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ウィームシャースト起電機を見た!!

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▼私には、自覚しているだけでふたつの持病がある。
「ばっかり病」と「思いついたら病」である。自覚があるといっても発症しているときは、ほんとうはそうだとわかっていないのかも知れない。後でゆっくり考えてみると、そうだったのではないかとわかる程度の自覚である。
特に後者の「思いついたら病」はそうだ。今、考えるとわかる。昨日はこの「思いついたら病」が発症していたのだ。
▼昨日は、何を思いついていたかというと、「エレキテル」である。
私には、ずっとずっとこだわりを持ち続けている教材がいくつかある。そのなかでも「ピンホールカメラ」と「エレキテル」は特別である。教材試論の方でも「ピンホールカメラ」とりあげながら、そのままになっている。気になっている、絶体に忘れているのではない。もうひとつの「エレキテル」なんて、ほったらかしにしてずいぶん時間がたっている。こだわりはじめてからだと30年近く時間が経過しているかも知れない。
▼「日本理科教育史」を追いかけるなかでも、ちらっとでてきた。気になったが、それはまた別にやろうと思い保留しておいた。そのはずだった。
 ところがそれが、疼きはじめたのである。冬で「静電気の季節」だったからであろうか。それとも1960年代の理科の「教材」は?と、教材のことをかんがえていたためだろうか。
 ともかく私は、「エレキテル」のことが頭に浮かび、あのいつか自分の目で見たいと思っていた「島津の起電機」が急に見たくなったのだ。二代目島津源蔵が若干16歳(15歳という資料もあるが今回は確かめなかった。)で、つくりあげたという「ウィームシャースト起電機」のことは話に聞いて知っていた。
▼初任のころ理科準備室にほこりをかぶってねむっていたあいつだ。ひっぱりだしてきて電気を起こして遊んだ。面白かった。もちろん授業でも使っていっしょに遊んだ。はじめてその「ふしぎ!?」であい驚き感動もした。
その元祖が京都にある。
 「思いついたら」居てもたってもいられなくなった。家を出たのは8時30分頃であった。
「島津製作所 創業記念資料館」の前に立ったのは11時30分前だった。
ちょうどお昼前だった。このまま入れば、途中でお腹がすいて集中できなかったら、せっかく来たのに「もったいない」。コンビニ寄っておにぎりを三個買って、高瀬舟の船着き場(一之船入)でそれをほおばった。
これで万全であった。あこがれの起電機に出会える。
▼創業記念館に入った。入ってすぐのところにはX線装置がおいてあった。国産初の顕微鏡も…。日本初の有人飛揚の気球の話も面白い。…
 せっかく来たのだからどれひとつとして見逃したくなかった。
写真撮影はかまわないということだったので、写真をとりまくった。
お目当ての 「ウィームシャースト起電機」は二階にあった。びっくりした!!大きいのである!!あの理科準備室でみつけたやつより、ひとまわりふたまわり大きいのである。
さすがだ!!館の人に聞いたところではいくつかのサイズのものがつくられていたようだ。
このジャンボ起電機を使ってぜひ実験をやってみたいものである。
▼館内には、それだけでない理化学機器がところ狭しと展示してある。
なつかしい実験器具がいっぱいである。いくら見ていても飽きることはない、あのワクワク気分が堪能できるのである。あのノーベル賞の田中耕一さんのコーナーもある。
「思いついたら病」も少し癒された気分で外に出たときは15時近くになっていた。
▼せっかくだから、近くのもうひとつの場所にいった。
「京都市学校歴史博物館」である。
なかなかすばらしい博物館である。京都の人々の「教育」にかける情熱を感じさせる展示の数々である。
さすが京都の教育!!である。
 私にとっての驚きは、そこだけではなかった。あの「ウィームシャースト起電機」をここでも見たのである。
それも、二台もである。理科実験をしているところの写真もある!!
館をでるとき聞いてみた。こんな「起電機」が京都にはたくさん残されているのか、と。
ここだけでも4~5台あるようだ。他のめずらしい実験機器や写真も残っているようだ。
私は、それを聞いてさらに満足した。

さて、今度はどこで発症するだろう?
この「思いついたら病」。
自分でもわかっていないあいだに発症するから困ったものだ。

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