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サイエンスコミュニケーター宣言(221)

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▼「雲見」は複雑系科学の典型かも知れない。刻々と姿かたちを変える雲の次なる姿かたちは予測できない。手持ちの「科学」を総動員しても確かなところは見えてこない。大気の物理学の一般則を適応しても限界がある。
地表の地形が大いに関係しているのかも知れない。また、地表における人間の営みのも無視はできない。
 ならば、科学の原点「観察」「観測」からはじめてみるのも手かも知れない。
それが、「雲見」「宇宙見物」だ!!
 そう思っているあいだに、はや1月も終わりである。
さらに ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
▼「私の理科教育史」をつづける。

【「地下茎」第28号 1984.8.25】

 この号は
●1984(昭和59) 科学教育研究協議会第31回全国研究大会(東京)
  ~自然にはたらきかける力をすべての子どものものにする自然科学の創造を~   

に参加したその報告の特集をくんでいる。
地下茎舎からは4人の者が参加した。
「お楽しみ広場」
「ナイター(入門講座)」
「分科会」
「懇親会」
等々の報告。
大会が終わってからもせっかく東京まで来たのだからと動いていた。
・「仮説社」訪問
・国立科学博物館(ちょうどブラキオザウルス展をやっていた。「ブラキオ・タッチ証明書」ももらっていた。)
・古本屋めぐり
▼特集の20ページをワクワクしながらいっきょに読んでしまった。
自分たち発行したものを読んで感動するなんて言えば、「自画自賛」「我田引水」もいいところで少し恥ずかしいが、事実はそうだった。29年の時空を越えて「面白い!!」と共感してしまうのである。
なにに感動し共感するのか。
大きく3つある。
(1) 共同吸収の有効性!!
(2) ヒューマンネットワークのすばらしさ!!
 4人は4様の拙いながらも「私の科学」を持っていた。だから同じ実験・レポートを見ても微妙にちがう受け取り方をしていた。それをその場で話しながら「共同吸収」していくから、ひとりで吸収するときの何十倍の情報として吸収できたのである。それをみんなが実感していた!!
「“共同吸収”は、単なる加法ではないようです。」と記していた。
 眠る時間も惜しんで欲しい情報を手に入れようとしていた。ふだん『理科教室』などを通して興味ある実践をやっておられる人の話を積極的に聞きにいこうとしていた。あつかましく今後、サークル誌交換などの情報交換をお願いしたところも多数あった。ヒューマンネットワークの輪をどんどん拡げようとしていた。
 30年近く経った今もそのころのヒューマンネットワークは健在である。うれしいかぎりだ!!
▼3つ目は、「我田引水」の極みだが、そのころの私たちの動きが
(3) きわめてTwitter的(「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」「アクティブ」)だ!!
 Twitter的なんて極々最近に言い出したこと。しかし
その6つのキーワード、ひとつひとつあてはめてみるとピッタリとくるのである。
ひょっとするとTwitter的は不易な法則かも知れない。


 

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