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新・「自由研究」のすすめ試論(68)

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▼昨日の朝も、やっぱりその場所に出かけてしまっていた。
貴奴はいなくなってなってしまったが、やっぱり気になる場所であった。
そもそも貴奴はなぜあそこにいたのだろう?
どんな「必然」があったのだろう?
自然に問いかけてみた。今はいない貴奴にも問いかけてみた。
・「獲物」が手に入りやすかった。
・昆虫の通り道だった。
・水辺であった。(用水路のすぐ近くである)
・適当な日当たりである。
・ネットを張った角度と日当たりとの関係は
・風通しは?

▼そんなことを考えながらその場所の周辺をみているとやはりいた!!
貴奴(コガネグモ)自身はいなかったが、その兄弟分たちがいた。
「ナガコガネグモ」
「コガタコガネグモ」
たちである。
さらには名もわからぬ二匹がなかよくひとつのネットに…
やっぱり単なる偶然ではない。
自然は「必然」からなっているのだ。
▼もう夏休み一週間が過ぎてしまった。
今一度、今年の「夏の創造」計画を見直してみた。
◆「大賀ハス開花の観察研究」
◆「ヒガンバナの研究」
◆「人間と金属の歴史~水銀・鉄を中心として~」
◆新・「大地の動きをさぐる」
欲張りな計画をたてていた。
けっしてすべてを完全になどとは思っていなかった。
できるところまででいいと思っていた。
ただ
・これらの「ふしぎ!?」をバラバラに追うのでなくツナガルものがあることを意識しながら進める。
・「発表」、「報告」を射程に入れて取り組む。
・「研究」とは?問い続けながらすすめる。
などは一貫してもっておきたかった。
▼貴奴の登場で予定したものが具体的にはほとんどすすでいなかった。
でも、予定以上のもっともっと大きな収穫があった。
それは
自然から学ぶ「自由研究」
である。これぞ「研究」の本質であると思った。
自然の「ふしぎ!?」の謎解き!!
謎解きの最高の方法は自然そのものに問いかけることだ。
繰り返し繰り返し自然に問いかけていれば、きっと答えてくれるはずだ!!
そして必ず教えてくれるはずだ。その「必然」を!!

大賀ハス観察池のそばで誰かが呼びかけきたような気がした。
「お~い!!なにしてるや。ちゃんと見ているか!?」と。
「誰だ?」
 物干し竿のパイプのなかで昼寝をしているカエルくんがいた。
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コメント

あとの2匹は、
 アシナガグモ科のオオシロカネグモ?のような
 気がしますが、腹部の背面をみないと、
 自信がありません。

投稿: 鈴木勝浩 | 2013/07/27 06:13

鈴木勝浩さん
おはようございます。
さっそくありがとうこざいます。
今から背面確かめてきたいと思います。うまく写真撮れたら報告したいと思います。

投稿: 楠田 純一 | 2013/07/27 06:59

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