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本日(2014/01/19)、第56回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼昨日は大賀ハス蓮根の植え替えから42週目の定例観察日だった。
朝、観察池には久しぶりに氷が張っていなかった。大寒間近であるというのに、これはめずらしいと思った。
私はいつしかこの観察池の氷の張り具合を、大気の「温度計」として使っていたのだ。
しかし、それで大気の動きすべてを把握はできなかった。やがて生野峠の向こう側が白くなり、ついには夕方には白いものが舞いだした。
 「科学的」観察にはほど遠いものがあるのだろうか。
▼そもそも「科学的」とは、いったいどんなことをさすのだろう。
今さら言うことでもないかも知れないが、私たちはこの「科学的」のコトバのトリックに翻弄されているところがあるのではないだろうか。
 今日は、そのあたりを寅彦に学んでみようと思う。
◆第56回オンライン「寅の日」
●「歌の口調」(青空文庫より)
▼「科学的」を云々するとき、私たち暗黙の了解して、対象を物化生地の世界に限ってしまっているのではないだろうか。もちろん「人文科学」「社会科学」のコトバもありその領域があることは承知はしているが、つい「科学的」の「科学」は「自然科学」をアタリマエとしているようなところがある。(少なくとも私には)
 寅彦のあたまはちょっとちがっていたようだ。
 今回の対象は「歌の口調」である。
出だしはこうきた。

 歌の口調がいいとか悪いとかいう事の標準が普遍的に定め得られるものかどうか、これは六かしい問題である。この標準は時により人により随分まちまちであってその中から何等かの方則といったようなものを抽(ぬ)き出すのは容易な事とは思われない。

寅彦にとっての「科学的」とは、対象から「普遍的」な「方則」を抽出する営みをさすのだろうか。
さらに続けて

それでもし各個人の標準を分析的に研究して、何等かの形でその要素といったようなものを抽出する事が出来れば、次には色々の個人の要素を綜合して、帰納的にやや普遍な方則を求める事が出来そうにも思われる。

対象に対してのこの姿勢、スタンスを「科学的」と言っているのだろうか。
▼対象が何であっても、寅彦の要素分析は冴える。
ナルホド!!ナルホド!!
感心としているあいだに面白い!!
と思えるようになる。

 尤もこういう研究が仮に出来上がったとしたところで多くの歌人には何の興味もない事ではあるかも知れないが、しかし歌人にして同時に科学者であるような人にとっては少なくも消閑の仕事としてこんな事をつついてみるのも存外面白いかも知れない。
 口調がよくてもいい歌とは限らず、口調が悪くてもそのために却って妙味のある歌もあるかも知れないが、歌の音楽的要素を無視しない限り口調の研究は一般の歌人にも無駄な事ではないであろうと思う。

「歌人」でもない「科学者」でもない私にも面白い!!と思えてくるのである。
「科学的」とは、誰にもそんな面白さを感じさせるものなのかも知れない。
「科学的」は、けっして専門家だけの専売特許でない!!
「科学的」とは…、もう少し考える一日にしたい。
幸い今日は出かけて行って勝手に「オフライン「寅の日」の日でもある。

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