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サイエンスコミュニケーター宣言(299) #20thrika

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▼2013年11月が終わる。
校庭のケヤキを通しての「雲見」の空は、本格的冬の訪れを教えてくれていた。
ずいぶん以前から頭にあった「2013年11月」だった。
【理科の部屋】20年の歩みの区切りの11月だった。
その11月が「感動」のうちに終わる!!
▼こんな気分の時は、やっぱり真壁仁の峠だ。

風景はそこで綴じあっているが
ひとつをうしなうことなしに
別個の風景にはいってゆけない。
大きな喪失にたえてのみ
あたらしい世界がひらける。
峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい。
みちはこたえない。
みちはかぎりなくさそうばかりだ。

今日一日は「峠」に立って「雲見」をやってみようと思う。
▼あの5つの座標軸をふたたびひっぱり出してきて「今」をプロットしてみる。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

【理科の部屋】20周年記念オフでは、(1)~(5)すべてを楽しむことができた。
これはまさに感動!!であった。
一週間たって、とりわけ(4)(5)あたりの「これから」が気になり出した。
▼21年目の歩みで「やってみたいことリスト」をあげていくことからはじめる。
できるかできないか、そんなことは後回しだ!!
まずは
「やってみたい!!」だ。
オフで「おすそ分け」してもらった元気を糧に
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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サイエンスコミュニケーター宣言(298) #20thrika #higanbana

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▼「自然結実」ヒガンバナがたくさんみられた畦を吹く北風もひときわ冷たかった。
最後までねばっていた種子も畦に落ちていた。
畦はヒガンバナが完全に独り占めだ。
ヒガンバナの冬がはじまっていた。
▼【理科の部屋】20周年記念オフから、一週間が経とうとしている。
あまりに多くのことを学んだので一週間ぐらいの反芻作業では完全に消化吸収はできないが、ひとまずくぎりをつけておこうと思う。
 私の【100人リンク集】の旅で言えば、私の【100人リンク集】私の【100人リンク集】2あわせてあらたに10人もの方といっきょにお会いすることができた。これでトータル28名になった。
ありがたくうれしいかぎりである。
▼思い出話だけに終わられせないのが、いかにも【理科の部屋】らしかった。
・Facebook版【理科の部屋】の可能性!!
・西園寺さん、Ghanaさんなど中心とする「お天気オフ」!!
・あらたなかたちで授業研究会
・次なるオフ企画 全国展開の気配!?
などなど
ワクワクする話が次から次と飛びだしていた!!
30周年記念オフスタッフも決まった!!(参加されもらえるかな(^^ゞポリポリ)
▼確認できたことがある。
・【理科の部屋】的は健在であるし、これからも有効である!!
・【理科の部屋】ヒューマンネットワークは最高の成果であり、最大の財産である!!

残念ながら、都合で参加できなかった方、またたくさんのエールをくださったみなさん!!
またどこかでお会いしましょう!!

情報は交叉するところに生まれる!!

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サイエンスコミュニケーター宣言(297) #20thrika #higanbana

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▼昨日(2013/11/27)、さすがの日本一の「遅れん坊」ヒガンバナも冷たい雨にうたれ、蕾のまま頭をたれていた。
少なくともこれまで私が観察したヒガンバナのなかではこれが最高に「遅れん坊」であった。
これは記録に残しておきたいと思った。
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▼少し残念な気分で家の近くまで帰った。そして、そこで車をとめた。
そことは、いつもの散策コースで子房部の脹らんだ花茎が一本だけ立っているのをみつけていた場所だ。
車をとめてすぐ観察できるので、散策のときだけでなく通勤の帰りにもよく観察していた。
「もうあれも倒れてしまったかな?」とカメラを向けて驚いてしまった。
なんと、自然結実しているではないか!!
家に帰ってから、庭のもう一本も確認してみた。さらに驚くことにこの一本にも黒々とした種子を確認したのだ!!
今年、これで4ヶ所で「自然結実」を見たことになる。
オフに参加して【理科の部屋】とヒガンバナと私を聞いてくれたみなさんに伝えたくなった。

やっぱり「自然結実」はかなりの頻度であるよ!!

と。
▼【理科の部屋】20周年記念オフの反芻作業を執拗に繰り返していた。
オフでは、あらかじめ予定していた3つの報告・提案以外にも続々と実験紹介・実践報告がつづいた。
山下さんの「天動説・地動説自由自在マシン」、ファラデーラボの雄さんの「回路カードシステム」、河野さんの各種観察・実験(もちろんデジカメ観察をふくむ)、藤澤さんの「LEDを使用した簡易光学台」 等々と続くのだった。
自分以外の人の「私の科学」に出会い、学ぶのは最高に楽しいことだった。
面白すぎて、オフがまたまた病みつきになってしまいそうだ。
▼昔からそうであるが【理科の部屋】のすばらしいところは、小中高大の校種のちがう理科教師が一堂に会するところだ。さらにすごいところは理科教師にかぎらないところだ。
今回のオフにもプロの音楽家エバコスさん、気象庁の西園寺さんなども駆けつけてくださった。
西園寺さんの即興「お天気講座」は実にわかりやすく楽しいものだった。
ホンモノは面白い!!
これからの発展が楽しみな話題も次から次と出てきた。

情報は交叉するところに生まれる!!

もやはり言えると思った。


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サイエンスコミュニケーター宣言(296) #20thrika

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▼寒冷前線が通過後のほうとうに冷たくなった風が生野峠の方から吹いていた。
いつものようにいつもの私の定点観測地に立って「雲見」をやっていた。( #kumomiren)
 この空もあの

 ◆teiten2000

の空にツナガッテイルことを意識しながら。
▼まだまだ【理科の部屋】20周年記念オフの反芻作業を続けていた。
私はこのサイエンスコミュニケーター宣言を書き始めて(2011.04.01)から、かつてつくった「私の【100人リンク集】」
でリンクさせていただい人に直接お会いして交流を深めること意識的にやっていた。
 題して「私の【100人リンク集】」の旅である。すでに18人に達していた。
今回のオフでいっきょにその人数がふえた。
▼このリンク集は、98.10.11からはじめている。
つまりは15年前である。リンク集は「リンク切れ」の場合も多々あるがあえてそのまましている。
まずお会いしたのが、YPC別館・天神のページの天神さんだ。
天神さんには10周年記念オフのときにも幹事をしていただいた。そして今回もたいへんお世話になった。
【理科の部屋】の牽引車=天神さんは10年後もかわってはいなかった。
天神さんの名司会で会はすすんだ。とびだす的を射た的確な言葉が心に残った。
渡部義弥さんのあの名言「ネットは交流加速装置!!」が出てきたときは一同納得した。
▼【理科の部屋】20年の歩み、最初の最初からずっと一緒に歩んできた【理科の部屋】スタッフのごろごろぼっちさんにもであった。(【理科の部屋】別館)実に10年ぶりの再会だ。
 このひとこそほんとうの意味で「【理科の部屋】世話係」だった。
 20年の歩みのうちその半分の年数10年もあっていないのに、一瞬にして話は繋がっていく。
これは何なんだ!!不思議だ!!
やっぱり「交流加速装置」は今も変わらずほんとなのだ!!

(つづく) 


 

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サイエンスコミュニケーター宣言(295) #20thrika

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▼これぞ寒冷前線の通過だ!!
そう思いだながら、私はいつもの定点観測地に立って「雲見」をした。
「定点観測」と言えばすぐさまあのGhanaさんの報告にツナガッタ!!
▼あれから3日目だ。
【理科の部屋】20周年記念オフの反芻作業を続けていた。
 「余韻」のなかに居るというにはリアルすぎる。まだ渦中に居るといった方がふさわしいだろう。
私のなかではオフは継続中だった。
 3.11からちょうど三ヶ月経った2011/06/11にもGhanaから福島からの報告を聞いた。
この20周年記念オフでは、それ以後と「これから」を聞いてみたかった。
▼圧倒される思いでGhanaさんの話に聴き入った!!
昔からそうだった。Ghanaさんの話を聞くとなぜか元気が湧いてくるのである。
今回の報告はリクエストに応じるかたちで2つあった。
ひとつは3.11から今までの報告、そしてもうひとつは「これから」を射程に入れた話だ。
前回お話を聞いたときは、まだはっきりした「かたち」になっていなかった膨大なデータが、「かたち」あるものになっていた。
 やっぱりそうだ!!この人は歩みをとめなかったのだ。
それがこれである。

◆teiten2000

いただいたリーフレットのなかに「teiten2000のあゆみ」が書かれていた。
そして、その「はじまり」はこうだった。
「1997年4月 100 校プロジェクト参加校・福島県葛尾村立葛尾中学校に定点観測装置設置」
そうあのインターネット版【理科の部屋】のメッカだ。
 ワクワクしながら見たあの画像を思い出すのだった。
▼この「teiten2000学習キット」のさわりだけを紹介してもらった。
面白い!!
これは絶対に使える!!
 学習指導要領に準拠したかたち、校種・学年ごとにマッピングされた教材群だ。
なんと言っても制作したのは現場をよく知るGhanaさんたちだ。

話を聞かせてもらいながら「これから」が見えてくるのだった。
うれしくなった!!

(つづく)

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【Web更新11/24】13-47 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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赤き実の 葉に映したる 小雪かな 13/11/24 (日)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】13-47
週末定例更新のお知らせ
 今回の【理科の部屋】20周年記念オフは、ポンコツ頭にはいささか刺激が強すぎたかもしれない。それほど面白く刺激的であった。消化不良をおこさないように、ゆっくりゆっくりと反芻作業をつづけていきたい。

◆表紙画像集2013 更新 人里の自然シリーズ 南天の実
 オフから帰ったら、庭の南天の実がより赤くなって出迎えてくれた。
「南天の実」は秋の季語らしい。
 それにして長い期間、寂しく荒れた我が家の庭を明るくしてくれている。
やがてこれに白い綿帽子がかぶさる季節がやってくる。それはいつだろう…。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 オフでは、みなさんの興味深い話題に夢中になり、この50回を越えたオンライン「寅の日」の紹介をすっかり忘れてしまっていた。まあ私にとっては、このオフ自体が、オフライン「寅の日」そのものみたいものだったのだから、それで十分満足であるが…。

◆ヒガンバナ情報2013 更新!!
 オフでヒガンバナの話をさせてもらっているあいだに、私はヒガンバナ観察者からヒガンバナ奇人に「昇格」した気分になっていた。まだまだ無手勝流ヒガンバナ研究はつづくのである。
この「ふしぎ!?」一緒に追いかけませんか。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 ながいあいだ頭にあった20周年記念オフが終わった。
いまいちどあの5つの座標軸をひっぱり出してきて「現在地」を確かめておきたい。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

そして21年目の歩みゆっくりゆっくりはじめてみよう!!

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【理科の部屋】はやっぱり面白い!! #20thrika

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▼一夜明けたが、その興奮がさめない!!
【理科の部屋】20周年記念オフは実に面白かった。
多くの方が、10年ぶりに顔をあわすというのに、まったくそんな感じがしない。
すぐさま話題がつながってしまうのだ。
 これはなんなのだろう!?
▼人に出会い、自分とはちがう「私の科学」を学ぶ!!
それが今回のいちばんねらいであった。それはとても面白く、楽しいものであった。
学んだことが多すぎていっぺんには吸収できない。
しばらくは反芻作業がつづきそうだ。
▼とりあえずは、自分の発表したことから、ふりかえっておく。
◆【理科の部屋】とヒガンバナと私
ヒガンバナについて話をしながらもやっぱりいちばん伝えたかったのは
【理科の部屋】的=Twitter的
・「リンク」
・「シェア」
・「フラット」
・「等身大」
・「リアルタイム」
・「アクティブ」

のことだ。
▼それにしても、人から学ぶいうことはこんなにも楽しいことなんだ!!
とあらためて実感した一日だった。
「これから」を考えるために提案してくださったシーマさんのページも公開されている。

◆ 【理科の部屋】20周年記念オフ(2013/11/23,千代田区外神田) ◆

これを見せてもらいながら反芻作業をはじめてみようと思う。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

今回のオフに協力していただいたみなさんに心より感謝します。
ありがとうございました。また会いましょう!!

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【祝】本日(2013/11/23)、【理科の部屋】は二十歳に!! #20thrika

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▼昨日、上京する前に今一度見ておこうと、庭の定点観測地のヒガンバナを見た。
なんとまたまた驚いたことに、その「自然結実」した実は落ちてしまっていたのだ。幸い落ちてから時間がたっていなかったのかその真下でみつけることができた。
 それではあの二連球の「自然結実」した方もしばらく観察できない間に落ちてしまってはたいへんと、とりあえず写真を撮っておくことにした。写真を撮り終えてペットボトルの「水栽培」に戻そうとした瞬間、大きな実が落ちてしまった!!なんというタイミングだ。機は熟していたのだ。
▼本日(2013/11/23)は【理科の部屋】の二十歳の誕生日である!!
20年前の今日、1993/11/23も機は熟していた。
小さな小さな歩みがはじまった。
その20年の歩みは、とてつもなく長い時間の流れのようでもあるし、また「瞬間」であったようにも感じるのである。
▼今日、その誕生日を記念して
◆【理科の部屋】20周年記念オフ
が、多くの人の尽力のおかげで実現する。
きわめて楽しい企画がいっぱいだ。
言わば【理科の部屋】ヒューマンネットワークの「同窓会」のようなものだ。
▼しかし、それだけでなく【理科の部屋】の「これから」が語り合えたらもっと楽しくなるだろうと思っている。
そのためにも
「【理科の部屋】ってなに?」
「【理科の部屋】なんて知らないけど面白そう!!」
と言う人が参加してくださるとうれしい。

「【理科の部屋】って何?」の質問には即答できない。
しかし、【理科の部屋】的がなにかについては語れる。
今日一日、思いっきり【理科の部屋】的を楽しみたい!!


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我が家の庭のヒガンバナも「自然結実」!! #higanbana #20thrika

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▼私は正直に言うとこの報告をするのを躊躇している。
それは、この話がうまくできすぎていて、まるで「作り話」(フィクション)みたいだからだ。
それぐらい奇遇であり、驚きであり、感動なのである。
 我が家の庭の定点観測地Aのヒガンバナが「自然結実」したのである!!
「ひょっとしたら…」の予想もし期待もしてきた。だからこそ継続観察をしてきたのである。
しかし、それが「今」とは…!! 
▼実はこのヒガンバナの株は少なくとも15年以上、定点観測地のヒガンバナとして観察を続けてきたものなのである。これまでに一度、引っ越しをしているが、ずっとずっと観察をしている一株なのである。
しかし、こんなことははじめてであった。
 これは、きっとあの場所で次々と「自然結実」を発見したことと関係していると思う。
あの場所には、採集していなくて「自然結実」途中のものがいくつか残している。何度も行ってこれが「作り話」でないことを自分自身で確かめるためでもある。
 ひとつが「発見」できると次々とみつけることができた。そして、ついには我が家の庭にも…。
 私の無手勝流「仮説」は一歩前進した!!
 
 ヒガンバナの「自然結実」の頻度は想像以上に高いのでは!?

▼私のシロウトヒガンバナ研究はどこまできたのだろう。
今年のヒガンバナ研究の目玉は
◆Webテキスト「ヒガンバナ」
だった。その主たるねらいは、より多くの人と一緒にヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことであった。
このテキストをたたき台にして、共有の「ヒガンバナ」研究のガイドラインをつくりたかったのだ。
そのなかで、まずはヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことの面白さを伝えたかった。
・「遅れん坊」ヒガンバナの記録更新!!
・「自然結実」するヒガンバナの発見!!
・二連球「自然結実」の発見!!
・キツネノカミソリの種子発芽!!
・庭の定点観測地の「自然結実」!!
等々を伝える前に自分が存分に楽しんでしまった。
▼これをうまく伝えることできるだろうか。
明日、【理科の部屋】20周年記念オフでは、
◆「【理科の部屋】とヒガンバナと私」
というような報告をすることにした。
まるで全盛期の昭和歌謡曲のタイトルのようだ。(^^ゞポリポリ
最後に「私」つけたのは、あくまで「私」とヒガンバナを語りたかったからだ。
こんな「作り話」のような話、写真だけではリアリティをかくので可能なかぎり現物を持参して報告したい。
さて、この面白さうまく伝えることできるかな。

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2013年12月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼その「遅れん坊」ヒガンバナの時間はまるで止まっているようだった。
師走が近づくというのに、冷たい北風に震えながらたっていた。5日前に観察したときからほとんど姿を変えていなかった。一本だけおしべがのびただけだ、蕾も開く気配もなかった。
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 「自然結実」を進行させるヒガンバナと対照的であった。
▼その「自然結実」を続ける畦あたりの地下が震源だろうか。
地震があった!!
寅彦のあの警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」を思い出した。

師走のオンライン「寅の日」を考えておく時期だった。
11月のテーマは【理科の部屋】誕生月にちなんで「理科教育」「科学教育」だった。
12月はちょうど50回を越えてである。100回を当面の目標とするならちょうど折り返し点をすぎたことになる。
そこで、気分も新たに再スタートということで寅彦の書いたもので今いちばんよまれているであろう定番中の定番を読むことからはじめたい。
2013年12月の「寅の日」は三回ある。
◆第51回オンライン「寅の日」…12/02(月)
◆第52回オンライン「寅の日」…12/14(土)
◆第53回オンライン「寅の日」…12/26(木)
▼「定番中の定番」と言えばなにか。それとて迷うところであるが、自分のものさしで判断した。
ひとつ目は、私自身が最初に出会った寅彦の文章ということで「茶わんの湯」をあげてみる。
そして、3.11以降いちばん読まれているだろう「津浪と人間」「天災と国防」をとりあげてみる。
そこには直接あの警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」の言葉は出てこないが、この警鐘の意味するところが語られている。今一度、読み返してみよう!!
■2013年12月オンライン「寅の日」
◆第51回オンライン「寅の日」…12/02(月)「茶わんの湯」(青空文庫より)
◆第52回オンライン「寅の日」…12/14(土)「津浪と人間」(青空文庫より)
◆第53回オンライン「寅の日」…12/26(木)「天災と国防」(青空文庫より)
▼さらに、12月は寺田寅彦の命日の月だ。
寅彦は1935年(昭和10)12月31日(大晦日)転移性骨腫瘍により病没している。
昨年はたまたま「寅の日」と重なったので、その年に書いた「日本人の自然観」を読んだ。
そのとき決めた。毎年このオンライン「寅の日」をつづける限り、この命日に「日本人の自然観」を読んでみようと。
最晩年に書いたこの作品は、私たちに残してくれた遺言のようなものだから。
どこまでそのメッセージを読みとれるかで私たちのこの一年が評価されるのかも知れない。
◆第54回オンライン「寅の日」…12/31(火)「日本人の自然観」(青空文庫より)
けっきょく12月は4回あることになる。


12月も引き続き多くの人と一緒に読みたいものである。

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本日(2013/11/20)、第50回オンライン「寅の日」!! #traday

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「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」
この寅彦の口癖を、私は相手かまわず連発したい気分になっていた。
 昨日(2013/11/19)、4日ぶりに例のヒガンバナ「自然結実」の畦に立っていた。4日間のあいだに完熟すすでいるものを捜していた。
最初にみつけた畦で、より完熟したものをみつけたので採集した。これで4個目である。
向かいの畦に行った。やっぱりより子房部がふくらんだものを次から次とみつけた。そのときだ、なかでも大きく脹らんだものをみつけた。近づいてすこしていねいに観察してみて驚いた!!
なんとそいつは2個の種子が入っていたのだ!!こんなの見たのは初めてだった。
そっと花茎の根元から採集した。あとは「水栽培」にすることにした!!
それにしても不思議でならなかった。この畦なら以前に観察していたはずなのに…。
▼本日(2013/11/20)は、その寺田寅彦をオンラインで読みはじめて50回目の日だった。
昨年の4月からはじめて、12日ごとに回ってくる「寅の日」。青空文庫のお世話になって、寅彦の書いた名エッセイの数々を読んできた。
 まだまだ深く読み取ることはできていないかも知れないが、とりあえずは一回も休むことなく50回まで続けてこれたことを喜びたい。そして、一緒にこのオンライン「寅の日」につき合ってくださった方々に感謝したい。
 記念すべき第50回オンライン「寅の日」に読むのはお気に入りのひとつだ。
第50回オンライン「寅の日」
●「雑感」(『理科教育』寄稿)(青空文庫より)
▼今回のキーワードは「科学魂」だ。
なんとも復古調の精神主義を連想させる古カビの生えたようなコトバだ。
 ところが、寅彦の言う「科学魂」とはどうもそうではなさそうだ。

科学教育の根本は知識を授けるよりもむしろそういう科学魂の鼓吹にあると思われる。しかしこれを鼓吹するには何よりも教育者自身が科学者である事が必要である。先生自身が自然探究に対する熱愛をもっていれば、それは自然に生徒に伝染しないはずはない。実例の力はあらゆる言詞より強いからである。

思わず膝を打つ文章だ。さらに続けて言う。

 すべての小学校、中学校の先生が皆立派な科学者でなければならないという事を望むのは無理である。実行不可能である。しかしそんな必要は少しもない。ただ先生自身が本当に自然研究に対する熱があって、そうして誤魔化さない正直な態度で、生徒と共に根気よく自然と取込み合うという気があれば十分である。先生の知識は必ずしもそれほど広い必要はない。いわゆる頭の良い必要はない。
▼どうやら「科学魂」とは、科学教育のもっとも本質をつく言葉のようだ。 さらに勇気づけられる言葉がつづく。
 間違いを教えたとしてもそれはそれほど恥ずべき事ではない。また生徒の害にもならない。科学の歴史は一面から見れば間違いの歴史である。間違える事なしには研究は進められない。誤魔化さないことだけが必要である。
そうして、自然が如何に分らない事だらけであるかという事、その分らない事が、熱と根気で向って行けば少しずつ少しずつ分って行く事、その少しずつ分って行く少なくも分ったような気がして行く事が如何に愉快なものであるかという事などを実習したらいいだろうと思う。先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。

さらに具体策まで示唆していた。
 この文章は昭和三年(1928)十一月『理科教育』に寄稿されたもののようだ。
85年も前に理科教師に向けて書かれたものだ。
  しかし、読み返しているうちに言っていることが如何に今日的であるかに気づいてきた。
この文章は85年の時空を超えて、今日の理科教師に向けた寅彦からのエールなんだ!!

ぜひ、ぜひ多くの理科教師に一緒に読んで欲しい!!

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サイエンスコミュニケーター宣言(294) #20thrika

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▼ひとくちに「雲見」と言ってもいろんな「雲」の「雲見」があった。
雲の種類もいろいろだが、同じ雲でも見る時間帯、方向(光との関係で)によってまったくちがった表情に見えるものだ。
 そんないろいろある「雲見」のなかでも「雲のまったくない雲見」が大好きだ。
要するに「青空」だ。これもまた時間帯、方向、季節によって微妙にちがっていた。
その違いを楽しむのも面白い!!
▼「雲見」を最初に言ったのは宮沢賢治だった。
私にとって賢治と言えば「デクノボーの科学」だった。
「私の科学」遍歴のなかにこの「デクノボーの科学」というのも確かにあった。

 自分以外の人の「私の科学」に出会い・学ぶことを最大のねらいとした【理科の部屋】20周年記念オフまであと4日と近づいてきた。
 それまでに今一度、私自身の「○○の科学」遍歴を反芻してみようと思う。
それが、あらたに出会う人の「私の科学」のすばらしさを鮮明にし、深く学ぶことにつながると思うから。
▼思いつくままあげてみよう。
・「常民の科学」
・「ファラデーの科学」
・「熊楠の科学」
・「デクノボーの科学」
・「寅彦の科学」
・「高いレベルの科学」
・「等身大の科学」
そして「私の科学」
…まだあったかな?
 これらはそれぞれが単独で成立している場合もあるが、重なりあいミックスした場合が多い。
それぞれがどんな意味あいをもつものだったのか、ここ数日で整理し反芻てみたい。
▼これらの「私の科学」で共通したことがある。
どの「科学」も空の「雲見」と同じく常に更新し続けているということだ。

あらたに出会う人の「私の科学」に出会い・学び、「私の科学」はどのように更新するだろうか。
楽しみである。


 

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【Web更新11/17】13-46 ヒガンバナ情報2013 等 更新!!

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集いなお なつかしきかな 花八手 13/11/16 (土)撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】13-46
週末定例更新のお知らせ
  20年の年月!!あっと言う間のような気もするし、とても昔のような気もする。
誕生した赤ちゃんが成人になるまでの年月である。やっぱり長い!!
  かねてより企画してきた【理科の部屋】20周年記念オフが今週末23日(土)にある。
ちょうど【理科の部屋】の二十歳の誕生日だ。(93.11.23に誕生した!!)
 どんな新しい出会いがあるのだろう楽しみである。

◆表紙画像2013 更新 人里の自然シリーズ 八つ手の花
 西の庭に八つ手の花が咲き出した。20年前もやはりこの時期に咲き出したのだろうか。
恥ずかしながら八つ手がこんな清楚なきれいな花を咲かせると知ったのは近年のことだ。目にしなかったわけではなかろうが、意識しては見ていなかった。あまりの美しさにデジカメを向けて、撮った画像をアップしはじめて「花が咲く!!」と再認識したという次第である。やがてたくさんの虫(アブだろうか?)たちが集ってくるだろう。
 生きものの冬仕度がはじまろうとしている。

◆ヒガンバナ情報2013 更新!!
 この一週間で、ヒガンバナ情報におおきな進展があった。
「自然結実」の発見である。それも連続した!!
今週もそれはつづくだろう。「遅れん坊」ヒガンバナはまたしても記録を更新するかも知れない。
今週末には「【理科の部屋】とヒガンバナと私」を報告させてもらう。

◆【天気の変化】 更新!!
 授業は私にとっては最高の「学びの場」である。
「私の科学」を鍛えくれる!!
 「上がると ザアザア 下がると カラカラ」から「天気は西から」にすすめよう!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 今日は「サイエンスコミュニケーター」を肩書きにした名刺を印刷しよう。
5つ座標軸を使ってサイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確かめる一週間にしたい。

さあ、記念すべき一週間がはじまる。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!! 

 

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【緊急】11/23(土)【理科の部屋】20周年記念オフお知らせ!! #20thrika

▼これまでに案内させてもらってきた【理科の部屋】20周年記念オフがいよいよ今週末になってきました。
もう最終案内をさせてもらった後なんですが、緊急に予定を一部変更したいと思います。
参加を予定していてくださった方にはたいへんご迷惑をおかけしますがお許しください。

都合(理科ハウス館長・森さんの体調が悪いため)により

※11/24日(日)に予定していました理科ハウス訪問オフを中止します。


11/23(土)については予定どおり以下のように実施します。お待ちしています。

◆11/23(土)
12:30~ ガレージセール(ナリカ5階自由実験室)
13:00~ 受付(ナリカ4階交流広場)
13:30~18:00 第1部:報告・発表
「【理科の部屋】20年の歩みとこれから」(仮題)
 ●参加者自己紹介
 ●ソーシャルメディア(Facebookを中心)について(3Dプリンター模型
の話題も)(本間さん)
 ●福島からの報告(Ghanaさん)
 ●ヒガンバナの話(楠田)

18:00~20:00 第2部:祝賀会(ナリカ5階自由実験室)
 ●実験などを余興に

20:30~23:00 第3部:懇親会(案・御徒町駅前「おかってや」)


「【理科の部屋】ってなに?」という方も大歓迎!!
途中参加、早退も可!!

情報は交叉するところに生まれる!!
あなたがノックするところがドアです!!

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サイエンスコミュニケーター宣言(293) #20thrika

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▼大賀ハスの定例観察日だった。「定例観察」と言っても何もそんな特別のことをやっているのではない。毎週土曜日に観察池にデジカメを向けるだけのことだ。大賀ハスの蓮根の植え替えから33週目であった。
枯れた葉が水につかり朽ちていっているだけのことだ。
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 年がら年中の観察と言えば、ヒガンバナも同じだった。庭に定点観測地AとBがある。
定点観測地Aは10年以上観察しつづけているものを引っ越しさせたところだ。Bは紅白のヒガンバナが同居している場所だ。定点観測地Aにひょっとしたら今年異変がおこるかも知れない。一本だけ子房部がふくらんだ花茎があった。その花茎は倒れ枯れあがってしまった。ところが先端の子房部があるところだけが節になっていてそこからはまだ枯れていない緑色をしているのだ。そして子房部はふくらんだままなのである。
 その様子は先日手に入れた第二の「自然結実」したものによく似ているのである。ひょっとしたら…。
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▼例の「自然結実」がみられた田の畦から持ち帰った第三の花茎を水を入れたペットボトルにさした。
ちょっだけ顔を出した種子が黒く輝いていた。
 これが「私の科学」の方法だった。
 きわめて幼稚で単純、誰にでもできる方法だ。それを繰り返す!!誰もやらないぐらい執拗に繰り返す!!

牧野富太郎の「赭鞭一撻」が教えてくれていた。

十一 植物園を有するを要す
 自分の植物園を作りなさい。遠隔の地の珍しい植物も植えて観察しなさい。
 鑑賞植物も同様です。いつかは役に立つでしょう。
 必要な道具も勿論です。

その「植物園」が私の場合は、大賀ハスの観察池であり、ヒガンバナの定点観測地なのである。
「赭鞭一撻」はやっぱり示唆的であった。
一週間後の【理科の部屋】20周年記念オフのねらいも書いていてくれていた。

八 宜(よろ)しく師を要すべし  植物について疑問がある場合、  植物だけで答えを得ることはできません。  誰か先生について、先生に聞く以外ありません。  それも一人の先生じゃ駄目です。先生と仰ぐに年の上下は関係ありません。  分からない事を聞く場合、年下の者に聞いては  恥だと思うような事では、疑問を解くことは、死ぬまで不可能です。


十二 博く交を同士に結ぶ可(べ)し  植物を学ぶ人を求めて友人にしなさい。
 遠い近いも、年令の上下も関係ない。
 お互いに知識を与えあう事によって、知識の偏(かたよ)りを防ぎ、
 広い知識を身につけられます。

▼この牧野富太郎の言うところの「師」「同士」に会いに行くのである。
これが究極の目的なのである。
 「師」「同士」の「私の科学」に出会い・学びにいくのである。

どんな「私の科学」に出会えるのだろう。
それを考えているとワクワクしてくるのである。

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11/23(土)・24(日)【理科の部屋】20周年記念オフ・最終案内!! #20thrika

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▼「事実は小説より奇なり」というコトバがある。
ほんとうにその通りだと思う。自分で語りながらもこれはほんとうに「事実」なんだろうかと疑いたくなるほどである。
昨日もヒガンバナ「自然結実」の畦に行ってみた。残りの3つも健在だった。
半信半疑は確信に変わっていたから、少し強気になってくる。この畦に集中してあるのなら、同じ田の向かいの畦はどうだろう?すでに一度は見て回ってないことを確認したはずだった。ところがここが「ふしぎ!?」なんだ。
あるはずという「確信」を持って見て回ると違うのだ。次々と「自然結実」の可能性をもった花茎がみつかったのだ。
なかにはすでに黒い種子が顔を出しているものもみつかったのである。
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 続けて「遅れん坊」ヒガンバナの方も観察して帰った。この「遅れん坊」との出会いにしても奇遇としか言いようがなかった。
 ひょっとしたら「事実」だけでなく
「科学は小説より奇なり」なのかも知れない。
11/23(土)・24(日)【理科の部屋】20周年記念オフがいよいよ一週間後に近づいてきた!!
考えてみるとこの【理科の部屋】20年の歩みもまた「奇遇」の連続であった。
それまでまったく考えられなかった人との「奇遇」の出会いがあり、ツナガリ新たなヒューマンネットワークが構築されていった。このヒューマンネットワークこそ【理科の部屋】20年の歩みの最大の成果であり財産だった。
▼今回のオフにぜひぜひ多くの情報・話題・モノ(教材・実験など)を持ち寄りたいものである。
「情報は発信するところに集まる!!」
これは私たちの合い言葉だった。それはおそらくこれからも続くだろう。
加えて私たちは言おう。
「情報は交叉するところに生まれる!!」
「あなたがノックするところがドアです!!」
と。
▼一週間前になるというのに、私には今回のオフの全体像が描けていない。
少しはあせっているが、またそれでいいとも思っている。
決まった入れものに人が入っていくのでない。人が集まって入れものの「かたち」が決まるのである。
それが【理科の部屋】流!!
 オフには都合でどうしても参加できない人も、オンラインで参加してほしい。
「【理科の部屋】20周年記念オフ」掲示板も用意されている。一口コメント・メッセージをよろしくお願いします。
お待ちしています。

一週間後に、どんな「奇遇」が待っているのだろう。
それを考えるとワクワクしてくるのである。

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ついにみつけたぞ!!ヒガンバナの自然結実!! #higanbana

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▼ついにみつけた!!
ヒガンバナの自然結実を\(^o^)/
昨日(2013/11/13)のことだ。例の畦道にいた。その畦道にはヒガンバナの花茎が今なおたち、子房部が脹らんだものが、私の観察によれば少なくとも5つあった。
 正直に言うと、「自然結実」を期待をするものの半信半疑だった。
だから、そいつを見たときカメラをもつ手が震えた。こんなときにかぎって一眼レフのカメラの調子が悪い!!カメラを交換にいっているあいだになんとその黒い種子は風で落ちていた。
 そこにもどして写真を撮った。だから、私はこいつの決定的瞬間にたちあったことになる。
半日でもずれていればこいつに出会うことはなかっただろう。
 花茎ごと持ち帰り大きさを測ってみた。直径5㎜程度であった。
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▼ひとつの発見は、半信半疑を確信に変えていた。
昨日(2013/11/14)も残りの4つの観察に行った。最後の4つ目がなかなかみつからなかった。
心落ち着けゆっくりとさがした。あった!!
見つかりにくいはずだ、花茎はすっかり枯れてしまっていて葉のなかに隠れていた。
しかし、萎れてしまった花茎の先に確かに黒く光るものが顔のぞかせていた。
自然結実ふたつ目の発見だ。それも花茎ごと持ち帰った。
▼連日の自然結実の発見は、シロウトのとんでもない「仮説」に少し自信を与えてくれていた。
「日本のヒガンバナは3倍体で種子をつくらない。だから分球によってのみ殖える」とされているが、こんなに日本全土にひろがったヒガンバナ、分球のみでなくもう少し「自然結実」で種子をつくる頻度も高いのではないだろうか。これが私の「仮説」だった。
 この「仮説」を立証するためには、まずはもっともっと「自然結実」するのをみつけなければならなかった。
実は「自然結実」を見たのはこれがはじめてではなかった。
2005/11月にも見ていた。だからなんと8年ぶりの「再会」になる。
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前回の種子は植木鉢に入れただけだったが、今回はキツネノカミソリで発芽させ方法と同じようにチャック付きナイロン袋に入れてみた。
 さて、どうなるだろう?
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▼子房部が脹らんだ花茎は同じ畦にあと三つ、散歩コースに2つ、庭に2つ、計7つある。
はたしていくつまで「種子」を手に入れることができるだろう?
執念の観察を続けてみようと思う。
 そこから「自然結実」の条件が見えてくれば、それはカンではなく「科学」になるだろう。

 全国のヒガンバナの咲いていた畦を観察してみたい。ひとりでは絶対に不可能だ。
でも今のSNSを駆使したらどうだろう!?
 シロウト故の夢物語はつづくのである。

 

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【授業】天気は「気圧」だ!!

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▼唐突なる本格的「冬」の到来!!
次第に明らかになるフィリピンを襲った台風30号の被害状況!!
トップニュースの画像をみていると、あらためて私たちは「大気の海の底」にくらしていることを自覚するのである。
「天気の変化」と深く関係してくらしているのである。
このアタリマエ!!
▼「大気の海の底」にくらしているのだから、その大気のようすが「天気の変化」に関係するのは今から考えればアタリマエのように思えるが、きっちりと「気圧」(空気の重さ)として認識されたのはそんな昔のことではないんだ。
やはり最初に気づいたのはあのマグデブルク半球のゲーリケだという。
真空にした銅球とおもりをぶら下げてつりあわせて「てんびん」をつくっておき、銅球の方があがったりさがったりするのと天気の変化の関係を観察したという。
 さらにもっと簡単に空気の重さ(気圧)の変化をみる装置をつくりだした。
気圧計つまりバロメーターのはじまりだ。
▼数年前に人に教えられ「晴雨予報グラス」というものを手に入れた。
インテリアとしてもなかなかのお気に入りである。これは当時のバロメーターをストレートに体現していた。
・管の水位が高い→気圧が低い→大気は上がっている→上がるとザアザア 
・管の水位が低い→気圧が高い→大気は下がっている→下がるとカラカラ
という理屈である。
 なかなか面白い!!必ずしもそうならないときもあるが、原理がむき出しのところがとてもいい。
▼現代の天気予報はスパコンを用いた数値予報だ。
ビッグデータによるシミュレーションによる予報が中心である。予報の精度はずいぶんあがってきているのだろう。
しかし、それだけでは防災・減災にツナガル「天気予報」にならない。

 究極はやはりひとりひとりが自分の「バロメーター」(晴雨計)を手に入れて、「天気」とうまくつきあっていく術を身につけることだ!!
 その一プロセスとなるような授業を展開できないものだろうか。
と自分のまずい授業はさておき願うのである。

今日も「雲見」( #kumomiren)をつづけよう!!
私の「バロメーター」の精度を上げるためにも。

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【授業】百万個の雲粒で雨粒ひとつに!!

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▼深まる秋をいっきょに冬が追い越していった。
ともかく寒かった!!その気持ちの準備もしていなかったので強烈であった。
時雨はしたものの雪にはいたらなかった。生野峠の向こうでは初雪が降ったようだ。
我らが「大気の物理学実験室」になにがおこったのだろう。
▼ちょうど
「上がると ザアザア」
「下がると カラカラ」

をこれまでの実験結果をもとにまとめているところだった。
それにしてもこの天気の鉄則の汎用性は高かった。
昨日の雪もきっちりと使えた。
そう言えば、こんな【科学読み物】を書いたこともあった。
◆【科学読み物】『天気の大原則 上がるとザアザア 下がるとカラカラ』
これは昨日も使えた!!
▼しかし、これでわかったつもりになっていた。
「雲ができたら 雨が降る」をアタリマエ!!で片付けていたふしがある。
実はここに大きな飛躍があり、小さな私の「ふしぎ!?」があった。
雲ができたからと言ってけっして必ずしも雨・雪になるわけではないのだ。
雲粒がいっぱい集まってこそ雨粒になるのだ!!
ではどのくらいの雲粒があつまる必要があるのだろう。
教科書には、雲粒の直径「約0.02㎜」、雨粒の直径「約2㎜」と書いてある。
なんと100倍だ。しかしこれで驚いてはいけないこれは「長さ」の話だ。
立体では体積が問題だ。体積になると×100×100×100で100万倍だ!!
つまり100万個の雲粒があつまって、やっと一粒の雨粒ができるのだ!!
▼それは驚きの事実である。しかし、その数字だけでは感動にはいたらない。
ナルホド!!にはツナガラナイのだ。
百万倍のイメージを具体化するために、例のジャンボ風船をふくらませてみた。
直径約1㎝のパチンコ玉と直径約100㎝(1m)のジャンボ風船!!
パチンコ玉をセロテープでジャンボ風船にはりつけてみた。
これではじめて 本当に (゚o゚)ゲッ!!(゚o゚)ゲッ!!(゚o゚)ゲッ!!

小さな私の「ふしぎ!?」をアタリマエに片付けないで、私の「科学」に
ツナゲタイ!!
タカメタイ!!
さあ、今日も「雲見」( #kumomiren)だ。

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サイエンスコミュニケーター宣言(292) #20thrika

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▼同じ空の「雲見」でも一時間もすれば、表情は一変することがある。
それが実はアタリマエ!!
それが「ふしぎ!?」で面白い!!
私たちはこの巨大な「大気の物理実験室」のなかでくらしている。
刻々と変化する実験結果を観察するところから、すべてがはじまるのだ。
▼それでも、やっぱり自然は不思議で面白い!!
いろんな小さな私の「ふしぎ!?」を私の「科学」にツナゲル・タカメルのが理科の授業だ。
ツナゲル・タカメルにはいろんな方途があるだろう。
多くの試みの「歴史」があるだろう。
▼そんな「授業」を語り合おう!!とはじまったのが【理科の部屋】だった。
【理科の部屋】はこの20年の歩みなかで、どんな「授業」を生み出してきたのだろう。
いやこの設問は【理科の部屋】にはふさわしくない。
【理科の部屋】はひとつの考えひとつの方法で授業研究をする組織でも団体でもないのだから。
どんな「授業」を語り合ってきたのだろう?
とすべきだろ。
▼それを確認してみるのも11/23(土)・11/24(日)【理科の部屋】20周年記念オフの大きなねらいだろう。
さらに言うならば「これからの授業」を語り合うのも楽しみだ。
 うれしいことに、集う人たちは校種(小中高大)のちがう理科教師ばかりではない。
科学館の人、教材屋さん、研究者等々も集ってこられる。
そのなかで「これからの授業」を語り合うなんてなんと楽しいことではないか。
多様な人が集えば集うほどその語り合いはより豊かなものとなるだろう。
あと10日あまりになってきた。
ゆっくり 急ごう!!

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【Web更新11/10】13-45 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!


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照紅葉 坂道とまり 雲見かな 13/11/08 (金)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】13-45
週末定例更新のお知らせ
 早くも木枯らし一号は吹いた。
 一週間なんてほんとまたたくまである。今さら、あせってみてもしかたないがどこか心忙しい季節がやってくる。
こんなときこそ、「ゆっくり 急げ!!」と自分に命ずる。


◆表紙画像集2013 更新!! 人里の自然シリーズ アメリカフウ
 通勤路にアメリカフウの並木道がある。それも坂道でカーブしている。
毎年この季節になるとここの紅葉が気になって仕方ない。いくらぼんやりの私でもこればかり気づかず通り過ぎることはないのだ。通る度に、光の当たり具合、黄葉・紅葉の進み具合でちがう風景を見せてくる。
年に何度か、そのみごとさに惹かれて車をとめ写真をとることにしている。
 今年は、あわせてその背景の「雲見」も気になった。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新 !!
 「サイエンスコミュニケーターとして」とすべての営みの視座を固定すると、なんとなく「しっくり」と来るようになってきた。それはうれしいことであると同時に気をつけなければいけないことでもある。
求めるものは、「しっくり」でおわることではないのだから。

◆ヒガンバナ情報2013 更新!! 
 「稼ぎどきの観察」「自然結実」「遅れん坊」等の観察が「ヒガンバナの今」のテーマだった。
立冬すぎてのヒガンバナの観察を季節外れと笑うことなかれ!!
植物「ヒガンバナ」は今が旬なのだ!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 次回でついにオンライン「寅の日」は第50回なる。
 自分でも信じがたい数字だ。「えっ、そんなにやったかな!?」と驚いてしまう。
不思議なのは回を重ねるごとに読みたいものがふえていくことだ。
どこまで続けるのかはわからない。
わかっているのは、可能なかぎり続けるということだけだ。


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サイエンスコミュニケーター宣言(291)

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▼昨日朝からひとつの挑戦をしてみていた。草につく朝露を輝く宝石のように写真を撮ることだ。
角度を変えていろいろ試みるが、まだよくわかっていないようだなかなかそうは撮れない。またリベンジすることにしよう。
 観察池の大賀ハスは蓮根植え替えから32週目であった。なんの変化もないように見える。ともかく記録化だけはしておこう。ヒガンバナの方に目をやれば、紅白のヒガンバナが仲良く葉をのばしていた。倒れた花茎の先にはまだ自然結実の可能性があるかも知れない子房部がふくらんだものが…。
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 いつものように定点観測地に立てば、いつもの「雲見」がまっていた。
 「朝露」「大賀ハス」「ヒガンバナ」「雲見」…なんの変哲もないごくごくアタリマエのことばかりだ。
しかし、私にとっては「私の科学」の構成する貴重な素材だった。
▼そうその「私の科学」!!
いくつもの「○○の科学」を経て到達した「私の科学」ってなんだろう?
サイエンスアゴラ2013をプログラムを片手にオンラインでブラブラしていると、そんな自問が生まれきた。
そしてもうひとつのおきまりの自問も。
「私は、ほんとうにサイエンスコミュニケーターだろうか?」
▼ 2011年、2012年にくらべると少し変わってきているのではと感じた。あくまでプログラムを見た範囲での話だが。実際にそこの「空気」を吸ってみなければわからない話だが。
 「理科」の授業に直接的に関係しそうなブースやワークショップ、トークセッションがふえてきているような気がするのだ。
 それは私の自問には好都合であった。
私は、理科授業こそサイエンコミュニケーション最前線であると思っている。
だから理科授業するものは、最前線のサイエンスコミュニケーターである。
という理屈になる。
 ずいぶん手前勝手な理屈である。でもかたく私はそう思っている。
だから私は、やっぱりサイエンスコミュニケーターなのである。
すぐれたサイエンスコミュニケーターであるかどうかはまた別問題だ。
▼サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確認するための5つの座標軸を設けていた。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
この座標軸に照らし合わせながら
今日もあいている時間にサイエンスアゴラ2013をオンラインでブラブラしてみようと思う。
ひょっとしたら、何百分の一でも「おすそ分け」をもらうことできるかもしれないから。


 
 

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サイエンスコミュニケーター宣言(290) #20thrika #higanbana

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▼昨日も帰路車をとめて、「遅れん坊」ヒガンバナの観察をした。
週末数日は観察をしないだろうから、今を記録しておきたかったのだ。結局同じ場所で三本の花茎を観察していた。まだ蕾のもの、満開を少し過ぎたもの、完全に萎れかけているもの、この3本である。
日本一の「遅れん坊」ヒガンバナベスト3だ!!
▼この週末ちょっと気になるイベントがある。
サイエンスアゴラ2013である。今日(9日)、明日(10日)の開催である。このサイエンスコミュニケーター宣言をはじめてから2011年度、2012年度と参加してきた。
 今年も参加してみたいところだが、2週間後の【理科の部屋】20周年記念オフがひかえているので参加を見合わせた。
 しかし、気になるところなのでオンラインで少しだけ訪れてみることにした。
今年のテーマは
『「伝える」から「つくる」へ』
のようだ。
▼さっそく「サイエンスアゴラ2013のしおり」「出展プログラム」をプリントアウトしてみた。
それを見ながら、訪ねてみたいところをチェックしていこうと思う。
これだけでもけっこう楽しい作業だ。
 その場の「空気」は吸うことはできないかも知れないが、雰囲気の何分の一かは「おすそ分け」がもらえる。
▼オンラインで直接「おすそ分け」もありそうだ。
11/10(日)13:00〜14:40「伝わりすぎて、ごめんなさい。『科学技術のあたらしい伝えかた』」
ニコ生でライブ配信だ。
 タイムシフト予約しておいて見せてもらおう。

週末はプログラムみながらあちこちブラブラさせてもらおう。
それもまた楽しだ!!


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本日(2013/11/08)、第49回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼立冬だった。
私は思わずその場で万歳をしていた。
帰路、車を停めてあの「遅れん坊」ヒガンバナを観察していた。季節外れの「遅れん坊」も満開であった。
いや、少し萎れかけていた。「ああこいつももうすぐ終わりか!」と思うと寂しかった。
だから、もっと他に「遅れん坊」いないのかと半信半疑でさがしていた。
なんとそこから数メートル離れたところに居たのだ。
日本一の「遅れん坊」が!!それもまだ蕾だ。 \(^o^)/
▼今月は繰り返しているように、【理科の部屋】誕生の月だ。
それを記念して、オンライン「寅の日」もテーマを「理科教育(科学教育)」にする。
時空を超えての寅彦の「理科教育」へのエールを聞こうというわけだ。
今日(2013/11/08)はその第一弾、『科学者とあたま』を読む。
◆第49回オンライン「寅の日」
●『科学者とあたま』(「青空文庫」より)
▼寅彦の書いた文章はどれもこれも興味深く示唆的である。そのなかでも私はこの『科学者とあたま』は最もお気に入りのひとつである。
 特別の「あたまの悪さ」を自認する私には、とても勇気と元気がもらえるのである。
自分の都合のいいところだけを代弁してもらうとこうだ!!

 しかしまた、普通にいわゆる常識的にわかりきったと思われることで、そうして、普通の意味でいわゆるあたまの悪い人にでも容易にわかったと思われるような尋常茶飯事(さはんじ)の中に、何かしら不可解な疑点を認めそうしてその闡明(せんめい)に苦吟するということが、単なる科学教育者にはとにかく、科学的研究に従事する者にはさらにいっそう重要必須(ひっす)なことである。この点で科学者は、普通の頭の悪い人よりも、もっともっと物わかりの悪いのみ込みの悪い田舎者(いなかもの)であり朴念仁(ぼくねんじん)でなければならない。

これが続くのである。
例のたたみかけるような寅彦のリフレインが続く!!
頭の悪い人は前途に霧がかかっているためにかえって楽観的である。そうして難関に出会っても存外どうにかしてそれを切り抜けて行く。どうにも抜けられない難関というのはきわめてまれだからである。

頭の悪い人は、頭のいい人が考えて、はじめからだめにきまっているような試みを、一生懸命につづけている。やっと、それがだめとわかるころには、しかしたいてい何かしらだめでない他のものの糸口を取り上げている。

自然は書卓の前で手をつかねて空中に絵を描いている人からは逃げ出して、自然のまん中へ赤裸で飛び込んで来る人にのみその神秘の扉(とびら)を開いて見せるからである。
失敗をこわがる人は科学者にはなれない。科学もやはり頭の悪い命知らずの死骸(しがい)の山の上に築かれた殿堂であり、血の川のほとりに咲いた花園である。一身の利害に対して頭がよい人は戦士にはなりにくい。

という具合である。
▼しかし、ホンモノの科学者である寅彦はけっして一方的にまくし立てるだけではけっしてない。

頭がよくて、そうして、自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない。人間の頭の力の限界を自覚して大自然の前に愚かな赤裸の自分を投げ出し、そうしてただ大自然の直接の教えにのみ傾聴する覚悟があって、初めて科学者にはなれるのである。しかしそれだけでは科学者にはなれない事ももちろんである。やはり観察と分析と推理の正確周到を必要とするのは言うまでもないことである。
 つまり、頭が悪いと同時に頭がよくなくてはならないのである。

最後にこうしめくくっている。
 この老科学者の世迷い言を読んで不快に感ずる人はきっとうらやむべきすぐれた頭のいい学者であろう。またこれを読んで会心の笑(え)みをもらす人は、またきっとうらやむべく頭の悪い立派な科学者であろう。これを読んで何事をも考えない人はおそらく科学の世界に縁のない科学教育者か科学商人の類であろうと思われる。

ちょうど80年の時空を超えたこの「理科教育(科学教育)」へのエールをあなたはどう読むのだろうか?
ぜひぜひご一読をお薦めする。

私は、あの日本一の「遅れん坊」ヒガンバナ探しも、りっぱに「科学研究」の名に値するよ!!
と応援してもらった気分になった。

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サイエンスコミュニケーター宣言(289) #20thrika #higanbana

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▼「自然」とは思った通りにならないものである。
アタリマエすぎるほどアタリマエのこと!!
キツネノカミソリの発芽、「遅れん坊」ヒガンバナの発見とつづいたから調子にのって期待していたことがある。
それはヒガンバナの自然結実の発見である。
 庭の定点観測地の一本の花茎に大いに期待をしていた。子房部が脹らんでもその花茎はなかなか倒れなかったからだ。ところがここ一週間で傾きはじめついには花茎が緑色をうしない倒れてしまったのだ。
残念きわまりないことだ。
▼でも私はあきらめていなかった。
それは、ここ以外にも花茎が立っているヒガンバナを複数の場所であわせて5~6本を継続観察をしているからだ。そのうち一本でも自然結実してくれればと願いつつ。
 自然結実をこの眼でしかとみたことがある。
2005/11/20のことである。
11/20と言えば、まだ2週間ある。
 それまで花茎が立っていてくれたらと願うのみである。
【理科の部屋】20周年記念オフでの『【理科の部屋】とヒガンバナと私』の話をつづける。
4つの話のうちの
(3) ヒガンバナ研究のこれから
(4) Webテキスト『ヒガンバナ』の試み
が、気になっていた。
 たかがヒガンバナ!されどヒガンバナ!!
私は、ひとつの「作業仮説」をもっていた。
それは「ヒガンバナ研究をとことん突き詰めていけば、これからの「私の科学」研究の方途をみつけることができるのでは」という仮説である。
 これまでのヒガンバナ研究のなかでも、プロの研究者との連携も生まれてきた。
なかでも、ヒガンバナ研究の第一人者、栗田子郎先生と情報のやりとりができるようになったのはありがたかった。
「ホンモノは応えてくれる」という無手勝流人間の勝手な思い込みに確信を与えてくれた。
▼もうひとつある。
それは、「ネットを駆使すれば、これまでには考えられなかったような共同研究が可能になるのでは」という仮説である。
 たとえば今の「ヒガンバナの自然結実」だ。
ひとりの観察では限界がある。ところが同じヒガンバナの「ふしぎ!?」に興味をもち、全国で多くの人の眼で観察すればどうだろう。
 「研究」は研究者のやるものという固定概念をとっぱらって、「研究」は多くのシロウトの共同研究として成立するものとなれば、科学「研究」はもっともっと面白くなるのではないだろうか。

今日も捜してみよう!!
ヒガンバナの自然結実を!!

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サイエンスコミュニケーター宣言(288) #20thrika #higanbana

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▼思わぬ「発見」というのは相次いでおこるものである。
それは、きっと意識がそこに集中しているから、ごくアタリマエのことなんだけど「大発見」に見えてくるということなんんだろう。
 キツネノカミソリの種子の発芽を「発見」して気をよくしていた。
それがいくらか作用したのだろう。今度は、もうあきらめかけていた「遅れん坊」ヒガンバナをみつけたのだ。
発見場所は通勤路の途中にあって、私が勝手にヒガンバナスポットと決めている場所だ。
そこの畦はもう完全に葉の季節に変わっていた。
畦を独り占めして「今こそ、稼ぎどき!!」と。我が天下を謳歌していた。
そこから少し離れた場所に赤い点が遠目に見えた。
それが「遅れん坊」だった!!
▼11月にヒガンバナの話なんて…。
それは、他人ごとではなかった。
11/23(土)・24(日)【理科の部屋】20周年記念オフ では私は「ヒガンバナの話」をすることになっていた。
正直言って、私は少し戸惑っている。
今さら何をお話していいのやら、それよりも集まってこられるみなさんのお話を聞きたいと言う思いがあるからだ。
しかし、ずっとヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけてきたのだから、なにか話をせよというのは、あたたかい配慮があるのだろう。
 そう思うとそれには応えたいと思ってくる。
自分の頭の整理もかねて話をさせてもらう内容のタイトルを次のように決めた。
「【理科の部屋】とヒガンバナと私」
▼なんか全盛期の昭和歌謡曲のタイトルのようだ。(^^ゞポリポリ
ヒガンバナについては次の4点にしぼった。
(1) ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追って
(2) 【理科の部屋】ネットワークのなかで
(3) ヒガンバナ研究のこれから
(4) Webテキスト『ヒガンバナ』の試み
▼こうして自分で整理しながら、
◆Webテキスト『ヒガンバナ』 を思い出していた。
 そうだ!!
 私にできることはきわめて限られている。
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」を私自身がどのように追いかけてきたか。
それ以上でも以下でもない。
 如何にありのままに等身大にツタエルことができるか。
それが今回、私に与えられた課題だ。

「遅れん坊」ヒガンバナは11/23まで持つだろうか。
その花が萎んだら後はどうなるだろうか。
どこまでも無手勝流の私には「観察」あるのみ!!

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キツネノカミソリの種子が発芽した!! #higanbana

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▼そのように予想しながらも、実際に起こってしまうとびっくりしてしまうことがある。
そんなことが起きた。キツネノカミソリの種子が発芽したのだ。
 せっかく採集(回収)したキツネノカミソリの種子をそのままにしてしまわないように、たっぷり湿らせたティシュ
にくるんでチャックつきナイロン袋に入れて、部屋の入口の本棚に置いておいた。それも目の高さの棚にだ。
そうすれば自然と毎日目にすることになるだろうと思ってだった。
 昨日(2013/11/04)だった、その異変に気づいたのは。
 ナイロン袋のなかに緑っぽいものをみつけたのだ。
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▼「ひっとして…」と半信半疑でナイロン袋をあけてみた。
(゚o゚)ジェッ!! じぇじぇじぇ!!!三連発では足りない。五連発は必要だ!!!!!
アタリマエだけど驚きだ。種子から芽が出ているではないか。
それも7粒の種子のうち5粒までだ。
▼ここで少し、このキツネノカミソリをドキュメントしてみよう。
【2013/08/22】子房部の脹らんだ花茎を採集。
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採集した花茎をペットボトルで水栽培した。
【2013/09/24】7粒の種子を回収した。
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▼発芽した5粒の種子をタッパーに移し替えた。発芽がまだな2粒についてはナイロン袋にもどした。
この後がすごく楽しみである。
 しかし、本命はこれではない。本命はヒガンバナだ!!

 これでヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うのに、大きな前進だ。ひとつ光が見えてきた。
ヒガンバナの「種子もどき」もうまく手に入れることができたら、このキツネノカミソリと同じようにやってみようと思う。
さて、ヒガンバナの方は!?

 

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【Web更新11/03】13-44 【天気の変化】 等 更新!!

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夢もまた ゆらゆらゆれる 芒かな 13/11/02 (土)撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】13-44
週末定例更新
 ここのところ週末に人に出会って、人から学ぶということが続いている。
これは至福の楽しみである。
 自分の知らなかったまったく「新しい世界」が拓けてくる。
浅学無知をさらすのは少しはずかしい気持ちもあるが、それをうわまわる楽しみがあるから。

◆表紙画像集2013 更新 人里の自然シリーズ 芒
 「歳時記は日本人の感覚のインデックスである」と言ったのは我らが寅彦だ。
ちょっとだけ真似事をしてやろうと一枚の写真に一句を添えてやろうとするが、この作業がなかなかスムーズにすすむ週ばかりではない。むしろ難産の週の方が多い。
 でもその作業が、とても有効な「自然観察」の方法になっていると気づきはじめた。
 芒がこんなにもながいあいだ見頃がつづくものとは…。
いつかいつかと思っているあいだにもう冬が近づいて来ていた。

◆授業【天気の変化】 更新!!
 授業がうまくいくいかないは別にして、私の好きな単元のひとつだ。
小さな「ふしぎ!?」とその謎解きである「理科」とが日々のくらしに直結していた。
日々の「雲見」の楽しみもある。
 
◆ヒガンバナ情報2013 更新
 「子房部」の脹らんだのはどうなっていくだろう。
 自然結実をみつけることはできるだろうか。
 あたらしい「遅れん坊」はみつかるだろうか。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新
 ちょっと本気で「整理」を考えねば…。

さあ、新しい一週間がはじまる。
ゆっくり 急ごう!!

 


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ファラデーラボ『回路カードシステム』はスゴイ!!

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▼大賀ハス蓮根の植え替えから31週目の定例観察日であった。観察池の葉は冷たい水にどっぷり浸かりどんどん朽ち果てていく。葉茎は枯れてもしっかり佇立したままである。葉にして葉茎にしてもそう簡単には朽ち果てないところに健在時の力強さを残しているのである。
 観察池の上の空が気になってしかたないのは、【「雲見」の連帯】( #kumomiren)を提唱した朝だかろうか。
▼午後はファラデーラボにでかけた。
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◆第46回かがくカフェ 「電気回路のかがく」

ここのところずっと連続して参加させてもらっているが、ここのかがくカフェ「○○のかがく」は実に面白い。
参加するたびに学ぶものが大きい。
 今回の目玉は何と言っても「回路カードシステム」である。
「回路カードシステム」はファラデーラボの森本雄一さんが開発した教材システムである。
 森本さんは常々「理科授業で実験回数をふやす」ことを主張していた。
今回開発したシステムについても次のように語っていた。

 実験回数が増えれば生徒も教員も実験操作や準備に習熟し、回数を重ねるにつれ短時間で効率よく実験でき、得られた時間で実験結果を考察し理解を深めることができる。このような正のスパイラルに持ち込むことを目的とした実験器具システムを目指して研究と開発を行った。(「ファラデーラボ日記」より)

 現場をよく知っている森本さんの言葉だけに説得力がある。
▼ワークショップということで実際にこれをつくらせてもらいながら話を聞いた。
次々と飛び出してくる森本さんの工夫・アイデアに感動してしまった。
さらには材料入手の話に森本さんの執念さえ感じた。さすがだ!!
 手前味噌で恐縮だが、これぞ「すぐれた教材の第一法則」=「3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則」そのものであると思った。
 この教材が、この後、授業現場でどのように「仕上げ」られていくのかとても楽しみである。


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【「雲見」の連帯】をはじめよう!! #kumomiren

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▼秋の夕暮れ、雲のない「雲見」を楽しんだ!!
一昨日とうってかわり昨日の夕暮れは雲がなかった。同じ西空なのにまったくちがった顔に見えた。うっすらとピンク色に染まっていた。そのまま南・東の空に目をうつしても同様だった。そしていつもの「雲見」定点観測地、北の空にも雲はなかった!!最後に天頂だ。やっぱりはっきりした雲はなかった。!!
 すごい瞬間を見たような気がして誰かに伝えたかった。あの人の住む空はどうだろう聞いてみたくなった。
▼「雲見」をはじめて言い出したのはあの宮沢賢治だ。
こうだ!!

眺(なが)めても眺めても厭(あ)きないのです。そのわけは、雲のみねというものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)ていますし、それから春の蛙の卵に似ています。それで日本人ならば、ちょうど花見とか月見とか言う処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
「実に僕(ぼく)たちの理想だね。」
(宮澤賢治『蛙のゴム靴』(青空文庫)より)

 そう「雲見」は「眺めても眺めても厭きないのです。」
「花見」「月見」よりもっともっと簡単に楽しめていつでもどこでも誰でも可能なんです。
こんな楽しみ逃したら生涯の大損です!!
もったいないです!!
▼【理科の部屋】の超人気企画に【星空の連帯】というのがありました。星空のプロ・渡部義弥さんのガイドでずいぶん楽しませてもらいました。
元々星のこと不案内な私などずいぶん勉強になりました。
なにより面白いと思ったのは同じ星空を全国各地多くの人と一緒に見ることです。
生徒たちと一緒に参加するのも楽しみを何倍にもふくらませてくれました。
それはまさに「地球まるごとプラネタリウム」化!!だったです。
▼その賢治の「雲見」と【星空の連帯】をドッキングさせたらどうなるだろう。
【「雲見」の連帯】( #kumomiren )だ!!
発信ツール・メディアはTwitter・Facebook等なんでもいい。
「雲見」したその画像をハシュタグ #kumomiren をつけて発信するのである。
そんな「すごい空」である必要などまったくない。
「あっきれいだ!!」
「あっ「ふしぎ!?」だ!!」
「面白い!!」
と思ったら、「おすそ分け」しあいませんか。
という提案だ。

こんなこと思いついたのは、ちょうど一週間前にお二人の空のプロフェショナル=
「星空の案内人」・渡部義弥さん「空の探検家」・武田康男さんに出会ったからだろうと思う。
感謝だ!!

思いついたのが吉日!!
どんな展開になるのかわからないが、ともかくはじめてみよう!!

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11/23(土)・24(日)【理科の部屋】20周年記念オフ案内(4)!! #20thrika

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▼10月最後の陽が沈もうとしていた。
それにしても「雲見」は面白いものだ!!東西南北、天頂それぞれの空には、それぞれの「雲見」の魅力がある。
秋の暮れは西の空の「雲見」が一段と魅力的だ。
姿形の変化だけでなく、刻々と色具合が変化していく。
あまりの美しさに見とれていたら10月が終わってしまった。
【星空の連帯】ならぬ【「雲見」の連帯】を #kumomi で提唱したい気分になってきた。
▼いよいよ11月がはじまった。
11月は【理科の部屋】誕生の月だ。
20年前の93/11/23、【理科の部屋】の歩みははじまった。その20周年を記念して11/23(土)・11/24(日)に【理科の部屋】記念オフが開催される。

◆【理科の部屋】20周年記念オフ!!

11月になってあらためて記念オフへの誘いを書きたくなったので書く。
11/23(土)は、開設当時から【理科の部屋】常設オフ会場としてお世話になってきたNaRiKaで行われる。かつてのなつかしいメンバーの参加表明もあいついでいる。うれしいかぎりだ。
 しかし、それだけではなんかもったいない気分になっている。
ぜひ、ぜひ「【理科の部屋】ってなに?」「そんなの知らないぞ!!でも面白そうだな。」という人に参加して欲しい。参加資格なんてまったくありません。
 途中参加・途中退室まったく問題ありませんので…。
 あなたが興味・関心のあるところが入口です。

「あなたがノックするところがドアです!!」 

▼24日(日)は、あの理科ハウスが会場です。
世界で一番小さな科学館は、今、世界で一番面白い科学館です。
「私は「理科ハウス」詣でからはじまる世界がある」と言ってきました。そして、実際に訪問させてもらってこのことにより確信を持ちました。ここにはワクワク科学する独特の「空気」が流れています。
 行くたびに新しい「空気」が流れています。
 この「空気」は行ってみなければ吸うことはできません。
まだ理科ハウスに行ったことない方は、これ以上はないという絶好のチャンスです。
また、何度も行っている人も、ちがうメンバーで参加すればまたちがった「空気」が流れることでしょう。
 ぜひぜひ…。
記念オフのための掲示板が用意されています。
 参加表明に使ってください。
 参加したいけどどうしても都合で参加できないと言う場合は、近況等のメッセージを書き込んでもらえばと思います。
 実はどんな展開になるのか私にもよくわかっていません。
それでいいと思っています。
 参加されるみなさんによって展開が変わっていく。それがいかにも【理科の部屋】流なのです。

「情報は交叉するところに生まれる!!」

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