ファラデーラボ「化学反応のかがく」は実に面白かった!!
▼大賀ハス蓮根の植え替えから27週目の定例観察日であった。
朽ち果てていく葉は観察池の泥に帰ろうとしていた。これとてゆっくりとした化学変化なのであろう。
地球上で繰り返し繰り返し気の遠くなるぐらい時間繰り返して変化なんだろう。
そんな変化の一部をきりとってきて目の前で「実験」してみたら面白いだろうな。
▼理科の授業のなかで「実験」の占める位置の重要性は今さら語ることではなかろう。
自明すぎるほど自明のことである。
今も、昔も子どもたちは言う。
『「実験」があるから理科は好き!!』と。
ところが実際には現場でそれだけ「実験」が行われているかというと…。
昨日、あらためてこの「実験」の面白さ・楽しさを実感する機会があった。
■ファラデーラボ 第45回かがくカフェ 化学反応のかがく
・テーマ 化学反応のかがく -マイクロスケール化学実験をはじめよう-
・内容 マイクロスケール実験ワークショップ講師 佐藤美子さん
である。
▼マイクロスケール実験の有効性を講師の佐藤先生は次のように語った。
・ひとりひとりが「自分で実験した!!」と実感できる。(自分の手と眼と鼻で…)
・自分の頭で考える時間(機会)の確保ができる。
なるほどである。
理科教師なら誰もが願ってきたことだ。しかし…
3つのマイクロスケール実験を楽しませてもらった。
(1) 塩化銅水溶液の電気分解
(2) 備長炭電池
(3) アンモニアの噴水実験
どれも中学理科定番中の定番実験である。
どの実験についてもナルホド!! ヘー!スゴイ!!
という工夫・アイデアがあった。
それにまた感動してしまうのだった。
▼贅沢にも、昨日はこの「化学」分野のマイクロスケール実験に加えて「物理」分野のマイクロスケール実験を紹介してもらったのである。
・物理分野マイクロスケール実験ワークショップ
・担当 森本雄一さん(かがく教育研究所)
・内容 回路カードシステムを活用した小中高電磁気分野の生徒実験
この「回路カードシステム」というのがまた実に興味深いのである。
いたるところに学習のプロセスを意識した工夫が凝らされているのだ。
この後の展開が楽しみである!!
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