2013/12/09、キツネノカミソリを植え替える!! #higanbana
▼「記憶せずに記録する」はあの『知的生産の技術』の梅棹忠夫氏の言葉である。
後になって「記録」のみが有効になってくるのである。
私もこの事実をここに「記録」しておこうと思う。この「記録」こそが有効になってくる日を夢見ながら。
キツネノカミソリの種子が発芽したことはすでに報告していた。
▼そのとき発芽したものを湿らせたティシュペーパーとともにいれて置いたのだ。
それから一ヶ月少し、かなり成長していた。
ひとつをじっくり見てみると、根のようなものがのびていた。
これが、土の中へひっぱり込むんだろう。5つのうち無事成長したのは4つだ。
ひとつはカビのようなものが生えて腐っていた。
▼植え替え先は、シダ植物の前葉体を育てるときに寄木さん教えていただいた「土ポット」だ。
ここで成長するだけ成長させ、プランタンにでも植え替える計画で行くことにする。
なにしろキツネノカミソリの実生を育てるははじめての体験であり、試行錯誤の連続である。
だからこそ、こんな拙い「記録」も必要なのかも知れない。
▼11/04の段階で発芽していなかったもの二粒は再びチャック付きナイロン袋にかえした。
そのうち一粒は発芽していた。一粒はまだ発芽の気配はなかった。
両方とも今回、同じ処理をした。
結局採集した7粒の種子のうち、5粒が成長していっていることになる。
5/7とはたいした確率である。
やっぱりキツネノのカミソリは2倍体だ!!
こうしたキツネノカミソリの発芽は、本命ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うのに大いに刺激を与えてくれていた。
相次ぐ「自然結実」ヒガンバナの発見も、きっとこの刺激があってのことだろう。
本命「自然結実」ヒガンバナの種子は、今キツネノカミソリのときと同じようにチャック付きナイロン袋のなかで湿らせたティシュとともに眠っている。
貴奴等がキツネノカミソリのあとを追うというようなことが起こるだろうか。
楽しみである。
| 固定リンク
コメント