« 【授業】天気図に挑戦しよう!!(1) | トップページ | Webテキスト『天気の変化』の可能性!? »

【授業】天気図に挑戦しよう!!(2)

Dscn1180
▼昨日も実験室では、あいかわらず「大気の物理学実験」が続いていた。
実験結果は刻々と変化していた。
その結果の観察こそが「雲見」だった。「雲見」自体もいくらやっても飽きない楽しみであるが、「雲見」をとおして明日の実験結果まで予想できるようになれば、もっと楽しいだろうと思う。
考えてみるとそれは古今東西の人々の試みてきた「科学」にほかならない。
▼200年前のブランデスの夢は飛躍的に進化し、現在では始めから終わりまでコンピュータが意図も簡単にやってのける時代だ。「天気図」も人間を通り越してしまって遠い存在になってしまっているのではと危惧するほどだ。
 しかし、そんな時代にあっても「天気図」はすぐれた教材であることには変わりはない。
手前味噌の「すぐれた教材」の法則にあてはめて考えてみる。
・3K1A(感動・簡単・きれい・安全)の法則
・3H(ホット・本質的・ホンモノ)の法則
どの項目にもあてはまりそうな気がしてくる。
見えないものを「見える化」する科学の醍醐味を味わうのにもっとも適した教材である。
▼昨日ひとりの生徒がたいへん興味深い貴重なもの持ってきて見せてくれた。
それは、その生徒のお父さんの書いた天気図だった。とてもきれいに書かれたうえに一枚二枚ではなかった「天気図用紙」冊子そのものを見せてもらった。昭和56年、昭和58年の日付があった。三〇数年前のものだ。
すばらしい!!
やっぱり「天気図を書く」は時代を超えて人を虜にする魅力的な教材なんだ。
▼今回も昔ながらの方法で教材を準備した。
ラジオ放送をカセットテープで録音しておいて流した。
書き方の説明には、
◆『天気の自由研究』(武田康男著・永岡書店)の「天気図の書き方」(P104~105)
を使わせてもらった。
 また、放送内容のテキストの含め天気図に関しての情報が気象庁のホームページにあるので大いに参考になる。
◆気象庁「天気図について」

 「雲見」をしなから、時間のあるときに家族で「天気図」に挑戦してみるというのもけっこう面白いかも知れない。
どんなゲームにも負けない面白さをもっているかも。
 だってこの方が   リアル !!

|

« 【授業】天気図に挑戦しよう!!(1) | トップページ | Webテキスト『天気の変化』の可能性!? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【授業】天気図に挑戦しよう!!(2):

« 【授業】天気図に挑戦しよう!!(1) | トップページ | Webテキスト『天気の変化』の可能性!? »