「花の季節」から「葉の季節」へ!! #higanbana
▼今朝起きて外に出た。冷たい風が吹き東の空には細くなった月と金星が「こぶしひとつ」まで近づいていた。
そうだ、間違いなく「時間」が過ぎて「季節」はシフトとしていっているのだ。
ヒガンバナのもつ「時計」の「ふしぎ!?」も保留のままだが、そんなこと関係なくヒガンバナの季節も移行しようとしていた。「花の季節」から「葉の季節」へと。
▼定点観測地の「引っ越し組」の花茎の足元をじっくりと見てみた。これまではザックリと「ハミズ ハナミズ」(葉見ず 花見ず)と思っていた。しかしよく見ると事実はそうでもなさそうだ。
たしかにひとつは萎れかけた花の花茎の足元から葉が伸びてきている。これは同じ球根から葉がのびてきているのだろう。それは納得できる。
ところが少し離れたところから葉が伸びてきているのである。この葉はまちがいなく別の球根のものだろう。
▼これはどういうことだろう。
花茎を伸ばさなかったつまり花を咲かすことのなかった球根は、もう早々と来年に向けて栄養生産・貯蔵活動に入っているのではないだろうか。
では、なぜ今年は花茎を伸ばさなかったのだろう?
それはあのようにスルスルと一日に数㎝以上の花茎を伸ばし花開くそれだけのエネルギーの貯蓄はまだと判断したためだろうか。
どれだけのエネルギーが必要ということが、ヒガンバナは知っているのだろうか。
量的変化が質的変化をもたらす。花茎か葉かの「臨界点」はどこにあるのだろうか。
▼考えてみたら「ふしぎ!?」は重なりつづくばかりである。
本当の観察はこれからだ。
ヒガンバナの「科学」の本格化もこれからである。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
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