【授業】百万個の雲粒で雨粒ひとつに!!
▼深まる秋をいっきょに冬が追い越していった。
ともかく寒かった!!その気持ちの準備もしていなかったので強烈であった。
時雨はしたものの雪にはいたらなかった。生野峠の向こうでは初雪が降ったようだ。
我らが「大気の物理学実験室」になにがおこったのだろう。
▼ちょうど
「上がると ザアザア」
「下がると カラカラ」
をこれまでの実験結果をもとにまとめているところだった。
それにしてもこの天気の鉄則の汎用性は高かった。
昨日の雪もきっちりと使えた。
そう言えば、こんな【科学読み物】を書いたこともあった。
◆【科学読み物】『天気の大原則 上がるとザアザア 下がるとカラカラ』
これは昨日も使えた!!
▼しかし、これでわかったつもりになっていた。
「雲ができたら 雨が降る」をアタリマエ!!で片付けていたふしがある。
実はここに大きな飛躍があり、小さな私の「ふしぎ!?」があった。
雲ができたからと言ってけっして必ずしも雨・雪になるわけではないのだ。
雲粒がいっぱい集まってこそ雨粒になるのだ!!
ではどのくらいの雲粒があつまる必要があるのだろう。
教科書には、雲粒の直径「約0.02㎜」、雨粒の直径「約2㎜」と書いてある。
なんと100倍だ。しかしこれで驚いてはいけないこれは「長さ」の話だ。
立体では体積が問題だ。体積になると×100×100×100で100万倍だ!!
つまり100万個の雲粒があつまって、やっと一粒の雨粒ができるのだ!!
▼それは驚きの事実である。しかし、その数字だけでは感動にはいたらない。
ナルホド!!にはツナガラナイのだ。
百万倍のイメージを具体化するために、例のジャンボ風船をふくらませてみた。
直径約1㎝のパチンコ玉と直径約100㎝(1m)のジャンボ風船!!
パチンコ玉をセロテープでジャンボ風船にはりつけてみた。
これではじめて 本当に (゚o゚)ゲッ!!(゚o゚)ゲッ!!(゚o゚)ゲッ!!
小さな私の「ふしぎ!?」をアタリマエに片付けないで、私の「科学」に
ツナゲタイ!!
タカメタイ!!
さあ、今日も「雲見」( #kumomiren)だ。
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コメント
楠田先生、こんにちは。
鈴木勝浩です。
このジャンボ風船を使ったモデル
いいですね!
投稿: 鈴木勝浩 | 2013/11/13 19:11
鈴木勝浩さん
コメントありがとうこざいます。
はい。このジャンボ風船なかなか役に立っています!!
数字だけでは実感できないとき これでナルホド!!
となりますので…。
「天気の変化」の最初にも使いました。
これが地球とすると
青空はどこまで?
雲はどこまで?
と。
惑星の大きさやるときにも使いました。
投稿: 楠田 純一 | 2013/11/13 19:40