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新・「自由研究」のすすめ試論(39)

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▼一年と数ヶ月ぶりに、校庭の朝の散策を再開した。コースもまったく同じで歩いてみることにした。坂道の石ころも林の木々も驚くばかり同じだった。ゆたかに季節をくりかえしていた。
 少しお目当てのものがあった。フェンスの向こう側にみつけていたホタルブクロだ、ひょっとしたらもう盛りをすぎているかもと少し心配だった。そんなことはなかった、そればかりでなく範囲を拡大してあの姿をみせてくれていた。
うれしいかぎりである。
▼夏休みの「自由研究」のことが話題になる季節である。
新・「自由研究」のすすめ試論の方も久しぶりに再開する。
久しぶりなので、これまでを少し整理して、「現在地」を確認しておく。
まず子どもたちの自由研究については「アカソナキヤ方式」を呼びかけていた。

 タリマエ を当たり前として流さずに
 ンガエテミルト けっこう「ふしぎ!?」なことはいっぱいある。 
 ウイエバ そのこと教科書に、本に、Webにあったような。
ントクナク でいい。その「ふしぎ!?」に予想をたててみよう。
ットコウナルハズ の私の仮説をたててみよう。
ッパリ そうだったか!!となれば、これは大発見だ。

これは、今年もつづけてみよう。
▼一方、私自身を含む大人の自由研究ではつぎのように「要点」をまとめていた。
【要点1】 私の「ふしぎ!?」=等身大の「ふしぎ!?」にこだわること
【要点2】 同じ「ふしぎ!?」を追う先達に学ぶこと
【要点3】 「情報は発信するところに集まる」
【要点4】 持続・継続すること
【要点5】 研究を楽しむこと

そうだ!
蛇足もあったんだ。
【蛇足その1】大人の「自由研究」は、コンテンツよりコンテクスト重視である!!
【蛇足その2】大人の「自由研究」はヒューマンネットワークを生み出す。

▼両方に共通することがある。
それは、等身大の私の「ふしぎ!?」から出発することと「研究」を楽しむということだ。
 今年は子どもと大人の「自由研究」の連携・連動に焦点をあててみたいと思う。
「科学」を道楽的に楽しむという視点で。
道楽的にというとやっぱり寅彦である。寅彦の「研究」にも大いに学びながらすすめよう。

とここまで書いて外に出て見たら、やっとあの金星がきれいに見えていた。
ヤッパリ の「発見」だ!!

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