金環日食を10倍楽しもう!!(3)
▼消印は昭和63年(1988年)2月9日となっていた。その手紙を送ってくださったのは今は亡き鈴木清龍先生だった。その手紙には5枚の写真とともに、次のような提案が書かれていた。
簡単で安全な太陽の観察。
「小さな鏡で遠くの壁に太陽の光を反射させる。」
この写真は昨年9月23日(沖縄で金環食)の日食を仙台でみたときのもの。鏡で日食をみた。
3月18日の日食はぜひこのやり方で。
▼このごろ過去にいただいた手紙や資料の整理をしている。この手紙はそんななかでみつけた。
1988年3月18日の日食の観察をこの方法でやって鈴木先生に報告をしたのだろうか。
記憶が定かではない。「記録」も今のところみあたらない。
ただ、「日食の観察」というと必ず鏡を使った方法を想起するのは、この手紙で教えていただいたことに「はじまり」があるのだろう。
▼今回も、前回に準備した鏡を持ち出してきた。大きさは12×12㎝だ。
「鏡の大きさが数倍ちがっても、像の大きさにあまりかわらない。」と手紙にもあった。でもあまり大きすぎると鏡の形になってしまう。
適当な鏡の大きさは?
スクリーンはどこにするのが適当か。(そこまでの距離)
本番までに試行錯誤を繰り返してみたい。
そして、何度も繰り返しておこう。このアタリマエ!!
この感動!!
「スクリーンに映っているのは、太陽の像である!!だから太陽のかたち!!」
▼ここで唐突ではあるが勝手につくっている「すぐれた教材の法則」
3K1Aの法則(感動・簡単・きれい・安全)を思いだした。
平面鏡による日食の観察は、この法則にピッタリ!!なんである。
今回こそちゃんと写真も撮って、今は亡き鈴木清龍先生に24年ぶりにあの手紙の返信を書きたいな。
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