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本日(2014/01/31)、第57回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼昨日は一日雨の日の「雲見」だった。
「雲見」をしながらとんでもない馬鹿げたことを考えていた。
大気の物理実験を繰り返す空。もしこの大気に色がついていたらどうだろう。
温かい大気と冷たい大気は色分けして…。そしたら「上がるとザアザア」はもっともっとはっきり見えてくるかな。
いやこの大気の複雑な動きで頭はより混乱してくるかな。
では、一時的に色分けして見える「色メガネ」は発明できないかな。
いや、それはもう発明されていたりして…。
▼寺田寅彦が今、STAP細胞で話題の理化学研究所の所員になったのは1924(大正13)年の5月である。
彼が47歳のときである。1917(大正6)3月27日の理化学研所の設立に深くかかわりながら、設立当初から名を連ねなかったのは健康上の理由もあるようだ。理化学研所は寅彦にとっては水を得た魚のようにぴったりとくるものがあったようだ。寺田研究室に
は開設の翌年あの中谷宇吉郎を迎えている。
 かっぽうぎ着姿の小保方晴子さんの写真を見ていたら、きっと寅彦も大喜びで大きな拍手を送っているだろうと思えてきた。

 そんな寅彦を読むオンライン「寅の日」。本日(2014/01/31)は第57回目になる。

■第57回オンライン「寅の日」(2014/01/31)

●『子規の追憶』(青空文庫より)
▼今、このエッセイを読んでみて、無責任な話だがどうして読む気になったのだろうか?
と不思議に思った。
 計画をたてときのことを少し思いだしてみた。文脈はこうだった。
寅彦の「俳句」について書いたものに興味があった。それをこれまでに読んでいないものから選ぼうとした。
 それに加えて寅彦の俳句の師匠である夏目漱石、そして俳句と言えば正岡子規その人たちのヒューマンネットワークに興味が出てきた。
 それならばズバリのこれを読んでみようと…。

  写生文を鼓吹(こすい)した子規、「草花の一枝を枕元に置いて、それを正直に写生していると造化の秘密がだんだん分って来るような気がする」と云った子規が自然科学に多少興味を有つという事は当然であったかも知れない。 『仰臥漫録(ぎょうがまんろく)』に「顕微鏡にて見たる澱粉(でんぷん)の形状」の図を貼込んであるのもそういう意味から見て面白い。

このように響き合うものがあることを大いに喜んだようだ。
▼それは「科学的な事柄に興味を有ち得る人」にとどまらなかった。

子規は世の中をうまく渡って行く芸術家や学者に対する反感を抱くと同時に、また自分に親しい芸術家や学者が世の中をうまく渡る事が出来なくて不遇に苦しんでいるのを歯痒(はがゆ)く思っていたかのように私には感ぜられる。

さらには

ほとんど腐朽に瀕した肉体を抱えてあれだけの戦闘と事業を遂行した巨人のヴァイタルフォースの竈(かまど)から迸(ほとばし)る火花の一片二片として、こういう些細な事柄もいくらかの意味があるのではないかと思われるのである。

ここまでくると寅彦が子規を人生の師として敬意のまなざしでとらえていたと思われる。

一月が終わる。
今日一日が「寅の日」であること意識して、まわりをながめてみようと思う。

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