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新・「自由研究」のすすめ試論(44)

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▼「アンタなにしてんるんや」
「最近よう見かけるな」
「いあ、はあ、あの写真を撮らせてもらおうと思って…」
「ふーん?なんでや?」
「トンボのこと研究しようと思って…」
「それは、また暇なこと言うとるな」
「見たら年とっとるのに我々トンボのことあんまり知らんのか」
「はあ、よう見かけはしてきたけど、あんまり…」
「失礼なやつやな。ながいつきあいやのにか?」
「はあ、すんません」
「いろいろ教えて欲しいんですけど」
「何をや?」
「そうしてとまってはるとき、なんでハネをひろげてはるのか?」
「ハネのひろげかたになんか意味あるのかとか…」
「まあ、それは追々にな…」
「まあ、今日はじっとしとったるさけ、そのヘタクソな写真撮れや」
そのハグロトンボは10分ちかくそこにとまったままでいてくれた。
「ミミズの身になってミミズをみる」という名言をはいたのは故延原肇先生だった。
 また、それがきわめて有効な自然観察の方法であり、太古以来の我々が引き継いできた活用すべき知恵であると指摘したのは庄司和晃氏だった。(『全面教育学入門』「伝承的知恵と科学」)
 自由研究の「観察」にも、この方法を使おうというのが私の主張だ。
ハグロトンボの身になってハグロトンボをみていたら、「ふしぎ!?」に答えてくれるかも知れない。
▼第九大賀ハスが開花第一日目のようだ。
これも同じだ!
大賀ハスの身になって、大賀ハスみていたらこれまでの「ふしぎ!?」が解けるかも知れない。
試してみよう。
そうだ、もうひとつあったクマムシだ。昨年は、我が家の庭にもちゃんとクマムシがいることが確認できた。
今年の自由研究ではぜひとも顕微鏡での動画を撮りたいものだと思っている。
クマムシの身になってクマムシみつけようとしたら、発見のスピードアップになるかもしれない。
やってみよう!!
▼今年の自由研究の特徴として、情報発信を前提とする自由研究をよびかけたい。
同時に私自身もこころがけたい。
情報発信を前提とすることにより、研究のまとめ方やすすめ方もずいぶん変わってくるのである。
そもそも「研究」は、「ふしぎ!?」を共有するために行うのであるから、アタリマエのこと。

さあ、今朝もあいつのもとに出かけてみよう。
今日は曇り空だ。あいつの機嫌はどうだろ?雨降りの前は忙しいのかな?

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