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Twitter的にヒガンバナを追う!! #higanbana

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▼久しぶりに学校周辺を散策した。青空がうれしかった。
散策の最後に校門の側のヒガンバナ「定点観測地」の浮き株を見た。たっぷりと水は含んだであろうが、花茎がのびてくる気配はまだなかった。
それはいつだろう?
▼『ヒガンバナの博物誌』の著者である栗田子郎さんは『進化生物学入門』のなかで、ホモ・サピエンス(Homo sapiens 賢い者)と自らを称する我々「ヒト」の特徴を次のように言われている。

 しかしヒトという種にはほかのどんな生物にもない(と思われている)きわだった特徴が一つあります。自分自身の由来、ひいては万物のルーツを知りたがるとともに、まだ存在しない未来に思いを馳せるという性質です。チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を著し進化論を説いたのもこの衝動に駆られたからでしょう。(中略)  いま一つのヒトの特徴は、細胞外で複製・増殖することのできる遺伝因子、つまり言語(言葉、文字)と映像を操る能力です。生きとし生けるものはすべて、自らを存在させているプリン塩基とピリミジン塩基で記された基礎情報(遺伝子)を次の世代へ残そうとします。ヒトも例外ではありません。しかし、この情報は時間軸に沿って垂直にしか伝わりません。ところが言語や映像という形の情報は水平方向にも伝わります。しかも、細胞核内に収められた情報は親から子へと伝わるのみで、その逆は不可能です。言語情報はこれが可能です。この第二のヒトの特徴が、私をしてこのようなテキストを綴らせたようです。(『進化生物学入門』「まえがき」p11より 

 いつも気に入って引用させていただく文脈である。
第二の特徴である「言語や映像を水平方向に伝えようとする」は示唆的である。
ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うのもこの第二の特徴を大いに活かして行きたいものである。
▼よりそれを具体的にすすめるにはどうするか?
2009年の秋に使いはじめたTwitterも、もうすぐ4年になる。
見よう見まねで使っていくうちにちょっと独りよがりな言葉を造った。
「Twitter的」である。
「Twitter的」とは、
・「リンク」
・「シェア」
・「フラット」
・「等身大」
・「リアルタイム」
・「アクティブ」
という6つの概念、哲学(ちょっとオオバー!)を含んだもの。
けっしてツールとしてのTwitterそのものだけを意味しない。Facebookなどの他のSNSや未来のツールも含めての話である。
 具体案の第一歩として、これを使うことである。
Twitter的にヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことを提案したい。
▼しかし、これでは、まだまだ具体的ではない。
何をどうすればいいだろう?
それをひとりで考えていてもすすまないし、面白くない。
そこで明日!フラデーラボ・かがくカフェ『ヒガンバナのかがく』だ。
「情報は水平方向」に伝わりはじめるだろうか。
楽しみである。

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