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大賀ハスが咲いた!! #oogahasu

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▼大賀一郎博士が1951年に検見川で「大賀ハス」の発見をして今年で61年目。その種子を発芽処理して翌年1952年の夏はじめて開花した。だから今年は「大賀ハス」開花60周年になるんだ。この60年のあいだに全国でどれほど多くの大賀ハスが開花しただろう。私のささやかな観察池では7つ目になる大賀ハスが昨日開花した。
2008年 発芽処理
2009年 ひとつ開花 5つの種子を採取
2010年 開花しなかった。
2011年 4つが開花 23粒の種子を採取
2012年 現在のところ4つの花芽がたっている 
 今年は、ひとつは6/19に開花した。だから昨日開花したのは第7番目ということになる。
「あこがれの4日間」のはじまりだった。
▼大賀ハスは早起きだ。3時半頃から花弁がうごきはじめた。そして5時55分ごろ花の中心部がぱっくりと口をあけた。ここは瞬間だった。たしかに開花音伝説を生むのも納得させるものだった。
ここからはまるで生きもの(動物の)がごとく花弁が開いて行く。
スローにスローに。
中心部の花托、花托のステージ14の雌しべ、まわりに多数の雄しべ、昨年はこの本数をすべて標本にして数えた。今年も挑戦してみようかな。
▼これまでの観察から、私はいくつかの「ふしぎ!?」を研究していた。
ひとつは、この花びらが開いて行くときルール、システムに関する研究だ。
仮説をたてていた。
・花びらは螺旋的に順次開いて行く。閉じるときはその逆に閉じる。
昨年の観察でほぼ確信を持っていた。
昨日の観察では、いっきょにというのが目立って、ちょっと確信がゆらぎだした。
これからもっと入念な観察が必要だ。
今年は、もっと確かめたいことがいくつか出てきた。
・開花の時に出される「香り」の正体はなにか。そして、その作用は?
・虫たちと開花の関係。
・特に今年は蜘蛛が目立つ。蜘蛛はなぜここにいるのか。
どれもが関連する「ふしぎ!?」かも知れない。
▼午後の一時頃にはほぼ元の姿にもどっていた。
何枚の写真を撮っただろう。夥しい量の写真をふたつのカメラで撮りまくった。
この「記録」方法。「記録」したものをどのように有効活用していくか。
これも今年の大賀ハス研究の課題だ。

今朝の天気を心配していたが、あの金星も見えていた。
そして今、日が射しだしした。今日で2012年前半が終了だ。
さあ、第二日目の観察に向かおう。

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