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お薦め本 『情報の呼吸法』(津田大介著 朝日出版社)

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2011年11月20日(日)、私はサイエンスアゴラで東京・お台場にいた。そして、2時間近く至近距離(2~3m)にいて、この人が吐き出す「情報」を誰より真っ先に吸った。テーマは「検証・原発震災報道 メディアはどうリスクを捉え伝えたか」であった。彼の発言はきわめて冷静で的確だった。もっとも本質的なところをすでに見た来たような発言をした。それはソーシャルメディアを代表しての発言だった。3.11以降すぐさま「自分にできること」「自分にしかできないこと」をあきらかにして動いた。動いてきた人間の誠実さとリアリティが、彼の発する情報にはあった。
ホンモノの津田大介は予想通り魅力的な人間だった。
▼前著『Twitter社会論』において、これは後の世でTwitterとはなんであるあるかを語るときの「原典」となるだろうと感じた。このときから、私は津田大介という人のファンになった。いつかは、生のこの人にあいたいと思っていたのが実現したのが、昨年のサイエンスアゴラだったのである。
今度は、その人の新刊が出たというのである。読まないわけにはいかないだろう。
◆『情報の呼吸法』(津田大介著 朝日出版 2012.01.15)
昨日の夕方に届いた。やっぱり予想通り面白い!!いっきょに読んでしまった。
共感するところが多い。「共感する」とエラソウに言うのも恥ずかしいが。ポンコツ理科教師と今や「時の人」と、同次元で語るも変な話しであるが、それをなんなくやってしまうのもこれまた「ソーシャルメディア」のなせることとしておこう。
▼私は、Twitterをはじめて今日で、844日目になる。
ある時期から、Twitter的を強く唱えるようになった。
Twitter的=「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」
5つのキーワードをミックスしたような概念、哲学、方法をTwitter的とよんだ。それは必ずしもTwitterそのものをあらわすものでなく、ソーシャルメディア総体をさすものかも知れない。
ひょっとしたら、「未知」のメディアかもしれない。
この度、この著読みながら私は、Twitter的に、もうひとつの6番目のキーワードをつけたくなってきた。
それは、「行動」または「アクティブ」というような言葉だ。
▼目次だけを追うだけでも、この人の文脈が見えてきそうだ。
第1章 情報は行動を引き起こすためにある
第2章 情報は「人」を回路にして取り込む
第3章 情報は発信しなれば、得るものはない
第4章 ソーシャルキャピタルの時代がやってくる

「情報は発信しなければ、得るものはない」なかなかいいフレーズではないか。表紙にも使われているところを見ると、きっとお気に入りのフレーズなのだろう。
そして、それは「情報呼吸法」の最大の鉄則とみられたのだろう。
これぞ、私たちがずっと唱えてきた「情報は発信するところに集まる」ではないか。共感である!!
最後には、構築してきたソーシャルキャピタル(人間関係資本)のうまい「棚卸し」を呼びかけておられる。
 その呼びかけに応えて、私もいよいよ長年のソーシャルキャピタルの「棚卸し」の時期だ。
ゆっくり 急ぎたいと思う。


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