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新・「自由研究」のすすめ試論(71)

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▼気がついたら1時間半を越えていた!!
直線距離にして100mもあるかないかだ。そこをカメラをもって散策しただけなのに…。
そう、クモだ!!
貴奴(コガネグモ)が消えてその病は少し癒えたかにみえたが、そうではなかったようだ。
「クモばっかり病」の症状も多様化していっていた。
・短い距離のあいだにどれほど多くのクモがいることか!!
・今のところナガコガネグモの大小がいちばん目立つ
・ナガコガネの「卵のう」も教えてもらった。その観察もぜひ…
・二ひきのクモが糸の引っ張り合いしていた。何をしているんだろう?
・山ぎわでは、ズングリムックリの初見参のクモがネットを張っていた。
・ネットの張り方も種類によってちがうようだ。
・・・・・・・・・・・
牧野富太郎「赭鞭一撻」を読み解くをつづける。
その前に、つまらない余談をひとつ
見当外れもいいところでよく知る人にはお叱りを受けるかも知れないが。
牧野富太郎が「赭鞭一撻」を書いた当時の号は「結網子」だという。
富太郎もあれほどの植物を観察したのだ、きっと屋外のクモもいっぱい見たに違いない。
それとこの号はなんらかの関係はないだろうか?
「結網子」=ネットを結びつける人間 というのは「クモばっかり病」故の妄想であろか。
続けよう。

三 草木の博覧を要す

これは「研究」をすすめる上でのアタリマエの鉄則だ。!!
ひとつだけの観察で、多くを語ることはできない。ここでは「草木」であるが、これはすべてに言えることだ。
多くを博く見てこそ、目的のひとつも深く知ることができるのである。
 出発は「ひとつ」の「ふしぎ!?」でよい!!私は寧ろその方を推奨する。
「ひとつ」からはじめて「いろいろ」を見るのである。
「いろいろ」を見ることは、「ひとつ」を深く見ていく常套手段であるのだ。
▼いずれも現代にも通ずることばかりである。
次に行こう。

四 書籍の博覧を要す

先行「研究」から学ぶ!!
これも大切なことである。自分が「ふしぎ!?」でならないことは、ほとんどの場合、他の人にとっても「ふしぎ!?」なのである。だからその「ふしぎ!?」の謎解きをこれまでに試みた人がいるはずである。
そこから学ぶのである。それには本を読むことが一番である。
 なかなかすぐに手にすることのできる本ばかりと限らないが、まずは図書館などを利用してみよう。
そしてありがたいことにネットの時代である。
牧野富太郎の時代には考えられなかった情報入手の手段である。
これを活用しない手はないのである。

▼ネットの利用については、次にもあてはまる。

五 植学に関係ある学科は皆学ぶを要す

そう!!「ふしぎ!?」はツナガッテイルのだ!!
だからツナガッテイルことを学ぶ必要があるのだ。
具体例を今はまっているクモの「ふしぎ!?」で語ってみよう。
「動物学」「昆虫学」はもちろんのこと
クモの糸の「ふしぎ!?」をより深く追うためには「化学」「高分子化学」の知識もひつようになってくる。
なぜあんなに強いのか?考えるためには「力学」「材料力学」…
クモのネットの張り方については「デザイン学」「建築学」「数学」…
外国語で書かれた論文を読むためには「語学」も必要になってくるだろう。
もちろんいっぺんにそれを学ぶことなど不可能だ。
少しずつ 少しずつ ゆっくり ゆっくり だ。
こうして「研究」をすすめれば、常に学ぶことの意義は見えているのではないだろうか。

こう書きながら、私は自分に「そうだろう」と言い聞かせているのだ。
やっと五まできた。十五まである
今日で7月が終わってしまう。この拙い試みも月をまたぎそうである。
寄り道するかもしれないが、最後までやることを決意だけはしておこう。
ゆっくり 急ごう!!


 

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コメント

楠田先生、こんにちは。

 最後のクモは、ヤマシロオニグモかもしれません。
 腹部の色が、黄色っぽければ、
 ドヨウオニグモの可能性もあります。

 ナガコガネグモの写真、きれいですね。

 それでは、また。

投稿: 鈴木勝浩 | 2013/07/31 06:32

鈴木勝浩さん
こんにちは さっさくの応答ありがとうこざいます。
夕立の後、さきほど観察してきました。
葉の裏にでも隠れているのか姿が見えませんでした。
図鑑などと見比べてみるとおっしゃるように「ヤマシロオニグモ」のような気がしますね。
また、姿見えたときは、できるだけいろんな角度から写真を撮ってみたいと思います。

投稿: 楠田 純一 | 2013/07/31 17:54

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