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新・「自由研究」のすすめ試論(78) #higanbana

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▼昨日は大賀ハス定例観察日だった。
蓮根の植え替えから20週目であった。今年の観察池の展開は一ヶ月ばかり早かった。
すでに花托は倒れ、種子の回収も済んでいる。あとは枯れ行く葉を観察するのみである。しかし、私はここ数年そうしてきたように毎週土曜日を定例観察日を継続するのである。一年52週のうちまだ20週目だ、まだ半分にも達していない。でも粛々と続けるのである。
 そうすることできっと見えてくるものがあると信ずるから。定例観察とはそんなものだ!!
今年、観察池でとんでもない「失敗」をした。「クモばっかり病」のため観察池の水を絶やしたのだ。
後から水を補給しても回復はしない。水が絶えた細胞は死滅したままだ。細胞にとって水が如何に重要であるかということを認識することになってしまった。
 これとて図らずも重要な観察実験を行ったと思えば、定例観察の意味も出てくるというものである!!
▼いちばん年季の入った「ヒガンバナの研究」を続けよう。
長年続けてきて、ふたつの究極の「ねらい」が見えてきた。それは現時点での究極であるが、最終ではない。
そのふたつとは
(1) Webテキスト「ヒガンバナ」をつくる。

(2)「ヒガンバナ」コミュニティをつくる。

である。
▼取り組みを進化(深化)させるためには、いつでも「現在地」の確認が必須である。
ふたつの究極のねらいの「現在地」は?
自分に問いかえしてみる。
まず(1)からである。
私は極地方式研究会の「テキスタイル化」という言葉好きだ!!

 ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。(『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)

「ヒガンバナ」のテキスタイル化はどこまで進んだだろう。
「発問」は…?
「資料」は…?
「実験」は…?
「読み物」は…?
これだけでとどまらない。私がねらうのはWeb「テキスト」である。
Web「テキスト」を考える意図は、いつでも更新し続ける「テキスト」にしたいためである。
今どこにいるのか、情報収集中!!
いつまでもこことどまることなくまずは拙いものでもこの秋に発信しようと思う。
▼(2)のねらいはどうだろう?
5年前の秋、(2)のねらいをもって、mixiに「日本ヒガンバナ学会」を設立した。
 それなりの成果は出てきた。
そのTwitterやFacebookなどのSNSも普及してきた。
私の場合は、一般的な場合と逆であった。
はじめに「ヒガンバナ」の「ふしぎ!?」ありき!!
だった。
だからはじめにあるのは「ヒガンバナ研究」だった。
SNSはあくまで研究をすすめるツールにすぎなかった。
しかし、それは逆にこれらのツールの有効性、可能性を証明することにもなってきた。
さらにはシロウト「研究」の本質を明らかにするものになりつつある。
私たちのめざすのは「研究」と通して追い求める「響き合い・学び合い・高め合う」世界だ。
今年の秋も大いにこの「ヒガンバナ」コミュニティを楽しみたいものだと思っている。

さあ、できることからすすめよう!!
ゆっくり 急いで!!

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