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4/23(月)は、第2回オンライン「寅の日」!!

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▼今朝は雨のようだ。しかし、昨日は晴れていて屋外での自然観察にうってつけの天気だった。「春を観察しよう」と学校周辺の自然観察に出かけた。教科書にに出ているナズナ、オオイヌノフグリ(ホシノヒトミ)、カラスノエンドウ、ヒメオドリコソウなどのチェックと一種のスケッチをするためである。
 そのとき前から気になっていたシロバナタンポポの観察もした。なんど見ても私にはめずらしいタンポポに見える。もうずいぶん以前になるが、このシロバナタンポポを追いかけているとき、四国生まれの友人が語ってくれたことがある。「私は幼い頃長い間タンポポは、白いものだと思っていた」と。
 この言葉に私はずいぶんと驚いた。黄色い花の代表であるようなタンポポが白いなんて、またそれがアタリマエなんて!!
▼私とその友人とは、ちょっと大袈裟に言えば、「タンポポ観」がちがっていたわけだ。
それはささいな一例である。だから私たちが「私たちの自然観」と言っても、それはそう簡単にひとくくりにして考えられるものでない。そんなことを「緒言」にした寺田寅彦の示唆的な文章がある。
◆寺田寅彦「日本人の自然観」(青空文庫より)
である。この文章をオンラインで多くの人と一緒に読もうというのが、第2回オンライン「寅の日」である。
4/23(月)の実施である。
私は、当日オンライン環境にない状況になる可能性が出てきた。そこであらかじめ予告もかねて読んでみようと思う。
▼「緒言」からきわめて示唆的なことを語っている。
「自然と人間」について

 われわれは通例便宜上自然と人間とを対立させ両方別々の存在のように考える。これが現代の科学的方法の長所であると同時に短所である。この両者は実は合して一つの有機体を構成しているのであって究極的には独立に切り離して考えることのできないものである。人類もあらゆる植物や動物と同様に長い長い歳月の間に自然のふところにはぐくまれてその環境に適応するように育て上げられて来たものであって、あらゆる環境の特異性はその中に育って来たものにたとえわずかでもなんらか固有の印銘を残しているであろうと思われる。

もっともベースとすべき「自然観」の表明である。
寺田が「現代の科学的方法の」というときの「現代」とは77年の時空を超えて「今」なのではないかと思う。
▼つづけて言う。

 そういうわけであるから、もし日本人の自然観という問題を考えようとするならば、まず第一に日本の自然がいかなるものであって、いかなる特徴をもっているかということを考えてみるのが順序であろうと思われる。

納得である。
我田引水で言うならば、これを学習することが、日本の理科教育の重要な役割とも言えるのではないだろうか。

<つづく>

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