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本日(2014/01/07)、第55回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼「でも、ちょっと違うな!」と思った。
雲見の定点観測地に立って、生野峠の方を見ていた。雲が生野峠の方から湧き出すように流れてきた。
しかし、その流れは笠形山を白く薄化粧するときの流れとちょっと違っていた。
「生野峠越えるときは弁当忘れても傘忘れるな!!」
の季節に入っていることは確かだ。しかし、雲の流れ方によって生野峠越えたら雪国の場合ばかりではないような気がした。今年の正月は比較的あたたかったような気がする。
 はたしてこの季節、何日ぐらい「生野峠越えたら…」が有効な日があるのだろう。ずっといつかは確かめたいと思いながら今日まできてしまった。寅彦は違っていた。
▼今日(2014/01/07)は、2014年になってはじめての第55回オンライン「寅の日」だ。
大晦日の第85回オンライン「寅の日」までよろしくおつきあい願います。
 さて、新年を迎えて読むのは、少し定番から離れてあまりこれまで読んでこなかったもの読みたいと思う。

第55回オンライン「寅の日」

『伊吹山の句について』(青空文庫より)

▼しばらく俳句関連のものを続けたいと思う。
「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」と寅彦は言った。
寅彦の俳句へのこだわりもかなりのものだったようだ。そんな寅彦が芭蕉の次の句を読み解いたのがこのエッセイである。

おりおりに伊吹(いぶき)を見てや冬ごもり

いかにも科学者・寺田寅彦の読み解きである。

この山の地勢や気象状態などが問題になっていて、それについていろいろ立ち入った研究があったようである。私もこの問題については自分の専門の学問のほうからも特別の興味を感じたので
私がこの句に対して特別な興味を感じたのにはもう一つの理由がある。学生時代の冬休みに、東海道を往復するのに、ほとんどいつでも伊吹山付近で雪を見ない事はなかった。神戸(こうべ)東京間でこのへんに限って雪が深いのが私には不思議であった。現に雪の降っていない時でも伊吹山の上だけには雪雲が低くたれ下がって迷っている場合が多かったように記憶している。

さすが寅彦である。「ふしぎ!?」は逃さず蓄積していっていたのだ。
▼ここからの「ふしぎ!?」の謎解きの展開はみごとであった!!
統計的データを駆使して

冬季日本海沿岸に多量の降雨をもたらす北の季節風が、若狭近江の間の比較的低い山を越えて、そして広い琵琶湖上(びわこじょう)から伊勢湾(いせわん)のほうへ抜けようとする途中で雪を降らせるというのであるらしい。特に美濃近江の国境の連山は、地形の影響で、上昇気流を助長し、雪雲の生成を助長するのであろう。

という説の裏付けをするのである。
ナルホド!!と納得し、寅彦の言うようにこの句の
「おりおりに」

「冬ごもり」
が豊かなふくらみをもった5字に思えてくるから不思議だ!!

最初の「生野峠越えるときは弁当忘れても傘忘れる」で寅彦の真似をしてみたいが、それはいつのことになるやら…。

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