見物」!!
今朝の「宇宙見物」、金星がとてもきれいだ!! 

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