新・「自由研究」のすすめ試論(63)
▼「ふしぎ!?」だ!!
そして面白い!!
知れば知るほど「ふしぎ!?」で面白くなっていく。
今いちばん不思議でならないのは、これまで生きてきてこんな面白い世界があることに気づかなかったのが不思議だ。
「クモの世界」である。
その気になって見れば、こんなにも多種多様のクモが身のまわりにくらしているというのに。
昨日も貴奴=コガネグモのくらす場所に3回訪問した。
一回目が2013/07/16 06:57だった。出かける前だったの少し忙しかった。
貴奴はセンターにいた。一昨日の獲物は予想通りもうなくなっていた。
周辺にあの「小さなクモ」がいた。
私は間違っていた!!
この「小さなクモ」が貴奴の「赤ちゃん」かと思い勝手に親子物語をつくろとしていた。
それを教えてもらったのは、クモのことにとてもくわしい鈴木勝浩先生だった。今までにもクモについていろいろ教えてもらっていた。
鈴木先生からの情報では、これは「赤ちゃん」でなくまったく別のクモでなんともすごい名前をもつ「シロカネイソウロウグモ」であるという。
図鑑で見ても、ネットで検索しても間違いなかった。こいつだ!!
まさに「情報は発信するところに集まる」だった。
▼二回目の訪問は昼間であった。2013/07/16 15:18 貴奴はセンターにいたが、近づくとさっと移動した。外枠糸のあたりまで。
何を考えて移動したのだろう?わからない。
主のいなくなったセンターにひとつの獲物がひっかかっていた。
はだかだ。ハチのように見える。
ここにも居たあの「イソウロウ」が。
センターから少し下の方にも獲物がひっかかっていた。
こちらは例のようにグルグル巻きでミイラ状態だ。こちらの方では、「イソウロウ」君たちが大活躍だった。
「イソウロウ」にしては大きな顔をし過ぎだと思うが。
これを許している主の度量の大きさをたたえてやるべきなのかも知れない。
見返りはあるのだろうか?そう考えてしまうのは浅はかな人間の考えなんだろうか?
▼三回目の訪問は夕方であった。2013/07/16 18:04 予想通り獲物はなくなっていた。
少しネット全体が乱れていた。
主はセンターにじっとしていた。この機会に身体検査をさせてもらうことにした。
ネットの裏側にまわった。昆虫とクモのからだで大きくちがうところは2つある。
クモは足の数が8本である。そして身体はふたつの部分からできている。頭胸部と腹部だ。
あの命綱である索引糸を出している部分が気になった。
アコーデオンのように伸縮自在のように見える。
頭胸部は裏面から見るとなんともこちらが畏縮してしまいそうな面構えである。
鋭い釣り針のようなものはなんだろう?
図鑑などで調べてみるがまだまだよくわからない。
▼地球上に誕生して、4億年もの歴史をもつという。我々の大大先輩であるクモ。
まだまだこの大大先輩に学ぶことがいっぱいありそうな気がする。
コガネグモから学ぶ!!
「自然」そのものから学ぶ!!
「自然」から学ぶ「科学」、それを「私の科学」にしたい!!
今日は何を教えてもらえるだろう。楽しみである。
ゆっくり 急ごう!!
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