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新・「自由研究」のすすめ試論(56)

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<今年の雄しべは花びらと一緒に落ちなかった!!>

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<幸いほぼ回収できた第5大賀ハスの雄しべを数えてみると 271本も!!>

▼「大賀ハスばっかり病」から少し脱出しようと思った。
しかし、どうしても私には気がかりなことがひとつ残っていた。昨年度まで繰り返してやってきた作業に「雄しべの本数を数える」というのがある。
 今年ももちろんやるつもりでいた。ところが今年の開花した大賀ハスは花びらと一緒に落ちなかったのである。
日がずれるばかりでなく、くっついたまま枯れてしまっているのである。
かろうじて第5大賀ハスがほぼ花びらと一緒に落ちた。雨に流されて他所にいったものや、観察池に沈んでしまったものもあるかも知れないが、可能な限り回収してみた。
 それを、「タンポポの研究」であの舌状花の数を数えた方法で、黒い画用紙に10本ずつセロテープで貼りつけ数えてみた。
 なんと271本もあったのである。
 「多くの雄しべ」と「271本の雄しべ」とでは全然ちがうのである。
花とは何か?
の説得力がちがうのである。
「科学」研究のはじまりだった。
これが無手勝流の私の「研究」の流儀であった。
▼『大賀ハス開花の観察研究』は、私自身の夏休み「自由研究」のテーマのひとつであった。
そうだ、その「自由研究」を話題にする季節である。
孫娘の誕生を記念してはじめた 「理科の自由研究」の研究のページもはや5年が経過した。
 昨年の新・「自由研究」のすすめ試論(55)以来久しぶりにつづける。
 その新・「自由研究」のすすめ試論(55)の最後に私は次のように書いた。

自分にも言い聞かそう。
「ふしぎ!?」を追いかけるには
「保留する力」
「持続する力」
「つなげる力」
が必要なんだ。それを「学力」というのかも知れない。

▼今年もまずは自分自身の研究テーマを決めよう。
すぐ思いつくもの列挙してみよう。
◆「大賀ハス開花の観察研究」
 もうこれは始まっていた。
 しかし終わっていない!!
 開花の「ふしぎ!?」追い続けよう。
◆「ヒガンバナの研究」
 開花期をむかえるまでに研究の現在地をまとめておこう。
 テキスト「ヒガンバナ」の検討
 「ヒガンバナのかがく」に向けて
◆「人間と金属の歴史~水銀・鉄を中心として~」
 「丹生」を追う をすすめよう。
 「たたら製鉄」を追う
◆新・「大地の動きをさぐる」
 自分の立つ大地の生い立ちをさぐろう
 中央構造線を追う

等々である。
ああーダメだ。すぐ欲張りになってしまう。
まあいいか!!けっして完了をめざすわけではないのだから…。
▼今年の「研究」では特に心がけたいことがある。
それは、発表(報告)を射程に入れて研究をすすめることである。
私の「ふしぎ!?」を人に伝えるそれは「科学」研究のはじまりだ!!
謎解きのプロセスを伝えるこそが「ふしぎ!?」を共有することになる。
「ツタワル」ためにはそれなりの工夫、手段が必要だ。
それをいつも意識しておきたい。

9月になってどんな発表(報告)ができるか。
私自身にとっても楽しみである。

さあ、ゆっくり 急ごう!! 

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