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【Web更新9/29】13-39 【ヒガンバナ情報2013】等 更新!!

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赤白や 今はめでたき 曼珠沙華 13/09/28 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】13-39
週末定例更新のお知らせ
 2013/09/30 本日をもってfolomy【理科の部屋】4の書き込みが終わる。【理科の部屋】にとってもひとつの時代が過ぎていく。
 やっぱりこんなときは、真壁仁の峠だ!!

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい。
みちはこたえない。
みちはかぎりなくさそうばかりだ。

【理科の部屋】5が始まっていた!!

◆表紙画像集2013 更新!! 人里の自然シリーズ ヒガンバナ
 遅れていた赤のヒガンバナがやっと追いついてきた。辛うじて紅白ヒガンバナのコラボが実現した。
めでたきかなである。
それにしてもこんなにきれいなヒガンバナが忌み嫌われていたのだろう。
ヒガンバナとのつき合いの歴史になにがあったのだろう?
「ふしぎ!?」だ。
これもヒガンバナ研究の大きなテーマである。

◆【ヒガンバナ情報2013】 更新!!
 開花情報中心だったヒガンバナ情報が、その後の観察情報中心にシフトしていく。
葉の観察、実(種子)の「発見」等の情報が届くことを期待している。
はじめて見た「驚き」「感動」を共有していきたいものである。
 ヒガンバナ三昧はまだまだ続くのである。

さあ、2013年度上半期が終わり、下半期が始まる週である。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!


 

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日本理科教育史と【理科の部屋】の歴史!! #20thrika

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▼大賀ハス蓮根の植え替えから26週目の定例観察日だった。今年の葉は特に無惨に枯れて行く感がする。
花が咲くのも一ヶ月ばかり例年に比べるとはやかった。だから葉が枯れるの少し早いのもアタリマエかもしれない。
私が心配するのは、これで来年にツナガル栄養を蓮根にためただろうかということだ。
 1951.3.30 大賀一郎先生が千葉県検見川の泥炭層から実を見つけ出した。それからいくつもの「大賀ハス物語」を経て、そして今、私の観察池に育つ。その「物語」を来年も繋いでいきたいのだ。
だから少し心配になるのだ。
▼私にはいくつかの「持病」がある。特に顕著に発症するのは「ばっかり病」だ。それと相反のするような「あれもこれも病」もときどき発症する。
 もうひとつ重篤な持病がある。「大げさ病」である。
 自分としてめったに発症しないと思っているが、つれあいに言わせるとそうでもないようだ。
 唐突に「大賀ハス物語」などと言い出すところがなどがその発症の証拠だという。
▼要するに小さななことを大げさに表現するのである。事大主義に陥るのである。
科学を云々する人間には少しまずいのかも知れない。
「等身大」ということをよく言うのは、自分への戒めがあるのかも知れない。

【理科の部屋】20年の歩みをふり返っていると、またまたこの病を発症してしまうのである。
○1886年(明治19)  「小学校令」 「小学校ノ学科及其程度」
に日本の「理科」とよばれる教育がはじまったとするなら、それから127年の歴史が流れた。
その間にいろんなことがあった。
 諸外国の影響もあっただろう。それぞれの時代の変化によっても変わってきただろう。
全容を理解せぬ人間のたわごとである。とも思いながら言うのである。

「日本理科教育史は【理科の部屋】によって変わった!!」

▼【理科の部屋】開設当時に書いた「【理科の部屋】とは」の文章のなかに次のような文言があった

 10年後、20年後に日本の理科教育研究史を語るとき、かならずや【理科の部屋】にふれら れることは確実であろうと思います。 「ああ、あれがこの時代の萌芽期であったのだなあ」と。Y(^^)ピース!
 

 我田引水ぶりは少し気恥ずかしいですが、20年後の今、間違ってはいなかったと思っています。

この間ずっと、一貫して【理科の部屋】では    『情報は、発信するところに集まる。』 と唱えてきました。これは、これまでの教育研究運動のコペルニックス転回で あり、一大パラダイムの転換です。  つまり、これまでの情報の「受信者」が、「発信者」に変わっていくのです。 じつは、ほんとうに必要な情報は「発信」するところに集まってくるのです。

持病の「大げさ病」を間違いなく発症した文章です。
でも今も続く「真実」を含んでいると思うのです。
そして、ここには「これから」も有効なメッセージが含まれいると思うのです。

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11/23(土)・24(日)【理科の部屋】20周年記念オフ案内(2)!! #20thrika

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▼庭先のヒガンバナ定点観測地Aのヒガンバナがやっと満開になった!!
周辺のヒガンバナより少し遅れての満開である。定点観測地Aのヒガンバナの株は記憶にあるだけでも15年以上前から観察を続けている株である。ほ場整備で引っ越しはしたが「私のヒガンバナ園」にあることに変わりはない。
 牧野富太郎は「赭鞭一撻」のなかで

十一 植物園を有するを要す

と言っているが、私にとっては自分で決めた定点観測地はその「植物園」なのである。
▼お彼岸を過ぎて【理科の部屋】20周年記念オフまで2ヶ月をきった。
【理科の部屋】20周年記念オフのより具体的になった修正案が出てきたので案内をさせてもらう。
(2013/09/28 現在)

■【理科の部屋】20周年記念オフ
【期日】2013年11月23日(土)午後~24日(日)午前
【会場】23日:株式会社 ナリカ
     24日:理科ハウス

◆11/23(土)
12:30~ ガレージセール(ナリカ5階自由実験室)
13:00~ 受付(ナリカ4階交流広場)
13:30~18:30 第1部:報告・発表
「【理科の部屋】20年の歩みとこれから」(仮題)
 ●参加者自己紹介
 ●ソーシャルメディア(Facebookを中心)について(3Dプリンター模型
の話題も)(シェーマさん)
 ●福島からの報告(Ghanaさん)
 ●ヒガンバナの話(楠田)

18:30~20:30 第2部:祝賀会(ナリカ5階自由実験室)
 ●実験などを余興に

21:00~23:00 第3部:懇親会(案・御徒町駅前「おかってや」)

◆11/24(日)
9:30or10:00 理科ハウス訪問!!

▼私も少し「ヒガンバナ」について話をさせてもらうことになった。
何も特別の目新しい報告ではないけれど、【理科の部屋】20年の歩みとこれからに絡めて少しだけ話題提供をさせてもらう。こういうのは苦手な私は恥ずかしい限りであるが。
ナリカさんにお世話になってとても楽しい有意義なオフになりそうである。深謝。
▼参加される方がいっぱい情報・提言や実験ネタなどを持ち込んでいただくことを期待しています。
参加されるみなさんで作り上げる記念オフにしたいと思います。
それがいちばん【理科の部屋】的!! だと思っています。

参加申し込みは
○23日(土) 第1部 第2部 第3部
○24日(日) 理科ハウス
に分けて申し込んでください。ここにコメント(表示しない方がよければしませんので)をいただくか20周年記念オフ掲示板に書き込んでいただくとうれしいです。
途中からの参加も大歓迎ですよ。

ではお待ちしています。


 

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ヒガンバナの何を観察するのか!? #higanbana

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▼お彼岸が過ぎた。昨日、通勤路に設定しているヒガンバナ観察スポットで写真を撮った。
ほんとうにヒガンバナは律儀である。きっちり萎れはじめていた。
燃え立つような赤い花びらが白くなりさらには縮れて黒っぽくなっていた。そのあでやかさの落差に少し寂しさも感じてしまう。
 まだまだこれからという花もいっぱいあるが、花の最盛期は過ぎて行っているようだった。
▼花の季節が過ぎたからといってヒガンバナ観察の時期が過ぎたわけではない。
むしろ理科的にはいまからこそがヒガンバナ観察の本番だ!!
ひとつは花茎の足元を観察してみよう。
「ハミズ ハナミズ」(葉見ず 花見ず)の「ふしぎ!?」を自分の眼でたしかめてみよう。
葉が顔を出していることはないだろうか?
どこから葉が顔を゜出しているだろう?
▼もうひとつぜひとも観察したいものがある。
あんなみごとな花を咲かせていたのだ。
花が咲いたのだから実がふくらみ種子ができるということはないのだろうか?
「不稔性で種子ができることはほとんどない」はほんとうだろうか?
これも自分の眼で観察して確かめたいものだ。
萎れていく花びら下の子房部がふくらむということはないだろうか?
もしふくらみつつあるのをみつけたら、花茎ごと刈りとって「水栽培」に挑戦してみるのも面白いかも知れない。
▼ヒガンバナの「ふしぎ!?」を等身大観察で追う。
その観察結果の情報交換する。
等身大情報が集まり、ツナガリ、交叉する。
そんな「研究」形態があってもいいのではないか。
プロの研究には及ばないかも知れないが、そんなアマチュア研究が「大発見」にツナガルかもしれない。

さあ、今日もヒガンバナ観察を続けてみよう。

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folomy【理科の部屋】4から【理科の部屋】5時代へ!!

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▼我が家のヒガンバナ定点観測地A.Bの赤のヒガンバナがやっと開花しはじめた。
これでやっと赤白ヒガンバナのコラボ実現する!!
ところが先行していたシロバナヒガンバナは萎れはじめている。この後、赤がどこまで追いつくかが見どころである。
▼そんな様子の画像を「あの人」に届けたいと思った。
考えてみると私のヒガンバナ画像とWeb情報発信の歴史は古い。
一番最初にWebページをつくったのもヒガンバナ情報のページだった。
 今では、Webページ、このblog、Twitter、Facebook(この3つは連動させている)、日本ヒガンバナ学会(mixi版)、5つのML等々いろいろある。
▼ なかでも私にはfolomy【理科の部屋】4には強い思い入れがあった。
そこには多くの「あの人」たちがいたからだ。
 そこでは多くのヒガンバナ画像を見せてもらってきた。多くの情報ももらってきた。
その【理科の部屋】4が後5日で書き込めなくなる。
6年あまりの歴史に幕をおろすのである。なんとも寂しい。
▼しかし、NIFTY-Serve時代から脈々と引き継がれてきた【理科の部屋】は終わらない。
あらたな時代が始まっていた。
【理科の部屋】5である。
画像もアップできる。
私自身はまだまだ戸惑っているところであるが、すでに多くの「あの人」たちが集まりはじめている。
発言もツリー状に表示されかつての【理科の部屋】を彷彿させるところもある。
【理科の部屋】20年の歩みにも新しい時代がはじまっているのかも知れない。

今日は【理科の部屋】5にヒガンバナの画像をあげる練習をしてみようと思う。
「あの人」に届けるために…。


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キツネノカミソリの種子を回収した!! #higanbana

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▼9/23(月)の昼、玄関の下駄箱の上に黒い真ん丸の球が1個転がっていた。
キツネノカミソリの種子である。8/22(木)に採取したキツネノカミソリの花茎を水を入れたペットボトルにさしてこの玄関に置いておいたのだ。いつも出かけるときに目に触れるようにして置いたのだ。
それから一ヶ月経った。
 その実が熟し種子がこぼれ落ちたのだ。
▼それで、よく観察してみるとすでにいくつもの種子がペットボトルの水の中に沈んでいた。すべて回収してみて数えてみると7個あった。いちばん大きな種子で径が5㎜程度あった。
 キツネノカミソリはヒガンバナとちがってこの種子でも殖えるという。ならば、ほんとうに種子は発芽しあらたなキツネノカミソリの鱗茎ができるだろうか。花も咲かせるだろうか。
 「挑戦」をしてみることにする。
▼いっぽう我らがヒガンバナはどうだろう?
あんなみごとな花を咲かせているのに「種子」ができないという。
まれに「種子もどき」ができても発芽しないという。
ここにヒガンバナ第2の大きな「ふしぎ!?」があった。
まだ、完全には納得していなかった。
「3倍体で不稔性であるから種子で殖えない!!」だけでは…。
▼花の時期が終わる頃に、キツネノカミソリでやったことと同じことに「挑戦」してみたい。
そのためにはいっぱいヒガンバナを観察したい。
自分で探し回るだけでなく、ネットを利用して多くの人の「眼」で観察してみたいものだ。

昨日も家の周辺の最盛期のヒガンバナを見て回った。
そのヒガンバナのうえを蝶が舞っていた。
もう少ししたら再びここへ来てみようと思った。

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【Web更新9/22】13-38 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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テクサレと 呼ぶ人なきや 彼岸花 13/09/21 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】
週末定例更新のお知らせ
 「不易流行」という苔生すようなコトバがある。
なかなかのお気に入りだ!!
 俳諧の世界だけでないそれはWebの世界にも通じる理念である。
 新しいこと(流行)のなかにこそ「不易」を見出すのである。「不易」を内包しないような「流行」はないのである。
更新を繰り返すことのみよって「不易」が生まれる!!

◆表紙画像集2013 更新!! 人里の自然シリーズ 彼岸花・テクサレ
 「テクサレ(リ)」はかの柳田國男もあげた播磨地方のヒガンバナ里名である。
私が小さい頃は、まわりの大人たちはごくふつうにそれを使っていた。もうヒガンバナのことをそう呼ぶ人はいなくなってしまった。なんとも寂しいかぎりだ。
 「テクサレ」だけではない、ヒガンバナの里名には古の人の「ヒガンバナとのつき合い」の文化が詰まっていた。
せめてお彼岸のこの時期だけでもそれぞれの地の里名を復活されることがあってもいいかも知れない。
墓参りとともに…。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 オンライン「寅の日」をはじめて1年半だ!!
 次々と新しい展開があったわけではない。しかし、確実に私のなかに定着していった。
なにかが私のなかに生まれつつあった。
 それはなにか?
 性急である必要はない。 ゆっくり 急ごう!!

◆【ヒガンバナ情報2013】 更新!!
 今年もWebでヒガンバナを追うのは楽しい!!
ヒガンバナの「ふしぎ!?」は尽きることはない。深まるばかりだ!!
 みんなで追えばその楽しみは何倍、何十倍にふくらむのだ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「自称 サイエンスコミュニケーター」を名のりはじめて2年半になる。
人前でこう名のるのはまだどこか気恥ずかしさがある。
まだまだ迷いもある。
 しかし、自分のことをそう名のることを撤回しようとは思わない。
 
新しい一週間はもうとっくに始まっていた。
さあ ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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本日(2013/09/23)、日本ヒガンバナ学会は満6歳に!! #higanbana

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▼定点観測地のヒガンバナとして、長年にわたって観察をつづけているヒガンバナがある。
定点観測地Bは紅白のヒガンバナのコラボが例年観察できる場所である。庭先の一角に設定している。
そこのヒガンバナに今年はちょっと異変が起こっている。まわりの赤色のヒガンバナはお彼岸に入って満開期をむかえているのに、ここはやっと花茎を伸ばしはじめたばかりである。シロバナの方はすでに満開期を過ぎようとしているのにだ。
 どうしてなんだろう?
 「ふしぎ!?」だ。
▼何年観察していても、ヒガンバナの「ふしぎ!?」は尽きることはない。
 次のような呼びかけからはじめた日本ヒガンバナ学会は、今日(2013/09/23)で満6歳を向かえる。\(^o^)/
****************************


「ヒガンバナに興味・関心がある。」という一点だけで共通項をもつみんなで創るコミュニティです。

◆時空を超えて学び合う会(=学会)をみんなで創ろう。
 未来派「学会」に。
「学び合う」楽しさ・喜びをみんなで。 

◆あなたがノックするところがドア(入口)です。
 自分の興味あるところから入ってきてください。
 なければ自分で作ってください。


****************************
▼当時もっともと言っていいくらい普及していたSNS、mixiを使っての試みであった。
時空を超えての学び合いが、新しい時代の「学会」の姿だと思っていた。
その後も次々とソーシャルメディアが出現した。
これはなんとも奇遇なことであるが、日本ヒガンバナ学会設立からちょうど2年後の2009/09/.23に私はTwitterを使い始めたのである。
 これだ!!と思った。
使い始めてやがてTwitter的(リンク・シェア・フラット・等身大・リアルタイム・アクティブ)を唱えはじめた。
 全国各地のヒガンバナの今!!、尽きることのないヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うのにピッタリのツールであると思った。
 ハッシュタグ #higanbana で情報を繋いでみた。
それは面白い展開を見せ始めた。
▼最近は、それに加えてFacebookでヒガンバナ情報に接することも多くなった。
これからもソーシャルメディアの進化はすすむであろう。
私が知らないだけで、現実はもっともっと進んでしまっているのかも知れない。
しかし、メディアツールが変わっていっても日本ヒガンバナ学会設立の思念は変わらない!!

満6歳の誕生日の朝、あらためてそう思うのである。
さあ、今日はどんなヒガンバナに出会うだろう!?
#higanbana につないでみよう!!

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Webテキスト『ヒガンバナ』を読んでから… #higanbana

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▼大賀ハスの蓮根を植え替えしてから25週目の定例観察日だった。枯れ行く葉にも夏のなごりを残す大賀ハスだった。
一方の観察を続けるヒガンバナはお彼岸になお一層目立ちはじめた。新聞・テレビでも旬のものとして大モテだ。
そんななか私にはずっと気になる一株のヒガンバナがあった。
 それは柳田國男生家前の一株のヒガンバナだった。このヒガンバナはどんな「彼岸花物語」をもつのか知らない。いつかは確かめてみたい一株だ。
▼お彼岸でお墓参りに出かける人も多いだろう。そんなときこそ「自然観察」のチャンスである。
日浦勇さんが、『自然観察入門』(日浦勇著 中公新書 1975.3.25)のなかで「墓参りの生態学」(P139)書き、墓参りの「自然観察」のすすめを説いたのはもう38年も前のことになるのだ。
 さらには「ヒガンバナをめぐって」(P153)を書き、ヒガンバナ研究について興味深い提案をしている。

私が言いたいのは、ヒガンバナだけでなく、ダンゴムシやイヌガラシだけでなく、あらゆる自然物にたいして幅広い大衆の個人的体験が掘りおこされ、集積され、日本人の出目や生活の知恵が問い直されるべきだということ、そのためにいろんな職業や地方の人からアマチュア学者が輩出することが望まれるということである。(『自然観察入門』P156より)

▼そんな話題のとっかかりにるような誰もが簡単に目にすることのできるテキストはつくれないものだろうか。
そんな思いを長年持ち続けてきた。
それをことしやっと「かたち」にすることができた。
それが
■Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版)
である。
 はじめての試みであるから拙いものである。これからもっともっと使い易いものに更新していきたいと思っている。
ヒガンバナの観察をする前にこのテキストに目を通し、ヒガンバナの「ふしぎ!?」を頭の片隅において燃え立つヒガンバナを見れば、その感動はより豊かなものになるかも知れない。ぜひ…。
▼このテキストに【参考文献・Webページ】をつけている。
なかでも最初にあげている
(1) 『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 1998.9.1)
(2) 「ヒガンバナの民俗・文化誌」Ⅰ~Ⅵ (1)の抜粋+追補
は必見!!のお薦めだ!!
 (2)は(1)をほぼ完全なかたちと言うより、より豊かにいますぐ楽しませもらえるのである。
ぜひ、ぜひ…。

さあ、今日はどんなヒガンバナと出会えるだろう。
楽しみである。


 

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本日(2013/09/21)、第45回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼彼岸の入りの昨日。「ヒガンバナ街道」と化した通勤路で何枚も何枚も写真を撮った。
稲穂とのベストコラボ、石垣の赤い松明の行列、車道のすぐ側の赤い絨毯…等々と撮りまくった。
もうすでにが花びらが白みはじめているものもある。今、花茎が顔を出したばかりのものもある。
いずれにしてやっぱりヒガンバナは名前のとおり「お彼岸」を忘れてはいなかったのである。
▼10月のオンライン「寅の日」を提案したばかりであるが、本日(2013/09/21)は第45回オンライン「寅の日」である。12日というのはけっこうハイペースで巡ってくるのである。
 本日読むのも、このものの「名」についてであった。
■第45回オンライン「寅の日」
●「火山の名について」(青空文庫より)
▼今回も読むなり科学者 寺田寅彦にうなってしまった。
「科学的」とはこんなことを言うのか!!
と。
今回は「火山の名について」の謎に科学的に迫っていた。

それで、これは偶然の暗合であるか、あるいはこれらの間にいくぶんかの必然的関係があるかをできるなら統計学的の考えから決定したいと思ったのである。

それで唯一の科学的方法はこれらのあらゆる不確実な伝説や付会説をひとまず全部無視して、そうして現在の山名そのものを採り、全く機械的に統計にかけることである。
完全な材料はなかなか急には得難いので、ここではまず最初の試みとして東京天文台編「理科年表」昭和五年版の「本邦のおもな火山」の表を採ることにする。これは現在の目的とはなんの関係なしに作られたものであるから、自分の勝手がきかないところに強みがある。これを採用するとした上で山名の読み方が問題となるが、これは「大日本地名辞書」により、そのほかには小川(おがわ)氏著「日本地図帳地名索引」、また「言泉」等によることにした。

という具合である。
 このあと「確率論」を展開し、みごとな表を作っているのである。
そのみごとな手さばきには感動するばかりである。
シロウトの私にはプロの腕前にうなるばかりだ!!
▼そして表をさしてこう言う。

 この表中にヨーロッパやアメリカなどの火山が出て来るのを見て笑う人もあろうと思うが、しかし南洋語と欧州語との間の親族関係がかなり明らかにされている今日、日本だけが特別な箱入りの国土と考えるのはあまりにおかしい考えである。

これを分析的に見つけて行くのが、これからの長い将来の仕事でなければならない。それで私の現在の仕事は、そういう方面への第一歩として、一つの作業仮説のようなものを持ち出したに過ぎないのである。

そして次のようにまとめている。

ともかくもかかる研究の対象としては火山の名が最も適当なものの一つであることは明らかであろう。たとえば川の名ではこういう方法は到底むつかしいと考えられる。最も顕著な特徴をもって原始民の心に最も強く訴えたであろうと思わるる地上の目標として火山にまさるものはないのである。しかしそういう目標に名前がつけられ、その名前がいよいよ固定してしまい、生き残りうるためには特別な条件が具足することが必要であると思われる。単に理屈がうまいとか、口調がいいとかいうだけでは決して長い時の試練に堪えないかと思われる。従来の地名の研究には私の知る限りこの必要条件の考察が少しも加わっていないではないかと思われる。この条件が何であるかについては他日また愚見を述べて学者の批評を仰ぎたいと思っている。

こう言われると「他日また愚見を述べて」のそれが無性に知りたくなってくるのである。
この文章が書かれたのは昭和6年(1931)である。
寅彦が亡くなったのは昭和10年(1935)である。この5年のあいだに「他日」はあったのだろうか。
それがどうしても知りたくなってくる。
 私には「津波と人間」「天災と国防」や「日本人自然観」とも深く関係しているように思えて仕方がない。

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2013年10月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼ついに今日はお彼岸の入りである。
当初、今年のヒガンバナ開花は例年どおりと思っていた。しかし、全国からのヒガンバナ開花情報を見せてもらっているあいだに一週間ばかり早いのかも知れないと思いだした。
 ところが、我が家の定点観測地のヒガンバナ開花は例年とちょっとちがっていた。それはシロバナヒガンバナとヒガンバナとのあいだに差ができてしまったのだ。シロバナヒガンバナはほぼ満開状態になったが、赤いヒガンバナの方は花芽が出てきたばかりでそれを急ピッチで追いかける状態だ。
 今年は赤白同時に咲き誇るのを目にすることができるだろうか少し不安だ。
▼このシロバナヒガンバナと寺田寅彦のかかわりの謎を追いかけたのは、もう15年も前のことだ。
昨年は夏の終わりにであったが、寺田寅彦邸を訪ねて、まちがいなくシロバナヒガンバナが咲くことを確認してきた。きっと今は、あの庭には紅白のヒガンバナが咲き誇っていることだろう。
 ところで、その寅彦の書いたものをオンラインで読むオンライン「寅の日」の10月分を考える時期である。
2013年10月オンラインは3回ある。
◆第46回オンライン「寅の日」…10/03(木)
◆第47回オンライン「寅の日」…10/15(火)
◆第48回オンライン「寅の日」…10/27(日)
である。
 何をテーマとして読むかであるが、8月・9月と連続して遠大なるテーマ「文化としての科学」でやってきた。
大きなテーマであるから、どの作品もそれに関連すると言えば言えないことはない。
ちょっとマンネリということもあるかも知れないが、ここ2ヶ月で少し見えはじめたことをツナイデみたいときもあるのでこのテーマで引き続きやりたい。
▼では具体には何を読むかである。一見、「科学」とは無縁のようなことを題材に扱いながら、寅彦独特の文脈で「科学」にツナゲテいく技を読ませてもらおうと思って、次の3作品を選んだ。
■2013年10月オンライン「寅の日」
◆第46回オンライン「寅の日」…10/03(木)「コーヒー哲学序説」(青空文庫より)
◆第47回オンライン「寅の日」…10/15(火)「神話と地球物理学」(青空文庫より)
◆第48回オンライン「寅の日」…10/27(日)「西鶴と科学」(青空文庫より)
とする。
▼一年半つづけてきて今さらのごとく自分に問いかえしてみる。
「なぜ、今寅彦を読むのか!?」と。
ひとつは即答できる。
 それは面白い!!からである。
これが80年・90年も前に書かれたものとは俄に信じがたいほどの面白さである。
すべてがきわめて今日的である。
さらに続けて言うなら
・「科学」とは?
・これからの「科学」は?
その答えを教えてもらえそうな気がするからだ。

「面白さ」を測る「ものさし」はいっぱいあるだろう。
それがまた面白い!!とも言える。
だからオンラインなんだ!!

10月もつづけていっぱい「面白さ」みつけたいな。


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サイエンスコミュニケーター宣言(277)

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▼ヒガンバナ日和が続いた!!
山崎断層に沿って東西に車で20分、それが私の通勤路だった。その通勤路は今まさにヒガンバナ街道となっていた。刈り取り間近な田んぼの畦に、山ぎわ、人家の土手にヒガンバナが満開であった。
 その途中に自分で勝手にスポットを一ヶ所設けていた。そこで駐車して写真を撮ってみた。
なかに最盛期をすぎ少し白っぽくなっているものも出てきた。微妙なちがいでまだまだ花芽が出たところというところもある。お彼岸いっぱいは楽しめそうである。
▼やっぱりいつもの持病「ばっかり病」を発症しているのだろうか。
今度は「ヒガンバナばっかり病」だろうか。持病だから、もうつきあい方もわかっているはずなんだが、これを発症するといちばん困ったことは、自分の「現在地」を見失ってしまうことだ。
 「サイエンスコミュニケーター」と自らを名のりだしてもうすぐ2年半の年月が過ぎようとしている。
「現在地」確認のために自らに5つの課題(もう少しピッタリくる表現が欲しいが…)を設けていた。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
である。
▼そのひとつひとつについて、「現在地」確認のため進行形のことをあげてみる。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
・Webテキスト『ヒガンバナ』
・新・「自由研究」のすすめ試論
・オンライン「寅の日」

(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
・【理科の部屋】20周年記念オフ

(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
・授業【動物の世界】
・授業【天気の変化】

(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
・【理科の部屋】5のスタート

(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
・【理科の部屋】20年史年表

である。
▼「現在地」確認できたら、また少しずつ歩みはじめよう。
ゆっくり ゆっくり急ごう。

庭の定点観測地A(引っ越し組)のヒガンバナの花芽はやっと今顔出したばかりなのである。
誰に似たのか「遅れん坊」である。
さあ!!
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【理科の部屋】5の時代が始まった!!#20thrika

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▼校庭には大きく分けて3ヶ所のヒガンバナスポットがあった。
そのひとつが「部室裏の土手」である。ここの見どころは、土手の下から青空をバックにみごとな姿を観察できるところだ。昨日は台風一過の青空にヒガンバナがひときは映えていた。
▼ここのヒガンバナが固有の「物語」をもつように【理科の部屋】にも固有の「物語」があった。
 遡ること今から127年前。
○1886年(明治19)  「小学校令」 「小学校ノ学科及其程度」
 に日本の「理科」教育ははじまった。
その歴史から言うとごく最近だ。
 1993.11.23【理科の部屋】が始まった。その歴史はネットの歴史と深く関係していた。
それは、【理科の部屋】20年史年表をみれば明らかだった。
▼パソコン通信の時代から始まったその歴史はネットの進化とともコミュニティツールを変えながら現代に至った。
folomy【理科の部屋】4の時代は2007.4からであるあるからほぼ6年あまり続いたことになる。
そのfolomyが幕を閉じるという。この9月いっぱいで書き込みができなくなり、年内にはもう読めなくなってしまうという。ひとつの時代が終わるのはなんとも寂しい。
6年前のログを読み返していると、ちょっと…。
▼終わりは始まりでもあった。【理科の部屋】はそのようにして20年の歩みを紡いできた。
【理科の部屋】5の時代が始まっていた。
【理科の部屋】5が2013.8.1の日付で開設されていた。
今は、TwitterやFacebook等々のコミュニティツールの利用やMLでの情報交換も考えられるが、またそれらとはひと味ちがった展開があるかも知れない。
 私自身まだ不慣れで十分に書き込みをしていないが、新たなステージというのはワクワクするものである。


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11/23(土)・24(日)【理科の部屋】20周年記念オフ案内!! #20thrika

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▼台風一過の空は高くなっていた!!
台風18号の進路を追いながら、テレビの画面に映し出される全国各地のようすが気になってしかたなかった。
初の「特別警報」まで出された。
「あの人」が住んでいるところは大丈夫だろうか?
▼「あの人」は全国各地にいた。
「あの人」とは
20年前、「情報は発信するところに集まる」を合い言葉に集った人たちのことだ。

****************************
日本の理科教育情報発信基地
             
   【理科の部屋】へようこそ        
                                
 (^o^)/ あなたもここで情報発信者に\(^o^)   

 情報は、発信されるところに集まる。

 あなたがノックされるところがドアです。

 時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を
****************************

これが当時の歓迎メッセージだった。
あれから20年の歩みがあった。
 歓迎メッセージの思念は驚くほど今もまったく同じである。
▼この20年の歩みを記念して【理科の部屋】20周年記念オフを企画している。
その日も迫ってきたので再度案内をさせてもらう。

■【理科の部屋】20周年記念オフ
【期日】2013年11月23日(土)午後~24日(日)午前
【会場】株式会社 ナリカ(旧:中村理科工業株式会社)
(2013/09/10現在の暫定案)
◆2013/11/23(土)
・13:00~ 受付
・13:30~18:30 報告・発表(第1部)
「【理科の部屋】20年の歩みとこれから」(仮題)
●ソーシャルメディア(Facebookを中心)について(3Dプリンター模型の話題も)(本間さん)
●福島からの報告(Ghanaさん)
・18:30~19:00 休憩
・19:00~21:00 食事会・懇親会1(第 2部)
・21:00~23:00 懇親会2(第3部)
◆2013年11/24(日)
理科ハウス訪問!!
(理科ハウスの「空気」吸わせてもらおう!!)

まだまだ暫定案であり変更されることもある。
詳細はこちらを参照してほしい。(宿泊のことについての情報もあり)
▼参加して欲しいのは「あの人」だけでない。
『【理科の部屋】って何?そんなの知らないよ!』という人もぜひ参加して欲しい。
私たちは想い出話だけを語り合おうとは思っていない。
それだけならオンラインで十分できると思っている。
20年前に比べ情報発信の方法は多様化し、ハードルは確かに低くなった。
だからこそ、20年前に【理科の部屋】がめざしたことを具現化するときが来ているのである。
その「これから」を語り合いたいのだ。
 きっとここからはじまる「新しい歩み」があるはず!!

情報は交叉するところに生まれる!! 

多くの「情報」を持ち寄ろう!!
そして「交叉」させよう!!
 

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【Web更新9/15】13-37 【ヒガンバナ情報2013】等 更新!!

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ツノナスの 風まで秋に 染めるかな 13/09/14 (土)撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】13-37
週末定例更新のお知らせ
 朝起きるとけっこう強い風と雨である。
台風18号はどこに!? ネットで天気図見る前に○○のひとつおぼえで「ボイスパロットの法則」をやってみる。
なるほど!!やっぱりこれは使える!!
 大きな被害が出ないことを祈るのみである。

◆表紙画像2013 更新人里の自然シリーズ ツノナス(イエローフォックス)
 いつの頃からだろう?このどこか愛嬌のある「イエローフォックス」と名付けられたナスが秋の畑を彩るようになったのは。夏の間の成長ははげしいあれよあれよいう間に背が高くなり巨大な葉をつけていた。
そして、秋になってまさにキツネの顔そっくりの黄色の実をつけた。
 畑いっぱいに黄色に染まった。畑をふく風も秋色に染めたかのようであった。
 新しい秋の風物詩である。

◆ヒガンバナ情報2013 更新!!  
 先週はヒガンバナ三昧の一週間であった。
今週もそうなるだろう。もっと加速するかも知れない。どんな展開になるのか楽しみである。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 12日ごとにオンライン「寅の日」をやるようになって、一年半の時が過ぎようとしている。
12日ごとというペースもなかなかのものである。
 いつしか寅彦は毎日の日常のなかにも住み着くようになっていた。
「さて、これは寅彦はどう言っていたかな?」と考えるが習慣のようになってきつつある。
台風についてもちゃんと言っていたな。なんと言っていたかな!?


さあ、台風が通過した後のヒガンバナは?
あらたな一週間がはじまる。

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Webでヒガンバナ三昧を楽しむ!! #higanbana

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▼昨日は大賀ハスの蓮根を植え替えてから24週目の定例観察日であった。
観察池の今年の大賀ハスは葉が枯れるのも早かった。葉の大きさも昨年度までに比べるあまり大きくはなかった。
葉が枯れてうつ伏せになっている姿かたちをじっくり見ていると、果托(花托)がうつ伏せになっていると似ていると思った。それはひょっとしたら「花の起源」の不思議にヒントを与えてくれているのかも知れない。
▼今、花と言えばヒガンバナなのである。
今日で9月も半分が過ぎる。
 9/1にみんなでヒガンバナを楽しむために公開したWebテキスト『ヒガンバナ』も半月がたった。
◆Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版)
思いばかりが先走りして、まだまだ具体的に使いやすいものになっていないことは自覚している。
 これから少しずつでも更新を繰りかえして、ヒガンバナを楽しむ最も一般的なガイドラインになっていくことを願っている。
▼さて、この一週間ずいぶん全国いろんなところのヒガンバナをWebで楽しませてもらった。
地域によって若干の差があるようだが、ほぼ例年どおり「開花期」をむかえようとしているようだ。
 自分の住む地域で、この秋の風物詩ヒガンバナを楽しむのも面白いが、全国の多くの人と各地のヒガンバナの開花情報を交換したり、ヒガンバナの「ふしぎ!?」を一緒に追いながら楽しむのは、観察の楽しみを何倍、何十倍にもふくらませくれるものだ。
▼世はソーシャルメディアの時代である。
TwitterやFacebookを使って画像を送受信する。その練習に自分の観察した「ヒガンバナの今」をやってみるのも面白いかも知れない。
 この面白さは体験してみなければなかなか伝えることができない。
 Twitterハシュタグは「 #higanbana 」で…。

要するにソーシャルメディアを駆使してヒガンバナをよりコンヴィヴィアリティに楽しもうということだ。

ソーシャルメディアがなんであるかもよく知らないシロウト人間のささやかな提案である。

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あなたはどんなヒガンバナの里名を知っていますか? #higanbana

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▼またして暑さが逆戻りしたような天気が続く。
しかし、ひとたびスイッチオンとなったヒガンバナの花茎はとまったり逆戻りすることはない。ひたすら「お彼岸」をめざしていた。通勤路の中間地点に勝手に設けた私のヒガンバナスポットの風景は日々更新していた。
ここは、かろじて「テクサレ」が使われた西の端に近かった。(都染直也先生たちの調査研究によれば)
▼先日、道普請で近隣の人たちと草刈りをしていて、久しぶりに聞いた、この言葉を。
「テクサレ」である。なんともなつかしい響きである。とてもうれしくなってきた。
私の住む地域(播磨地方)では、ヒガンバナのことを「テクサレ(テクサリ)」と呼ぶのである。
▼ かつて柳田國男は野草雑記のなかで、この「テクサレ(テクサリ)」について次のように書いていた。


 自分たちの郷里では、子供は此植物に就いて三つの名を知つて居た。其一つは前に挙げた狐の剃刀で、是は専ら其葉をさして謂ひ、次にはジュズバナ、今一つはテクサレであるが、此事は後で一しょにいふ。ジュズ花といふのは此花の茎を折って、数珠の形に員
似て首に掛けて遊ぶからで、播磨一國だけで無く三河の寶飯郡石見の邑智郡等にも同じ語が有る。(『野草雑記』「草の名と子供」(定本柳田國男集 第二十二巻 筑摩書房)P72より)

 播州も西の境では、此草をシビト花ともいふが、又シブラ・シビレ・シブライなどゝも呼んで居る。此植物の汁液
が唇などに附くと刺戟するので。此語を痺れの意味に解したのであらう。
 大和の竹之内村などではテクサリ又はシタコジキ、富士山南麓地方は一般にハコボレグサと謂ひ、子供は此草をロに入れると歯が抜けるなどゝ嚇されて居り、或は又ハッカケバナーハツカケバアサンとも謂ふ者もある。信州の南部でも歯抜けばばアといひ、此花を折っただけでも歯が抜けると信じられて居た。九州も大分絲の南海部郡ではハカゲバナ・ハモギ・ハンモゲ・歯抜けいばら等の異名がある。何れも小兒を警戒する爲らしいから、作者は成人であったことがほヾわかる。
 テクサリといふ語の方は、或は子供の實驗だったかも知れぬが、私たちは手が腐るなどゝ謂ひながらも、いつも折って遊んで居た。テクサリといふ名は私の郷里だけで無く、近畿では處々に行はれて居るやうだが、伊像の大三島などでは之をテハレグサ、紀州の尾鷲ではヒゼンバナと謂って居る。ヒゼッはいやな皮膚病の名で、實際此液がつくと指の股が白くなる。(同書P73より)

さすが柳田國男である。この情報収集力はたいしたものである。
▼柳田だけではない、柳田以降も多くの人がヒガンバナの里名を調査研究している。
その成果でもあるが、このヒガンバナほど多くの里名(方言)をもつ植物は少ないと言われている。
それは、古の人々とヒガンバナつき合いの深さを意味するのであろう。
 里名ひとつひとつを見ていると、それなりの意味するとこがわかってとても興味深いのである。
その鋭い観察眼・表現力にも驚かされるのである。
 里名は貴重な文化遺産である。
 今や消えかけようする貴重な「文化遺産・財産」である。
自分の住む地域のヒガンバナの里名を再発掘し、次なる世代に伝えていくこともけっこう意味ある文化事業になると思うのだがどうだろう。

あらためて聞こう。

あなたはどんなヒガンバナの里名を知っていますか?

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全国ヒガンバナスポットの今!! #higanbana

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▼校門のすぐそばの浮き株からも花茎が伸びてきた!!
だから校庭に設定している3ヶ所のヒガンバナスポットもいよいよなんだ。
三ヶ所とは、部室の裏の土手と校舎北側の土手とそれにこの校門の側だ。ヒガンバナは種子で殖えるわけではないので、勝手に種子が飛んできてなどということはない。
 その場所に移動してきた歴史があるのである。そのヒガンバナ固有の「物語」があるのである。
陣屋跡の碑のすぐ側(校門のすぐ側)の浮き株のヒガンバナを見るたびに浮き株にまでなったこのヒガンバナの「物語」を頭に描いてみるんだ。
▼全国にもヒガンバナが群生しているヒガンバナ名所と呼ばれるようなスポットがいくつもある。
◆彼岸花の名所 曼珠沙華
はそれらをなかなかよくまとめたリンク集である。
 気になるところにの今を知りたくてのぞいてみた。
まずは、かつて「ヒガンバナオフ」もやったことのある巾着田だ。
 たった今の様子もわかって楽しい!!
▼ 次に今年特に気になっているのが「ごんぎつねのヒガンバナ」(新美南吉顕彰会・彼岸花のページ)だ。
 今年は折しも新美南吉生誕100年になるそうで「ごんの秋まつり」のイベントもあるようだ。
それにも増して私に興味あるのは、ここの「矢勝川堤防・彼岸花物語」だ。
 行ってみたくなるのである。
▼そんな有名なところだけでない。
 あまり知られてはいないけどみごとに群生しているところ、数は少ないがみごとな秋の風物詩をつくりあげているところは全国に無数にあるはず。
 それを発見し、そこの「彼岸花物語」を発掘するのも楽しいかも知れない。

 マイ「ヒガンバナスポット」を!!
 無数の「彼岸花物語」の発掘を!!
 ツナゴウ!!「彼岸花物語」を!!

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ヒガンバナの開花期はなにによって決まるのか? #higanbana

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▼庭の定点観測地Bも散歩道のCも、通勤路のスポット、校庭の定点観測地のヒガンバナもほぼ同時だった。
花芽が顔出し花茎が伸びてきたのは。
 全国から寄せられる開花情報も同様であった。なかにはまだ気配すらないという地域もあるが、それもやがてだろう。スイッチはオンになったのだ!!
▼この時期になると、私には何度繰り返してもやっぱり「ふしぎ!?」なことがある。
アタリマエと言ってしまえばそれまでかも知れない。
でもやっぱり「ふしぎ!?」だ。
どんな条件が整ったときスイッチはオンになるのだろう?
どこかに「臨界点」はセットされているのだろうか?
それはいつどのようにセットされたのだろうか?
それはどのように「記憶」されているのだろうか?
▼やっぱり不思議だからWebテキスト『ヒガンバナ』にも入れたんだ。
------------------------------------------------ 
(5) ヒガンバナが咲き始める時期は、年によって少しちがいがあるようです。
  では、それは何によってきまるのでしょうか。
------------------------------------------------
・「臨界点」感じ取るレセプターとはどのようなものなんだろう?
・どんな物質の化学変化が関与しているのだろう。
・「水」「温度」はどう関係するのか

あげればきりがないぐらいに「ふしぎ!?」はふくらんでいく。
まるであの花茎がぐんぐん伸びていくように。
▼これはきっと私の究極の「ふしぎ!?」=「生命の営みと時間」の「ふしぎ!?」と関係することなんだと思う。
この「ふしぎ!?」どこまでわかっているのだろう。
研究者たちは、どこまで明らかにしているんだろう?
わかっていないことは何なのだろう?
それが知りたい!!

ここでもやっぱり寅彦の真似をしたくなるんだ。

「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」

と。

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今年のヒガンバナ開花は例年どおりか!? #higanbana

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▼それは昨日の朝の通勤時あった。
「(゚o゚)ゲッ!!ヒガンバナや!!」思わず車のなかでひとり叫んでしまった。
後続車があるので急ブレーキをかけることはできない。帰宅時に近くの空き地に車をとめて、その場所に行ってみた。花茎は十分にのび咲き始めていた。なかには完全に花開いてものもある。
これが今年、完全開花の初見ということになるのだろうか。
▼昨年はどうだったんだろう。
自分のblogを調べてみた。
「今年のヒガンバナ初見は9/15(土)だった!! #higanbana」
という記事をみつけた。これは「定点観測地」のことであった。
では今年の「定点観測地」では今、と見てみると15日にはだいたい同じぐらいになりそうである。
そうすると、私の観察する限りにおいては
「今年のヒガンバナ開花は例年どおり!!」
と言ってよさそうだ。
▼全国的に見てどうなんだろう。
毎年、参考にさせてもらっている巾着田のページを見に行った。(実際にも一度だけ見に行ったことがある。)
◆ひだか巾着田(曼珠沙華最新開花状況)
そのページにある「曼珠沙華開花履歴」などを参考にさせてもらって考えてみると、ここ数年と変わりなくお彼岸に近くには満開になりそうだ。
▼Twitter(#higanbana)やFacebook等で全国からのビカンバナ開花情報が続いている。
開花情報のやりとりをきっかけにあらたなヒューマンネットワークが生まれるのが面白い!!
それこそがネットの醍醐味でもあるとも言える。
 今年はどんな人と出会えるのかな?
 どんなことを教えてもらえるかな?
楽しみである。

今日はどんなヒガンバナをみることができるだろう。

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【Web更新9/8】13-36 【ヒガンバナ情報2013】等 更新!!

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赤蜻蛉 とまりなおして 雲見かな 13/09/08 (日)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】13-36
週末定例更新のお知らせ
 オンライン「寅の日」の関係で一日遅れの定例更新のお知らせとなった。
自然とは律儀なものである。きまったスピードで地球は回転し、風景を刻々と更新しつづける。
自然から学ぶことの第一歩は、こちらも飽きることなく更新を続けるところからだ。
たとえ微更新でも繰り返そう!!

◆表紙画像集2013 更新 人里の自然シリーズ アキアカネ
 この夏の「クモの世界」との出会いで思い知った。私はあまりにもこの地球上でともに生きいる生きものの世界を知らなすぎる。9月に入ってから前の田んぼの上を夥しい数のトンボが飛んでいる。
 「ほー、またこの季節なんだ」ぐらいにしか認識していなかった。夏のクモの件があるから、貴奴等のことを少しくわしく知りたくなってきた。そんなこと考えながら散歩していたら、目の前にアキアカネが現れた。
 棒きれの先にとまった。カメラを向けるととびたった。しかし、しばらく旋回して再びとまりなおした。
やっぱり先っぽに。
 やっぱり「竿の先…」なんだ。グルグルと首をまわした。
どんな景色が見えているのだろう?
「雲見」をしているのかな?

◆【ヒガンバナ情報2013】更新!!
 昨日は、定点観測地を離れて昨年「初見」をした場所へ行ってみた。
やっぱり顔を出していた!!
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今週はヒガンバナ三昧の一週間となるだろう。

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 9月はじめの天候の関係で、まだ発表・報告会が終わっていない。
どんな報告があるのだろう。楽しみにしておこう。


 

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本日(2013/09/09)、第44回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼昨日2013/09/08、ついに私は今年はじめてのヒガンバナの花芽を見た!!
なんとそれは我が家の庭先の定点観測地で見たのである。ここにはヒガンバナとシロバナヒガンバナをセットにして植えている。今回見たのはシロバナヒガンバナの方のように思う。
 一方Twitter、Facebook、メールなどで次々と花芽、開花情報が続いた。岡山、和歌山、大阪(高槻)、香川、大分(日田)、そして兵庫(播磨)だ。
 いよいよ来たんだ。どうやら開花がはじまったようだ。今回の雨、気温、地温の条件がそろったのだろうか。
▼本日(2013/09/09)は第44回オンライン「寅の日」である。
9月の最初だ。今月も8月にひきつづき遠大なるテーマ「文化としての科学」である。
寅彦の書いたものすべてがこのテーマ関連するような気もしないではないが、「文化」「科学}という言葉が直接でてくるもの選んだ。今回読むのはは「日本楽器の名称」である。
■第44回オンライン「寅の日」
●「日本楽器の名称」(青空文庫より)
▼ちょうどヒガンハナの里名に興味をもっていたときだけに、次のとっかかりの部分の文章に説得力があった。
ナルホド!!と思った。

楽器の歴史は非常に古いものである。そして、現在ある国民やある民族に固有であるらしく見えるものでも実際はかなり複雑な因果の網目を伝わって遠い外国の楽器と親族関係になっているものらしい。もっともこれは楽器に限らずあらゆる人間の文化の産物について共通な事であって言語風俗等いずれについても同様であるには相違ないが、原始的な器械的発明としての楽器などはそういう関係を知るに比較的都合のいいものと考えられる。

 「文化」はツナガッテイル!!と言っているのだろう。
 具体的楽器を例にあげてこれを言う。そして、

 以上はただまるで夢のような話で結局これだけからはなんの結論も出て来ないのではあるが、ともかくもこれだけの片かなの名前を並べて、のどかにながめていると一種不思議な気持ちになって来る。今まで自分たちとは全くなんのゆかりもないように思われていた遠い国々の民族が何かしら、全くのあかの他人でないような気がして来る。古い言葉の四海兄弟という文字の意味が急に新しい光を浴びて現われて来るのを感じる。

と。ツナガッテイルことを実感するのである。
でも、それは考えてみるとアタリマエ!!のことと次のように言う。

赤道へ行っても実際は地球儀にかいてあるような線はどこにも存在しない。地図の上ではちがった絵の具でくっきりと塗り分けられた二つの国の国境へ行って見ても、杭(くい)が一本立ってるくらいのものである。人間のこしらえた境界線は大概その程度のものである。人間の歴史のある時期に地球上のある地点に発生した文化の産物は時間の経過とともに人為的のあらゆる障壁を無視して四方に拡散するのは当然である。

「文化」は「拡散」する!!
と言うのである。そして、ここで科学者寺田寅彦のするどい視座が発揮される。

永代橋(えいたいばし)から一樽(たる)の酒をこぼせば、その中の分子の少なくもある部分はいつかは、世界じゅうの海のいかなる果てまでも届くであろうように、それと同じように、楽器でも言語でも、なんでも、不断に「拡散(ディフュージョン)」を続けて来たものであろうと思われる。ただ溶媒中における溶質分子の拡散と比べてはなはだしく幾重にも複雑な方則に支配されるであろうし、拡散する「物」の安定度(スタビリティ)が少ないために、事がらがいっそう込み入って来るのであろう。

私はなぜかこの「拡散」という言葉に新鮮な響きを感じるのである。
今日ソーシャルメディアの世界で使われる【拡散】の概念と重なってくるのである。
「文化はツナガッテイル!!」
「文化は「拡散」する!!」
今日一日は、それを少し考えてみようと思う。

さあ、今日もビカンバナ開花情報つづくかな?
私も歩いてみよう!!

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ファラデーラボでの「ヒガンバナのかがく」は楽しかった!! #higanbana

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▼昨日は、大賀ハス蓮根の植え替えから23週目の定例観察日であった。
今年の観察池の開花は昨年に比べ一ヶ月ばかり早かった。また、アブラムシの大量発生などもあり、開花したものは7つに過ぎなかった。花茎もずっと立ったままというは今の段階で一本もなかった。
途中で折れてしまったものばかりである。少しさみしい。
▼今年のヒガンバナの方はどうだろう。
花期が近づいていた。昨日は楽しみにしていたファラデーラボでのかがくカッフエ『ヒガンバナのかがく』があった。これまで一緒にヒガンバナの「ふしぎ!?」を一緒に追いかけてきた友人たちが駆けつけてくれた。
もう、それだけで私にとってはとても楽しくうれしい会となった。
▼この日のために準備したとも言えるWebテキスト『ヒガンバナ』をもとに話題を出した。
Webテキストのねらうところを私なりに話をだすことからはじめた。
そしてテキスト最初の
================================
(1) あなたは「ヒガンバナ」という植物を知っていますか。
   「彼岸花」以外にどんな呼び名を知っていますか。

================================
から話題にしてみた。
用意した資料は次のふたつだった。
※『日本植物方言集成』(八坂書房[編])
※『ことばのとびら』「彼岸花」(都染 直也著 神戸新聞総合出版センター)
 これだけでもけっこう話題はひろがった。
 これは私自身の反省であるが、参加してくだった人の話を聞くのを中心にしようと思いながらも、Webテキスト全体をみていだくのを急いで、結果的に一方的なひとりよがりの話になってしまった。
 参加していただい方々に申し訳なかったです。お詫びします。
▼最後に朋遊荘の方でやっておられたヒガンバナの花びらで染めた草木染めを見せていただいた。
とても味わい深いピンクに染まりきれいだった。(なお朋遊荘の秋の企画として「草木染め ~秋色に染める~」もある。)
 いろんなヒガンバナの楽しみかたがあるようだ。
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そうそう「食べてみようよ!!」という話も出てきましたね。

今回のかがくカフェがきっかでヒガンバナを楽しむ人、ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかける人がひとりでも多くなるといいのにと思っている。
 参加して下さったみなさん、お世話になったみなさんありがとうこざいました。
これからもよろしく!!
 
 さあ、またはじめよう!!
あなたのヒガンバナはもう花芽を出してきましたか?


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Webテキスト『ヒガンバナ』を楽しもう!! #higanbana

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▼昨日は、通勤路でみつけているヒガンバナスポットで車を停めた。例年たくさんのヒガンハナ開花で赤い松明の行列をつくる場所である。そこならひよっとして花芽を出している「はしりもの」がいるかもしれないと思ったからである。残念ながらそれをみつけることはできなかった。
 しかし、帰宅してネットにつないでみると庭のヒガンバナの花芽がでたという情報が岡山から入っていた。\(^o^)/
▼今日(2013/09/07)は、いよいよ9/1にすでに公開しているWebテキスト『ヒガンバナ』をもとに、ビカンバナの「ふしぎ!?」を楽しむかがくカフェ『ビカンバナのかがく』の日だ。
 これまでも一緒にこのヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけてきた面々が参加してくださるという。もうそれだけでどんな展開になるのか楽しみである。
▼そもそもなんでこんなWebテキスト『ヒガンバナ』のようなものを作ったのか。
今一度、自分に問いかけてみた。
 いろいろあるが、結局は一点に集約された。

 より多くの人と一緒にヒガンバナの「ふしぎ!?」を楽しむため!!

「ふしぎ!?」を追うことはなんでも面白い。
「ふしぎ!?」の謎解きをやることは科学の醍醐味でもある。
それもひとりでやるより、みんなでやるやるほうが何倍も何十倍も楽しい。
これは、拙いが私の「ふしぎ!?」を追いかけてきた体験から生まれた確信である。
▼このテキストを誰に、どのように利用してもらえるだろうか。
いろいろシミュレーションしてみた。
・学校で(小・中・高・大の「授業」で)
・サイエンスカフェで
・自然観察会で
・全国のビガンバナスポットで(そこのWebページに「リンク」)
・自宅で(ヒガンバナ観察を楽しむときに)
等々
 ビカンバナ観察のガイドブックなるといいな。それが夢でもある。
せっかくWebテキストである。
どんどん気づいたところから更新していけたらと思っている。
また、カスタマイズしてもらって使いやすいかたちにしてもらうとなおうれしい。

まずははじめてみよう!!
どこまでも楽しむことを第一に考えながら…。
 


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Twitter的にヒガンバナを追う!! #higanbana

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▼久しぶりに学校周辺を散策した。青空がうれしかった。
散策の最後に校門の側のヒガンバナ「定点観測地」の浮き株を見た。たっぷりと水は含んだであろうが、花茎がのびてくる気配はまだなかった。
それはいつだろう?
▼『ヒガンバナの博物誌』の著者である栗田子郎さんは『進化生物学入門』のなかで、ホモ・サピエンス(Homo sapiens 賢い者)と自らを称する我々「ヒト」の特徴を次のように言われている。

 しかしヒトという種にはほかのどんな生物にもない(と思われている)きわだった特徴が一つあります。自分自身の由来、ひいては万物のルーツを知りたがるとともに、まだ存在しない未来に思いを馳せるという性質です。チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を著し進化論を説いたのもこの衝動に駆られたからでしょう。(中略)  いま一つのヒトの特徴は、細胞外で複製・増殖することのできる遺伝因子、つまり言語(言葉、文字)と映像を操る能力です。生きとし生けるものはすべて、自らを存在させているプリン塩基とピリミジン塩基で記された基礎情報(遺伝子)を次の世代へ残そうとします。ヒトも例外ではありません。しかし、この情報は時間軸に沿って垂直にしか伝わりません。ところが言語や映像という形の情報は水平方向にも伝わります。しかも、細胞核内に収められた情報は親から子へと伝わるのみで、その逆は不可能です。言語情報はこれが可能です。この第二のヒトの特徴が、私をしてこのようなテキストを綴らせたようです。(『進化生物学入門』「まえがき」p11より 

 いつも気に入って引用させていただく文脈である。
第二の特徴である「言語や映像を水平方向に伝えようとする」は示唆的である。
ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うのもこの第二の特徴を大いに活かして行きたいものである。
▼よりそれを具体的にすすめるにはどうするか?
2009年の秋に使いはじめたTwitterも、もうすぐ4年になる。
見よう見まねで使っていくうちにちょっと独りよがりな言葉を造った。
「Twitter的」である。
「Twitter的」とは、
・「リンク」
・「シェア」
・「フラット」
・「等身大」
・「リアルタイム」
・「アクティブ」
という6つの概念、哲学(ちょっとオオバー!)を含んだもの。
けっしてツールとしてのTwitterそのものだけを意味しない。Facebookなどの他のSNSや未来のツールも含めての話である。
 具体案の第一歩として、これを使うことである。
Twitter的にヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことを提案したい。
▼しかし、これでは、まだまだ具体的ではない。
何をどうすればいいだろう?
それをひとりで考えていてもすすまないし、面白くない。
そこで明日!フラデーラボ・かがくカフェ『ヒガンバナのかがく』だ。
「情報は水平方向」に伝わりはじめるだろうか。
楽しみである。

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再び牧野富太郎『赭鞭一撻』とヒガンバナ #higanbana

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▼家の近くの小川は氾濫するのではないかと不安になるぐらいに増水していた。
すごい雨だった。
 その雨が少し小降りになった夕方、ヒガンバナの花芽を捜しに家のまわりだけ歩いてみた。定点観測地も含めて注意深く地面をにらむが気配はない。東の石垣のそばのニラの花が白くまぶしかった。
▼この夏、新・「自由研究」のすすめ試論のなかで、牧野富太郎の『赭鞭一撻』を読み解くということを試みた。
牧野の若き日に書き記したというこの「勉強心得」に感動した!!
 ここに究極の「自由研究」のすすめがあると思った。無謀にもこの21世紀版・現代版をいつか自分でも書いてみたいと思った。
▼今年のヒガンバナの「ふしぎ!?」を追う今、再び読んでみた。
なんとピッタリではないか。
「一 忍耐を要す」から「十五 造物主あるを信ずるなかれ」までどれもが示唆的である。
「植物」のところを「ヒガンバナ」に入れ替えれば、まさにピッタリなのである。
今、私にはこれは「ヒガンバナ研究心得」とも読めるのである。
▼とりわけ「十二 博く交を同士に結ぶ可(べ)し」は今こそ何をすべきかを教えてくれている。

十二 博く交を同士に結ぶ可(べ)し
 植物を学ぶ人を求めて友人にしなさい。
 遠い近いも、年令の上下も関係ない。
 お互いに知識を与えあう事によって、知識の偏(かたよ)りを防ぎ、
 広い知識を身につけられます。

 このことを具体的に一歩進めるために、浅学無知をかえりみずにWebテキスト『ヒガンバナ』を公開した。
今年のヒガンバナの「ふしぎ!?」を追う取り組みの展開が楽しみである。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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今年のヒガンバナ開花情報は… #higanbana

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▼昨日もすごい雨が降った。いつもの「雲見」もちょっと怖いぐらいの空だった。
この雨を地下の我らがヒガンバナどのように受けとっているだろうか。
 いつも出かけるときに「ヒガンバナの開花」を意識するように玄関の下駄箱の上に、先日採集したキツネノカミソリの実がついた花茎を水の入ったペットボトルにさして置いている。
 それも少しずつ熟してきているように見える。
▼今年の夏、天気予報で「記録的…」という言葉を何度聞いたことだろう。
「記録的猛暑」「記録的豪雨」「○○年以来の記録的な」…、やっぱり異常気象なのだろうか。
それはヒガンバナの開花時期にどんな影響をもたらすのだろうか。
そもそも開花時期はなにによってきまるのだろうか?
これも、長年追い続けるヒガンバナの「ふしぎ!?」のひとつだ。
▼同じ「ふしぎ!?」をずっと追い続ける先行するページがあった。たいへん興味深い情報が満載されている。
◆「ひがんばな開花情報」(熊本のヒガンバナ開花情報(2013)!)
 そこの情報によれば、「ヒガンバナの開花は日平均気温20~25度が目安」とも。
長年のデータを基にした開花情報は参考になる。
では今年はどうなんだろう?
もう開花しているところはあるのだろうか?
「記録的」気象異変は関係しているだろうか?
「全国のヒガンバナの今」を知りたい!!
▼もうすでにメール等で教えてもらった早々の開花情報がある。
・「開花宣言」(リミレンジャーの秘密基地)(6/6)
・彼岸花初見日8/03(千葉 柏市立光ヶ丘中学校)

 他にも「コヒガンバナ開花!!」の情報ももらった。
今年も、Twitterでも全国のヒガンバナ開花情報を楽しみたい。
ハシュタグは #higanbana でよろしくお願いします。

この雨がやんだら、例年の場所を歩いてみたい!!
Webテキスト『ヒガンバナ』も…。
 
 

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新・「自由研究」のすすめ試論(84)

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▼それにしてもすごい雨だった。川の水はあのナガコガネグモがすむ草むらの土手にまで達していた。少し水が引いてから様子を見に行った。さすがに今度ばかりは、貴奴の姿はなかった。
 卵のうかと思われるものだけが、なぎ倒された草の葉のあいだにあった。私の「クモ観察園」の他の場所を見ていると、ジョロウグモが目立ちはじめていた。
 やっぱりそうだ!!微妙な季節の移りかわりによって目立つクモは変わってきている。
▼偶然のコガネグモとの出会いからはじまった「クモの世界」の「ふしぎ!?」を追う研究は、今年の私の自由研究の楽しみを大きく広げてくれた。
 また、自由研究の最大のねらいがどこにあるかも教えてくれた。
 自然そのものに学ぶ「科学」!!
それこそが、「研究」に値するものであることを知った。
これが今年最大の成果であった。
▼2学期がはじまった。いよいよ研究したことを報告・発表するときである。
完成されたものである必要などまったくない。
私の「ふしぎ!?」がどこまできたか?
なおも続く「ふしぎ!?」の面白さはどこにあるのか?
「ふしぎ!?」の現在地を報告し合いたいものである。
▼報告会では、ぜひとも自分の「ふしぎ!?」と人の「ふしぎ!?」とがツナガル!!
ことを発見してみたいものである。
今年も3つの観点で報告を聞いてみたい。
・C(コンテンツ 「ふしぎ!?」は面白いか。研究内容がどれほど興味深いものであるか)
・R(レポート 「ふしぎ!?」をどう研究したか。研究データ、資料、記録化(写真、図、グラフ等を含む))
・P(プレゼンテーション 「ふしぎ!?」は伝わったか。研究どのように伝えることができるか)

どんな「発見」があるのだろう。
楽しみである。

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【Web更新9/1】13-35 【ヒガンバナ情報2013】等 更新!!


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朝顔や 気づけば庭の 覇者になり 13/09/01 (日)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】13-35
週末定例更新のお知らせ
 長い夏休みが終わり、2学期が始まる。「夏の創造」と名づけた計画を見なおしてチェックしてみる。
驚くのは「思いつき」で動いたと思っていたことがすでに計画れていたことだ。
確かにできていないことも多い。しかし、「できたこと!!」に目を向けたい!!
変えられるのは「未来」だけなんだから…。

◆表紙画像集2013 更新!! 人里の自然シリーズ 朝顔
 ずいぶん前から鉢植えした朝顔があった。庭をかたづけたときその種子がいろんなところに散ったのだろう。あちらこちらから朝顔が顔を出していた。特別にめずらしいものではない、しかし朝に咲くの姿はうれしかった。
あちらでもこちらでもつるが伸びてきたと思っていた。
 気づいたらそこらじゅうが朝顔に征服されていた。

◆【ヒガンバナ情報2013】 更新!!
 秋のお彼岸の月がはじまっている。ヒガンバナ開花情報が聞こえてくる頃だ。
今年は、Webテキスト『ヒガンバナ』をつくって開花情報にそなえようとしている。あらたな展開を期待してのことである。
 どんな展開になるのか楽しみである。

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 今年のこの試論の目標は
・「研究」とは
・ツタエル-ツタワル「研究」とは
これらを明らかにすることにあった。これはかなり自分なりに成果があったのではと満足している。
今週は、多くの「自由研究」と出会ってみよう。これまた楽しみである。

◆オンライン「寅の日」更新!!
  一昨日行った「中谷 宇吉郎 雪の科学館」でもつくづくと思った。寅彦は面白い!!
 9月も続けて「文化としての科学」という遠大なるテーマに挑戦する。

▼昨日は一日遅れの大賀ハス定例観察日であった。
蓮根の植え替えから22週+1日であった。ここにも朝顔が巻きつき咲いていたのである。
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Webテキスト『ヒガンバナ』公開!! #higanbana

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▼「雲見」の旅の最後は、雲から雨粒への「ふしぎ!?」を追うものとなった。その「ふしぎ!?」に大いにヒントを与えるくれるところへ行った。あの有名な「雪は天から送られた手紙である」の言葉をのこした中谷宇吉郎の科学館である。
◆「中谷宇吉郎 雪の科学館」
そこで見せてもろた「雪と氷の実験」は、雲から雨粒への「ふしぎ!?」にツナガルものだった。
天からの「手紙」は雪だけではなかったのだ。
▼そこで気づいた。
今回の「雲見」の旅は図らずも一年前の寅彦を訪ねる旅の続きだったことを。
そしたら聞こえてきたあの寅彦のあの言葉が
『ねぇ君、不思議だと思いませんか?』
と。
▼今日から9月である。
いよいよ今年もまた「ヒガンバナ」の季節である。
長年追い続けてきたヒガンバナの「ふしぎ!?」を、今年は「かたち」にすることからはじめたい。
構想しつづけてきたWebテキスト『ヒガンバナ』を本日づけで初期バージョンを公開する。
◆Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版 2013/09/01)
▼これは結論ではない。
新たな「はじまり」を期してのものである。
ヒガンバナの「ふしぎ!?」、ひとりで追うより多くの人と一緒に追う方が楽しく面白い!!
新たな展開も期待できるだろう。
そのための「テキスト」である。
いろんなところで多様なかたちで使われバージョンアップされれば幸いである。
 さしあたり、私は9/7(土)ファラデーラボかがくカフェ『ヒガンバナのかがく』で使ってみようと思っている。

さあ、9月だ。
今度はヒガンバナの「ふしぎ!?」を!!

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