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本日、第18回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼10月最後の日のヒガンバナは、「葉の季節」を謳歌していた。野の草花は枯れ光を独り占めできる季節に入ってきたわけだ。それは決して定点観測地だけではなかった。
 そんな季節になって私のヒガンバナの「ふしぎ!?」は消えたわけでない。保留をしているだけだ、ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うヒガンバナ研究はまだまだつづくのである。
▼11月がスタートした。
11月は【理科の部屋】誕生月である。それにちなんでということもあり、11月のオンライン「寅の日」は「理科教育」に関連する文章に集中して読むことにした。本日はその第1回目である。全体では第18回目になる。
◆第18回オンライン「寅の日」
●「研究的態度の養成」(青空文庫より)
▼読み出すと、まず驚くのが書かれていることがきわめて今日的であることだ。
この文章のねらいをいちばん最初に書いている。

理科教授につき教師の最も注意してほしいと思うことは児童の研究的態度を養成することである。与えられた知識を覚えるだけではその効は極めて少ない。
 
 この文章が雑誌『理科教育』(大正七年十月)に書かれたもののようだ。つまりは当時の理科教師に向けられたエールだったことから考えると納得できる。
 寅彦はこのなかで「研究的態度育成」のためにふたつの提言を行っている。
ひとつは
これには最も必要なことは児童に盛んに質問させることである。何の疑問も起さないのは恥だという風に、訓練することが必要である。そうして児童の質問に対して教師のとるべき態度について二つの場合があると思う。その一は児童の質問に答うることの出来なかった場合である。その二は教師がよく知って答え得る場合である。
 
である。この提言につづけてそれぞれの場合の具体的対応策にまで言及してくれている。ありがたい限りである。
 もうひとつの提言はこうだ。
それから小学校では少し無理かも知らないが、科学の教え方に時々歴史的の色彩を加味するのも有益である。勿論科学全体の綜合的歴史はとても教えることは出来ないが、ある事項に関する歴史でよろしい。たとえば…

 こちらの提言についても具体例をあげてくれている。
さらには危惧することまであげてくれいるのである。
ただ一つ児童に誤解を起させてはならぬ事がある。それは新しい研究という事はいくらも出来るが、しかしそれをするには現在の知識の終点を究めた後でなければ、手が出せないという事をよく呑み込まさないと、従来の知識を無視して無闇(むやみ)に突飛(とっぴ)な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。この種の人は正式の教育を受けない独創的気分の勝った人に往々見受ける事で甚だ惜しむべき事である。とにかく簡単なことについて歴史的に教えることも幾分加味した方が有益だと確信するのである。
 
▼寅彦の提言が94年の時空を超えて響いてくる。この提言に21世紀の今、どう応答をかえすことができるだろうか。しばし考えてみることはこれからの理科教育を考えるうえであながちムダではないだろう。
 11月のオンライン「寅の日」を契機に、こらからの理科教育を論じ合える場ができてくればいいなと思っている。
オンライン「寅の日」から発展したオフライン「寅の日」と呼べるようなものができること強く願っている。
願っているだけでは歩をすすめることなどできない。
ゆっくり ゆっくり と急ごう!!

 10月最期の月が曇っていてとらえることができなかった。そのかわり今朝起きてから11月最初の月をとらえてみた。もう真ん丸ではなかった。確かに時間は過ぎて行っているようだ!!
カレンダーをめくった。
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