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シロバナヒガンバナの「ふしぎ!?」はどこまで(2) #higanbana

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▼白い花と言えば、同じ東の石垣の草むらの覆うようにしてヘクソカズラ(ヤイトバナ)がまだ蔓をのばし咲いていた。夏休み前からであるからずいぶんながく咲いていることになる。最初の頃に咲いたものはすでに実になっているというのに、今なお元気なやつがいっぱいいるのだ。
▼シロバナヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことを続ける。
 以前に入学したばかりの中学一年生に、私の「ふしぎ!?」を問うてみた。
そのなかにこんなのがあった。
「チューリップは、同じ球根なのに、なぜ色が違うのか。家のチューリップを見て、同じ色がないのから不思議に思った。」 
 なるほどと思った。言われてみれば不思議なことだ。
 シロバナヒガンバナの「ふしぎ!?」を追う話も、もう少し肉眼だけでは観察できない話になっていく。
シロヒガンバナの誕生について大先達の松江幸雄先生は『日本のひがんばな』(松江幸雄著 文化出版局 1990 )のなかで次のように言った。

 次にシロバナヒガンバナ(2n=5V+12I)は、ショウキランの配偶子5V+1Iと、コヒガンバナの配偶子11Iによって生じた、自然雑種であることがわかっている。ところがコヒガンバナは中国のみ産する種であり、シロバナヒガンバナは九州地方に半自生状態で生えている種で、中国には自生しているという報告がないことなど、今後の研究課題として残る問題である。(同書 P58より)

全国を駆け巡りヒガンバナの「ふしぎ!?」追いかけ、誰よりもヒガンバナのことについて知っておられただろう松江先生がこう言われているのだから、1990年の段階ではシロバナヒガンバナ誕生の「ふしぎ!?」は「今後の研究課題だったんだと思われる。
▼その8年後出版された栗田子郎先生の名著『ヒガンバナ博物誌』(栗田子郎著 研成社 1998.9.1なおこの本の内容の一部がネットでも読めるようにしてくださっている。)にも当然そのことは書かれていました。おおよそヒガンバナのことでこの本に触れられていないことはないですので。
 多数のビガンバナ属の核型分析を通して、この研究をすすめておられる。(同書P144より)
◆栗田子郎「ヒガンバナ属の核型の変化と進化」
などもくわしくわかりやすい。
▼とは言っても、ここまでくると浅学な私ではなかなか一挙に理解するまでにいたらない。
何度も繰り返し読ませてもらい少しずつ頭を整理していく。
少し寝かせる必要もありそうだ。
 ただ今言えることは、シロバナヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことは、どうやら
・ヒガンバナはいつどこからやって来たのか?
・ほんとうにヒガンバナの種子はできないのか?
・まれにもできた「種子」いったいなに?
などの究極の「ふしぎ!?」とつながっていきそうな予感がする。

これもまた ゆっくりゆっくり急ごう!!

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