新・「自由研究」のすすめ試論(61)
▼昨日は大賀ハス蓮根の植え替えから15週目の定例観察日だった。
真夏の到来でいっきょに葉は大きく伸び広がっていた。肝腎の花托は少しみじめな結果を見せてくれていた。
花托の子房部が膨らんできたのは第5大賀ハスと第7大賀ハスのみであった。それとていずれも2~3の種子が期待できるだけだ。他の花托はすべて枯れ始めていた。
ほんと正直なものである。子房部ふくらみかけた花托のみに水分の補給はおこなわれ緑色をしていたが、見込みのない花托にはそれはなく緑を失い枯れて行くのみである。
今のところ別の鉢からは花芽が立つ気配はない。
なぜこんな結果になったのだろう。これまでの観察記録をふりかえってみたい。
▼次は気になっているコガネグモの観察である。朝はやっぱりあの「定位置」に貴奴はいた。
なにか変化はないか。少しじっくりと観察してみた。
あれ、少しセンターからは離れいるが、獲物がひっかかっている。横糸の粘着球にひっついてしまったようだ。
どうしてこの獲物を食べようとしないのだろう。小さすぎて問題にしていないのだろうか。
それともストックしているのだろうか。
周辺をよく見ているとコガネグモのネットの真前面に別のクモがネットを張ろうとしていた。
これは許されるのだろうか。度量の広い主はこれを許しているのだろうか。
さらに周辺をよく見ると、同じネット内に白いものつけた小さな小さなクモが数匹ネットを張ろうとしている。
これは誰だ?ひょっとしてコガネグモの赤ちゃん!?
まだまだコガネグモの「ふしぎ!?」は続くのだった。
▼昨日はさらには私自身の自由研究がらみで楽しみがあった。
それはファラデーラボでかがくカフェ 「地震と防災のかがく」があったのだ。
觜本 格さん(かがく教育研究所長)の話は何度聞いても興味深いものだった。
考えてみると私の「動く大地の物語」は、昔からいつも觜本さんの道先案内で展開してきた。
浅学で理解力の劣る私はいつも「シロウト質問」繰り返してきた。それにもかかわらずいつも觜本さんはていねいに応答をしてくれた。
今回も豊富な資料で、「これから」に示唆的な話をいっぱい聞いた。
アリガタイ!!
今年の私自身の「自由研究」のテーマのひとつ
◆新・「大地の動きをさぐる」
の参考にしたい。次回は淡路島へフィールドワークである。楽しみである。
▼ファラデーラボから帰り、どうしても「あれ」が気になったので家のすぐ近くではあるが車をとめた。
そうあの「飛び跳ねる魚」を見に行ったのである。
もう薄暗くなっていた。しかし、確かに一昨日よりははげしくジャンプしていた。
やっぱり時間だ!!朝、昼 見に行ったときはそうではなかった。
だから夕方きまった時間に飛び上がっているのだ。「眠る前に夕食をとっている」はほんとうだろうか?
この「ふしぎ!?」もつづく…。
今年の私の「自由研究」テーマは
◆「大賀ハス開花の観察研究」
◆「ヒガンバナの研究」
◆「人間と金属の歴史~水銀・鉄を中心として~」
◆新・「大地の動きをさぐる」
と決めているはずだった。
不器用な私に同時並行は無理とわかっていながら、やっぱり「ふしぎ!?」に出会うと追っかけずにおれなくなってしまう。やっぱりこれも病気のようなものだ。
かくなるうえはしかたない。あらたな対処方法を思考してみよう。
それぞれの「ふしぎ!?」をバラバラに考えるのでなく、それらをつなぎ合わせながら考えてみよう。
「自然」はツナガッテイル!!
のだから
きっと「ふしぎ!?」もツナガッテイルはずだ。
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