ファラデーラボ「骨のかがく」は楽しかった!!
▼昨日は大賀ハス蓮根の植え替えから12週目、定例観察日であった。最初の花「あこがれの4日間」の三日目でもあった。三日目でやっと晴れていた。
花びらは半開きのまま状態で大きく変化していないように見えた。
変化に気づいたのはお昼前11時30ごろだった。果托のいろがどんどん緑色になっているのに気づいた。
じっと花を観察しているとついにやつが現れたのだ。蜂だ!!
やっぱりあの香りに誘われたのだろうか。
雄しべでゴソゴソして蜜をあさる。そして果托に乗って花粉を雌しべにくっつけてくれている。
やった!!ひょっとしたら間に合ったのかも知れない。
それは数日後にわかるだろう。
きっりとおきまりのように昼前には花びらがちりはじめた。
▼昨日はもうひとつ楽しみがあった。
ファラデーラボで「かがくカフェ」があったのだ。
■ テーマ 「骨のかがく」
講師 三上周治さん(京都橘大学人間発達学部教授)
こちらの方も実に面白かった。
行くなりラボの床にはツキノワグマの毛皮が横たわっていた。
ぎよっとした。
そのツキノワグマの「全身骨格ならべ」から話ははじまった。
ツキノワグマ全身骨格6セットが用意されていた。(6体分もどのように用意されたのか、その話もとても今日深い!!が)
3体分を使わせてもらって、グループに分かれ実際にならべてみた。
これは「パズル」ゲームのようであった。
ヒトの全身骨格が用意されていた。それと見比べながらパズルあわせをするのだった。
いつしか自分のからだをさわり、「その骨」を確認していた。
小学2年生対象にも実践されたことのあるというこの「遊び」=「授業」は、大人も十分楽しめるモノだった。
夢中になるあいだに気づくことがあった。
・ヒトとクマは基本的なつくり同じだ!!
・なんとうまいことできているもんだ!!
・左右対称のアタリマエ!!
授業ではヒトの「二足歩行」もでてくることがあるという。
▼後半とってもなっとくできるすごいコトバが三上さんから飛びだした。
「進化には新築はないので、全部増改築である。すべてに歴史がある!!」
そのコトバに続いて
各部分の骨の歴史の話がはじまる。
どの部分の話も面白い。男と女の骨の違いもおもしろい!!
ヒトが「二足歩行」をはじめたが故の課題もわかる。
「かがく」と日々の「くらし」とがツナガッテいく!!
いつまでも話を聞いていたい気分になった。
▼ファラデーラボから帰って、大賀ハス観察池を見に行くとまた数枚の花びらが散っていた。
しかし、残った花びらは前日よりは閉じているように見えた。
大賀ハス、ハチ、ツキノワグマ、ヒト…みんな生きものだ!!
共通しているのはなんだろう?
「種族維持」と「個体維持」うーん、なんか固いな。これではピンとこない。
それはあのツキノワグマの肋骨をならべているときに出てきた、あれだ!!
「どんな順番にならべたら…?」
「それは美しく!!…」
(子どもコトバでは「きれいにならべたらええんや!!」)
生きとし生けるものは美しい!!
「あこがれの4日間」も今日は4日目、どんな「美しさ」をみせてくれるだろう。
楽しみである。
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