Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(4)
▼そこはかつての「雲見」の定点観測地であった。電柱と白いガードレールの坂道とで区切られた空!!
「雲見」を意識し始めた空でもある。
一昨日からの雨は昨日も続いていた。続けて雲も発生し続けた。かなりのスピードで見えては消えていくそれを繰り返していた。何度も何度も「実験」を繰り返していたのである。
▼その「雲見」、「雲見」うたについて声を聞いてみよう。
【「雲見」「雲見のうた」に関して】
●天気の授業はとてもおもしろくて、楽しみにしていました。雲見をしたら、雲の名前などがうかぶようになったりして、空を見ることが楽しくなりました。
●台風の前とか空みたりしたら、分かると思うので日頃から空を見ようと思います。
●それは天気の変化のしかた、雲の種類などを勉強したからです。本当に雲を見ているのは面白いです。動き方を見ていると本当に西から東へ動いていて、びっくりしました。
●「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」雲の覚え歌などがあったから、覚えやすかったです。
●「ケンケン三兄弟 コウコウ姉妹 ソウセキ はなれていてもりっぱに ソウ!セキ!
雨 雨 ふれふれ ラン!ラン! ♪」雲見のうたを最初聞いたとき面白いと思いました。
●雲見のうたで10種類しっかり覚えることができた。
●1つ目は、天気の前線の変化によって雲の種類が異なることです。
●あのうたで雲の名前を覚えられました。これからも使っていきたいです。
●雲の名前が覚えられなかったときに「雲の歌」を教えてもらってたのしく勉強できたと思います。
●一生使える事を学びました。どうしたら雨が降るのか。「上がるとザアザア」や「下がるとカラカラ」など、雲の名前を覚えられました。これからも使っていきたいです。
●先生の作った雲の歌がとても面白かったです。
●雲の名前もいろいろあって、不思議でした。いつも入道雲とか言っていた雲にも難しい名前がついていたことに驚きました。名前を覚えて、これから雲を見たときは、あれは積乱雲だから雨が降るなとかいう風に分かっていけたらいいなと思います。
●雲がなぜできるのかや、雲によって雨の降る量や雨が降ったあとどうなるのかなどが分かりました。10種の雲もあって1つ1つ違っていてふしぎだと思いました。
●一番印象に残っているのは、先生が作った雲の歌です。この歌のおかげで10種類の雲を10分間だけで覚えることができました。
●私は天気の中で一番好きなところは雲の動きや雲の変化。
●「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」や「ケンケン三兄弟」のうたなど楽しく学ぶことができました。
●この学習を通して自分が覚えられなかった天気の記号や雲の名前をえられるようになってとてもうれかったです。
●雲見の歌は高いところから低いところへ順に名前を覚えていけるので役に立ちました。
ナルホド!!である。
▼最後の方でやった「天気図」への挑戦ついてはどうだろう。
【天気図について】
●天気図を書くプリントは時間かかったけど、やっているとき楽しくなってきて完成したときはすごくうれしかったです。ほんとうの天気図のように見えたので私でもかけるんだと思いました。これからも授業で習ったことを忘れないようにテレビや新聞の天気図を見て言葉や記号を見ても分かるようにしていきたいです。天気のことが少し好きになれたので勉強したかいがありました。
●天気の変化を学習して印象に残ったことは三つあります。一つ目は天気図を書いたことです。まさか自分で作るとは思っていなかったのでとてもびっくりしました。しかし、作るのはけっこうおもしろかったです。…もっと天気図を書きたいです。
●天気図はおもしろかった。風力を書いたのはいいけど棒人間にしか見えなかった。
●天気図なども習って、私はその図が好きです。
●天気図をラジオが言うのが早いですので2回くりかえしてほしいです。
●天気図を覚えたり、記号を覚えるのがややこしいなと思っていたけど、一度覚えると簡単でびっくりしました。
●天気図は書くのがすごく疲れると思いました。ラジオから音声を聞き取るだけで精一杯でした。富士山の気温が低くてびっくりしました。方位を覚えることはけっこうできました。
●天気図を実際に書いてみたけど以外と楽しかったです。
●私が天気の変化で一番心に残った授業は天気図です。最初したときは意味が分からなくて、まだこの時は東西南北もあまり覚えていませんでした。でもこの天気図をして東西南北も分かるようになりました。それから雷や雪の記号なども全部覚えれました。最初に意味分からなくて、全然分からない授業でも分かるようになると、とてもおもしろくなります。だから、私はこの天気図が一番楽しかったから心に残りました。
●面白いことだけはよくわかりました。特に面白いと感じたのは天気図です。難しいと思います。しかし、だからこそ楽しいと感じるのだと思います。
●私は天気の中で一番好きなところは雲の動きや、雲の変化その中でも、もっとも好きなところが天気図を書くことです。…天気図は最初むずかしそうで最初はイヤだったけどだんだん分かってきて、テレビで天気図を書いていたら「あっ天気図!」ってなります。
これもナルホドだ。難しいけど面白い!!
うまく言っているな。ひょっとしたらどんなゲームより面白いかも知れない。
学んだことすべてを駆使してやる「リアル」とツナゲル!!
未来の「リアル」が見えてくる。ほんの少しだけ「ふしぎ!?」が解決するかも知れない。
でも終わりはない。
▼『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版)のエピローグのなかで斎藤直輔氏は
天気の「ふしぎ!?」、面白さについて次のように語った。
低気圧とはなんだろうか、一口でいえば寒暖両気からなるうず巻であろう。 我等の地球大気の中には、こうしたうず巻が存在できることを傾圧不安定理論も、数値シミュレーションもあるいは実験室内の流体を使った模型実験も教えてくれる。しかしやっぱり不思議な感じがする。それは偶然の産物としてはあまりにも美しく組織だっているし、秩序ある概念に統一されている。 このささやかな歴史的回想の中で、私は約1世紀半の間に人々がストームについて、低気圧についてめぐらした考察のあとをたどってみた。そして多くのことを学んだが、雲をつくり雨を降らせ、風を巻いて過ぎ去ってゆく低気圧をやはり不思議に思う。(『天気図の歴史』「エピローグ」より)
なんいうすばらしいエピローグだろう!!
その「天気の変化」の「ふしぎ!?」、面白さをみんなで楽しむためのテキスト
それがWebテキスト『天気の変化』!!
構想を今始めたばかり、道は遠い!!実現可能なのかもわからない!?
しかし
ゆっくり ゆっくり急ごう!!
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