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【授業】「天気の変化」はたった二つのルールで…

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▼「遅れ坊」ヒガンバナの師走の姿は少し憐れでもあった。
 しかし、「するどい」とも思う。この「遅れん坊」は冬の到来をどのようにして知ったのだろう。
どんなレセプターが働いたのだろう。蕾から花開きはじめていたのに冬の到来を感知して断念した。
その対応はみごとなものであるのかも知れない。
では私たちは、冬の到来をどのように感知しているのだろうか。
対応は…?
▼「天気の変化」の学習が大詰めになってきた。
この学習で、生涯にわたって使いモノになる「私の科学」を手に入れることができただろうか。
日々の暮らしのなかで、「自分で天気を予報できる」ようになっただろうか。
▼天気を予想することは、いろんなファクターが複雑に絡まっているからなかなか困難な作業である。
それは事実だろう。一ヶ月先の月の見えるかたちを予想することは意図も簡単にできても明日の天気を正確に予想することは困難である。
これは事実である。しかし、その「ふしぎ!?」を認識すだけでは、学習したことにならない。
これからも、使いモノになるのはなにか。
最後に何度も繰り返そう。 それはたった二つのルールだ。

「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」

「光は東から天気は西から」

だ。
 これなら使える!!
 短いフレーズだから頭にインプットしやすい。咄嗟に引っぱり出してきて使える!!
「上がるとザアザア 」は日本の冬では「上がるとシンシン」になるかも知れない。
変形バージョンも安易だ!!
▼「天気は西から」もグローバルな視点でなるほどと理解しておけばより使いモノになるだろう。
とても気に入っているアーカイブがある。

◆デジタル台風:雲画像動画アーカイブ(全球画像)

すばらしい教材だ!!
1978年12月からのデータがある。
ありがたい限りである。全地球的視野に立って、この「雲見」をやってみればいい!!
「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」
「天気は西から」を頭と口で繰り返しながら 
きっとナルホド!! となるだろう。
そしてわかるだろう。
 これが生涯にわたって使いモノになるルールだということが。


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