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サイエンスコミュニケーター宣言(202)

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▼昨夜は上弦の月を撮った!!自分でもわかった、これはもう例の「ばっかり病」を発症していることが。「月ばっかり病」である。その日の月のことが気になってしかたなかった。Facebookであの空の写真のプロ・武田康男さんが撮ったみごとな上弦の月をみせてもらった。【理科の部屋】では、これまでにも中村敏弘さんに昼間の月をいっぱい見せてもらってきた。これはまるで【月空の連帯】だ!!
 どこで見る月も同じ月を見ているのである。このアタリマエの事実!!考えてみるとスゴイこと!!
これを暦に使い、くらしと結びつけるとはなんという知恵だ!!
これぞ超一級の「科学の方法」と言えば我田引水が過ぎるのだろうか。
▼「ばっかり病」「ゆっくり病」「グズグス病」の繰り返し、それが「私の理科教育史」。
つづける。
【「地下茎」第10号 1982.6.20】
発行日がこだわりの15日でなくなっている。
やや失速ぎみだったのだろうか。それは少し巻頭言にもあらわれていた。
◆「子どもがみえる」ということ
授業でも悪戦苦闘を繰り返していたようだ。
実はそれは、そのころだけではない。それから30年経た今も恥ずかしながらまったく同じことを繰り返しているのである。その度に再確認にしてきた。きっと「これから」も…。
「子どもは最高の指導書!!」
▼[本の紹介]で
◆「自然の観察」(熊沢文雄著 新生出版 1982.4.20)
をとりあげている。そこにA君とクワガタ採りにいったときのことを書いている。今も昨日のことように思いだす。
完全に私は生徒をやっていた。
 この本、本棚からひっぱり出してきたパラパラと読んでみた。あまりに面白いのでついつい引き込まれていった。
「自然は最高の教科書!!」
「子どもは最高の指導書!!」
がみごとに具現化していた。「ではどうするのか」もていねいに語られている。
これぜひ復刻して欲しいな。そう言えば、この夏、著者と出会ったんだ。ミーハーの私としてはサインもらっておくんだったと悔やむな。(^_^;)
▼このころの「ばっかり病」に「植物の世界」があるようだ。
◆「植物の世界~光と水をもとめての生活を~」
を書き始めている。これは後に「理科教室」の原稿になり、翌年の「たのしくわかる授業テキスト集」(『理科教室』)の『植物の世界』になるのだった。
「テキスタイル」化にもはまっていた時期でもあった。
それはまるで吸収したものを完全消化するまでの蠕動運動を繰り返しているようなものであった。

今日は冬至だ。どこから陽が昇ってくるのかしっかり「記録」しておきたいものだ!!
夕方でかけるから、月は撮れるかな?

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