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本日、第7回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼やっぱり大賀ハスは開花三日目であったようだ。朝出かけるときは、まだ半開きだったものが帰宅して見に行くと午後でも閉じずに開きっぱなしになっていた。降り続く雨の影響だろうか。
それにしても「ふしぎ!?」だ。4日間だけ開閉を繰り返す、どんなからくりになっているだろう。
今年は、最初の大賀ハス開花から60年になるという。世代がかわってもこの開花のルールは変わらず律儀に繰り返してきた。どこにこのからくりの秘密がかくされているのだろう。「ふしぎ!?」だ!!
▼今日は第7回オンライン「寅の日」である。
第6回に引き続き「ルクレチウスと科学」を読んでいる。
何度となく暗礁に乗り上げる。もう断念しようかと思いつつ、しばらくしてまた気を取り直しちびりちびりと続けている。少しずつ読み方が変わってきた。
最初は『宇宙をつくるものアトム』(ルクレチウス著 国分一太郎編 少年少女科学名著全集 国土社 1965.3.25)を最初に読んでおいてから、寅彦の文章を読んでいたが、今は寅彦の各巻の紹介文章を先に読んでおいてから、『物の本質について』(ルクレーティウス著 樋口勝彦訳 岩波文庫 1961.8.25)を読むようになってきた。
 それにしても、はっきり言って私には難解すぎる。
▼このパターンでもあきらめそうになると、寅彦の後記を読むようにしている。
そうするとこんな文章に出会う。

  現代の科学がルクレチウスだけで進められようとは思われない。しかしルクレチウスなしにいかなる科学の部門でも未知の領域に一歩も踏み出すことは困難であろう。
寅彦がそこまで言うのだからと、また挑戦してみるのだ。 私にとっては次なる文章もまたヒントとはげみになるのである。
 今かりに現代科学者が科学者として持つべき要素として三つのものを抽出する。一つはルクレチウス的直観能力の要素であってこれをLと名づける。次は数理的分析の能力でこれをSと名づける。第三は器械的実験によって現象を系統化し、帰納する能力である。これをKと名づける。今もしこの三つの能力が測定の可能な量であると仮定すれば、LSKの三つのものを座標として、三次元の八分一(オクタント)空間を考え、その空間の中の種々の領域に種々の科学者を配当する事ができるであろう。

さらに続けてこうだ。

 誤解のないために繰り返して言う。ルクレチウスのみでは科学は成立しない。しかしまたルクレチウスなしには科学はなんら本質的なる進展を遂げ得ない。  私は科学の学生がただいたずらにL軸の上にのみ進む事を戒めたく思うと同時に、また科学教育に従事する権威者があまりにSK面の中にのみ学生を拘束して、L軸の方向に飛翔(ひしょうせん)とする翼を盲目的に切断せざらん事を切望するものである。

▼6月いっぱいは、読み続けてみようと思う。
少しだけ他の人が読むとどのように思うのだろう。そのことが知りたくなってきた、オンラインでももちろんのことだが、オフラインでも顔をつきあわせて聞いてみたい。
 幸い明日、いろんな部門の先達たちに出会う機会がある。少し話題にしてみようと思う。

雨だとあきらめていたのに、晴れてきた。
大賀ハス開花4日目の観察に向かおう。


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