新・「自由研究」のすすめ試論(41)
▼第8大賀ハス開花二日目であった。何度見ても開花していくハスを見ているとほんと感動してしまうのである。この第8については、ずっと観察を続けているわけにはいかない、限られた時間しか観察できない。朝の7時過ぎまでと午後に帰宅してからだけである。この花がとりわけ豪華に見えるのは、花托の上の雌しべが20もあるせいかもしれない。あの独特の香りも強いように感じた。この後の観察ができなかったのがとても残念である。
雨が降るまでに虫たちはやってきたのだろうか…。
▼自分の自由研究を進めながら、試論の方もすすめる。
同じようなことを繰り返すが、いちばん言いたいことだから。
●理科の自由研究が、「科学」をすべての人が楽しむきっかけに
●「科学」をすべての家庭に、「自由研究」はそのチャンス!!
今こそ、「科学」がすべての人のためのものであることを認識しよう。
▼デジカメやネット等は「自由研究」を共愉的に楽しむのにすぐれた道具であり、環境である。しかし、それはあくまで可能性であり、意欲的意識的にそれらを活用していかなければ、寧ろ安易な方向に逆行する可能性すらある。
▼「科学リテラシー」なんて待っていても与えられることはない。
自ら学びとっていくものだ。それも楽しみながらでなければ身につくわけがない。
「自由研究」で一生道具を手に入れよう。
茶の間で、音楽や映画を語り合うように、「科学」を話題にしよう!!
今日は近くで開花三日目の開閉を観察できる。
何を見るだろう。「ふしぎ!?」が楽しませてくれるかな。
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コメント
「科学」をすべての人が楽しむきっかけに
という言葉、とても共感します。
自由研究というと、小中学生が夏休みに苦労してやるもの、というイメージが強いので、もっともっと楽しんで欲しいですね。
投稿: 大人の自由研究 | 2012/07/06 09:23
自由研究というか、教科書にない中身を自分で調べて勉強するというのは、必要なことだと思います。だから、強制されてでも、やらないといけないとも思います。
あとは、自由研究にかぎらず、勉強が楽しいということを体感してもらう工夫が必要ですね。まちがっても「将来こまるからね」「お金をかせぐため」に勉強しちゃあだめですよね。勉強は好きだからやるじゃないと。
ところで、いつも気になるのですが、楠田さんよりちょっと上の世代は「試論」をよくつかいます。「論」でいいじゃないですか。堂々と。試をつけるのは、なぜなんでしょうね?
投稿: 渡部義弥 | 2012/07/06 18:31
大人の自由研究さん
共感のコメントありがとうございます。
大人の自由研究のための情報が欲しいと思っているところです。
またいろいろ情報教えてください。
投稿: 楠田 純一 | 2012/07/06 19:22
渡部さんコメントありがとうございます。
まあ、私たちの側から言うとまずは「授業」ということになると思います。中学校程度の「授業」でも、それをどのようにつなげて考えることができるかで、ずいちがった見え方してきます。
自由研究も同じようなところがあって、既成概念にとらわれることなく自由に発想できれば、けっこう面白いことができますね。
「試論」ですね。2年前にお会いしたときもそう言ってくださったですね。
そのときはうれしかったです。なんなのでしょうね。
「試」をつけることによってあらかじめ予防線張っているのかな。人はわからないですが、私の場合は自信のなさの表れかも知れないですね。ちょっとした「クセ」かもしれないですね。
投稿: 楠田 純一 | 2012/07/06 19:34